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ダークソウル考察「ダークソウル(暗い魂)とは、人間性とは何か」

2019/10/14 16:27 投稿

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ダークソウル3で一番気になるのは、火継ぎとは何か。
ダークソウル2で一番気になるのは、王とは何か。
それではダークソウル1で一番気になるのは?

「ダークソウル(暗い魂)とは何か」

わざわざタイトルにしたからには、そこに直接的なメッセージが込められているはず。
タイトルから先に決めたにしろ、タイトルは後に決めたにしろ、他の様々な要素を押しのけてのこのタイトルである。すごく重要な要素なのに「火」とか「火継ぎ」がタイトルにならず、「闇の魂」という劇中でほとんどその名前すら出ないようなものが堂々とタイトルになっているのだ。
そこには何らかの意味があるはず。

デモンズソウルは、最初から「デーモンをなんとかする」という明確な目的があった。
そしてデーモンを倒した時にご褒美として手に入るのが「デモンズソウル」であった。
ではダークソウルは?
「ダークソウル」は物語の中心にもなければ、手に入れることが出来るものですらない。

いや、それが間違いなのか。
ダークソウル1は火継ぎの物語だと思っていた。
それが、間違いであるとするならば。
あくまで物語の中心が「ダークソウル」であるとするならば。

闇の魂を持つのは、やはり人間だろう。
ダークソウル=人間性という説もある。
この物語は「人間性」の物語。
さらに言うなら「人間の性(さが)」「人間の心の闇」の物語。

だからこそ。
火継ぎエンドの他に、闇の王エンドが用意されている。
光を選ぶか闇を選ぶか。それはプレイヤー次第だと言わんばかりに。

しかし、それでは、闇の王エンドが正当なエンディングということか?
火継ぎエンドでは闇っぽい要素は全然出てこない?
火継ぎエンドはダークソウルではないのか?

ダクソ1の目玉となる要素に、「死んだら亡者になる」「人間性を捧げれば生者に戻る」というものがある。
どこの誰とも知らない人間の「人間性」を拾って(あるいは奪って)持ち帰り、それを火にくべて“自分だけのうのうと”生者に戻り、また探検に出る。
これがダークソウルの基本ルーティーンだとするならば。
なるほど確かにこれは、「人間の心の闇」の物語ではなかろうか。

マルチ要素も、見方を変えれば「人間性」の奪い合いだ。
青ニートも言っている。
「人間性は拾ってくるか、聖職者の連中みたいにお互いを召喚して馴れ合って手に入れる」と。
このゲームはいかにして人間性をゲットして、生者として勝ち進むか。
そういうテーマがあるのではないだろうか。
亡者に比べ、生者はじつに特典モリモリで、HPも確保できるし見た目もいいし、メッセージも読めるし、白霊も呼べる。
ずっと生者でプレイしてくださいと言わんばかりだ。(人間性はそれなりに手に入れるのが大変だというのに)

人間性を手に入れるために「醜く争ったり」「馴れ合ったり」。そのどちらも実に人間らしい。その人間の業(ごう)とも言えるものこそが人間性であり、ダークソウルである。

と、すれば。


「ダークソウルDLCとは何だったのか」

深淵の主マヌスは元人間。
深淵に飲まれたウーラシール、そこに巣食う化物ども。
そのどちらもが「人間性の暴走によって“ああなっている”」とするならば。
「人間性の暴走」を特定の専門用語ではなく、その言葉通り「彼らの人間としての性が暴走した」というふうに読み直すのであれば。

人間は「その心が持つ業(ごう)」によって自分の都を滅ぼし、そして「その心に相応しい見た目」になって彷徨うという罪を受けたことになる。

あれ?似たような話をどこかで聞いた気がする。
そうそう、ダクソ3の罪の都だ。
あれも確か「罪の炎」が空から降ってきて、都が滅んだ。
同じなのか。
罪の炎が何なのかというのはさして重要ではなく。
重要なのは、人間が「自分たちの業によって自滅した」ということ。

ダークソウル、人間性とは人間の業。

思い返してみると、ダクソ2でもダクソ3でもその手の話には事欠かない。
やたら国や人は自滅してるし、人間性の醜い奪い合いというのであれば、その最たるものが「輪の都の王たちを殺してダークソウルを集めようとするゲール」なんて、あるいはつまりそれそのものではないか。
そしてそのゲールを殺してダークソウルを手に入れるプレイヤーが、醜い争いの、ダークソウル争奪戦の最終勝利者にして最もダークソウルに近い者である。

ああ、ちょっと興奮していきなり核心まで話してしまった。
ゆっくりそこに向かおうと思ったのに。

今回は細かい世界観設定についての考察ではない。
「なぜこのゲームはダークソウルという名前なのか」という考察だった。
なんとなく、ダークソウル1から3に至るまでの共通点とか、なぜ3があれで終わったのかとか、そういうことに自分なりの結論がつけられたのではないかと思う。

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