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つばさの党の黒川敦彦氏らが選挙妨害の疑いで逮捕 憲法の目的である個人の尊厳の観点からこの件を解説

2024/05/21 19:40 投稿

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つばさの党の代表である黒川敦彦氏など3人が、先日の東京15区の補選で選挙妨害を行った疑いとして逮捕された。

つばさの党の黒川敦彦代表・根本良輔元候補ら3人逮捕 東京15区補選、演説妨害疑い - 日本経済新聞 (nikkei.com)


私は1年ちょっと前までは黒川氏とは個人的な付き合いがあったし、氏の選挙の応援演説(5年ほど前)や、Youtube番組にもでたことがある。
黒川氏と私は国際秘密結社権力と米国による日本管理の体制を変革する観点で共通していたからだ。

その時は、まだ選挙妨害は行っていなかった。


しかし、その後、参政党などに選挙妨害を行うようになり、その後N党に、今回の東京15区補選では多くの政党に対して選挙妨害を行った。


その結果として、今回の悪質な選挙妨害を行った疑いにより逮捕に至った。


黒川氏たちの言い分としては、

言論の自由の範囲で行っている活動で違法性はない、

とのことらしい。


しかし私も含めて世間の多くはそうは考えておらず、今回の逮捕にいたるわけである。


彼らの述べる言論の自由と、憲法に照らし合わせた言論の自由はどう違うのか。

そのことについて、「日本国憲法の目的」の観点から考えてみたい。


個人の尊厳の実現(万人の人格の自由を保障すること)が憲法の目的である。

主流の憲法学のモデル


「個人の尊厳」を導出するまでのモデル。下図の④が個人の尊厳の意味。

(拙著『フリーメイソン最上層部により隠されてきた民主主義の真の原理』より転載


人格とは、物事の真偽と善悪を判断する理性をもった主体、という意味だ。


日本国憲法はその「人格を最高価値」とすることで、言論の自由を保障している。


では、ある人格の自由と別の人格の自由がぶつかった場合はどのように調整するのか。


憲法の目的に即して考えれば、どちらの人格を保護することが

「万人の人格の自由を保障する」という憲法の目的に適っているか、ということになる。


選挙を妨害する自由と、選挙を妨害されない自由。


その両者を比較した場合、選挙活動を妨害されない自由の方が、

万人の人格(より多くの人格)の保障の目的に即しているという事である。

様々な映像を見れば、つばさの党の行ってきた言論の自由の活動は、他の政党が選挙演説や活動を行うことを著しく妨害していることは明らかだ。

そのため今回のつばさの党が行った選挙活動を妨害する自由は、憲法の目的の観点から規制をされなければならない。


黒川氏には、今回の逮捕をきっかけに選挙妨害をやめ、真っ当な政治活動に戻るようになってほしい。


今回の選挙妨害の件をふまえて、現状の公職選挙法を厳しくすることになりそうな気配である。


注意しなければならないのは、正当な言論活動、選挙活動さえも制限するような改悪は行わせてはならないことだ。


現在の公職選挙法には、悪質なものもある。

例えば、高額の供託金の拠出など。


選挙・投票という制度は民主主義の根幹にかかわる。


この制度の欠陥を改善させ、国民の声がより反映されるようにしていかなければ、真の民主主義を実現する事はできない。

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(記事終了)


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