映画観賞価値:2900円<あらすじ>
ヘンリー(ブレントン・スウェイツ)は、過去に伝説の海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)と旅をした父のウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)の呪われた運命を、何とかしたいと考えていた。そこで海にまつわる伝説を調査したところ、呪いを解くには伝説の秘宝“ポセイドンの槍”が必要なことがわかる。その後、英国軍の水兵になったヘンリーが船に乗っていたところ、“海の死神”サラザール(ハビエル・バルデム)の襲撃に遭い……。
<感想文>
ディズニーランドのあのアトラクションを題材にした思いつき映画が
なんと
なななんと5作目。
笑います。
驚きです。
1作目公開当初はこんなに大ヒットするとは思わなかったでしょう。
これも一重にジョニー・デップ扮する「キャプテン・ジャック・スパロウ」のキャラクターと
毎度毎度魅せてくれるアツい展開、笑えるジョークのお陰でしょう。
で、この本作ですが、実は過去4作品すべて観ていないと分からないところが多々あり
しっかりとした続編であることが分かります。
観る前に、めんどくさいですが必ず過去4作品を観ていただきたいと思います。
さて、そんな過去4作品ですが、私は以下のように捉えています。
1作目:呪われた海賊たち
→すごいテンポの良い神作品。何度見ても笑えて、ドキドキして、爽快な一作。
2作目:デッドマンズ・チェスト
→最強の敵:デイヴィ・ジョーンズが最大の魅力。新要素盛り沢山で、目まぐるしい回。
2部作の前篇として最高の終わり方をしたことに拍手を送りたい。
3作目:ワールド・エンド
→前半の意味不明な展開や、テンポ悪すぎて長すぎるところは気に食わないが、壮大さはシリーズトップ。最高のクライマックスにシビれちゃうぜ。
4作目:生命の泉
→なんで作ったのか謎。新敵:黒ひげの強さも過去の敵に比べたら微妙。展開こそ、それなりに楽しめましたが、どうも新キャラが全員魅力がなくて萎えた1作。
で、今作はなかなかの良作です。
いや、傑作です。
本作を観て感じたことは
以下の3点。
①[過去最高にふざけている大規模なジョークの連続]
これには拍手です。おそらくシリーズで一番ふざけてます。
きっと、久しぶりだから気合入ったんでしょう。中には無茶苦茶すぎてこちらが苦笑いしてしまうシーンも多々あり。
ただ、あのふざけた船長が帰ってきたって感じがしてうれしかったです。
②[過去最高にグッとくるドラマティックなクライマックス]
これは観た方なら誰もが「そうだそうだ」と語りたくなるところではないでしょうか。
実は今作最大の魅力です。見せ場です。今作は、ギャグやスペクタクルだけでなく、ドラマティックです。
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、あのキャラの最後の表情、セリフにはどんな思いが詰まっていたのか…と鑑賞後に友だちや恋人と話すだけで30分は盛り上がります。
あの演出はセコい。泣いちゃうよね、ホント。
③[場を盛り上げる印象的なBGMの数々]
パイレーツシリーズはどの作品も楽曲がとてもよく、耳に残る曲が多いのですが
今作は過去作に使われた曲を見事にアレンジしていたりして、よりファンとしては喜びが強かったです。
あぁ、これはサントラ買いかなぁ…。
ということで、これまた初見バイバイな本作ですが…
更に言うとテンポはそんなに良くなく、長く感じるのですが
結局飽きさせない展開は続くので
「いやぁ、映画観たわ。」という満足感に満たれるのは間違いありません。
この夏一番に見ごたえのある作品になるのではないでしょうか。
アクションはそれこそこの先に控えているスパイダーマンやトランスフォーマー、ワンダーウーマンの方が上でしょうが
ストーリー含めて見ごたえのある作品はコレかもしれません。
ちなみに原題のサブタイトル「deadmen tell no tales」(死人に口なし)は
タイトルが出るタイミング的にそのままの方が良かったんじゃないかなぁ…と思ってます。
ん?続編?
あるんじゃないでしょうか。最後まで観てみてください。
続編、ありそうです。
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