アムロ大尉のブロマガ

パッセンジャー

2017/03/25 01:41 投稿

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映画観賞価値:2000円

<あらすじ>
近未来、5,000人を乗せた豪華宇宙船アヴァロン号が、人々の移住地に向かうべく地球を出発。到着までの120年、冬眠装置で眠る乗客のうちエンジニアのジム(クリス・プラット)と作家のオーロラ(ジェニファー・ローレンス)だけが、予定より90年も早く目覚めてしまう。絶望的な状況を打破しようとする二人は、次第に思いを寄せ合うものの、予期せぬ困難が立ちはだかり……。

<感想文>
CG技術が発達した今、まさに宇宙を題材にした映画の黄金期であるように感じます。
「ゼロ・グラビティ」にせよ
「オデッセイ」にせよ
近年の宇宙をテーマとした作品で、なおかつ登場人物が少ない作品の良作っぷりと言ったら半端ではありません。
登場人物が少ない=一人ひとりの心情を丁寧に描くことができるという利点があるので、映像だけでなく、どの作品にも「厚」が出てくるのだろうなと思います。

さて、そんな中颯爽と現れた本作。
登場人物は予告編で観る限り2人。「お、これは良作の予感!」と迷わず劇場に足を運びました。


やっぱり登場人物の少ない宇宙モノは良作ですわ。
素晴らしかったです。


何が素晴らしいって
【驚くほど観客を引き込む展開とドラマ】
【観客を飲み込む怒涛のノンストップクライマックス】

この2点に尽きます。

本作は、惑星間移動中に、目的地到着の90年前に何故か冬眠から主人公が目覚めてしまうというアクシデントから始まるわけですが上記2点の魅力のおかげで、2時間没頭して観ていられます。
決して「あっという間」とは感じません。テンポが良いわけでもありません。
ただ、「映画を観たな。」という満足感と充実感はお約束できます。
ではでは、本作を良作に仕立て上げた魅力2点について、詳しく解説しておきます。


最大の魅力①
【驚くほど観客を引き込む展開とドラマ】
この作品も例外なく、登場人物の心情表現が豊かです。場面や心情に見事にマッチしているBGMが用意されており、より登場人物に感情移入しやすくなっています。
また、場面の切り替わるタイミングが絶妙。登場人物が過ごした体感時間と、場面の時間が一致するレベルで観ていて心地よいタイミングが図られています。スゴイ。
そして何より、ドラマ性の高さ。
登場人物が2人になることにより、男女のラブロマンスだけでなく、男女間の不信感や信頼、選択するときの迷いや苦しみ、共に生きる喜びなど、様々な感情を描いてくれています。人間の関係づくりの複雑さや、人間の心の深さなどを考えさせられる演出に拍手です。

最大の魅力②
【観客を飲み込む怒涛のノンストップクライマックス】
何といっても本作はクライマックスが凄いんです!ネタバレになるので詳しくは紹介しませんが、とにかく息を飲んで観てしまいます。
そこまで圧巻のクライマックスに仕上がったのは、素晴らしいBGMと、こちらの気持ちを煽る素晴らしいカメラワーク。そして何よりジェニファー・ローレンスの迫真の演技のおかげです。
彼女の演技の凄さは、観客を見事に自分と重なるような臨場感ある生の演技ができるところだと改めて感じました。
スゲェ。
このクライマックスは、ジェニファー演じる女性の登場人物:オーロラに感情移入することで最高潮に達します。ご覧になる方は是非とも、素直にオーロラに感情移入させて本作を観てほしいと思います。


ということでべた褒めですが、唯一にして最大の難点は「終わり方」です。
この終わり方、決して悪くはないけれど、おそらく賛否両論です。
私自身は予想と違って面白かった半面、やはりこう終わってほしかった…という思いが溢れてしまい、ついつい終わり方について友人と話し込んでしまいました。

映画が終わった後に「あの終わり方、どうよ?」なんて話ができるのも、本作の魅力かも。
これは劇場に、誰かと一緒に観てほしい良作です。

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