27日に経済アナリストの森永卓郎教授が膵臓ガンであることを公表した。
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「年収300万円時代―」森永卓郎氏ステージ4膵臓がん公表「今日から抗がん剤治療を受けます」(日刊スポーツ)
https://news.yahoo.co.jp/.../d10f2f89c120c510af4be2ea353c...
森永氏は日本のエコノミストの中で、タブーなく権力を批判し
庶民の立場にたつ貴重な存在だ。
例えば、エコノミストのリチャード・ヴェルナー氏が述べた
日銀の窓口指導による意図的な80年代の日本の不動産バブルの創造と崩壊説についても、
自身の銀行業務の実体験から肯定する以下のような貴重な発言をしている。
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森永卓郎&カレルヴァンウォルフレン著
『年収300万円時代 日本人のための幸福論』 ダイヤモンド社 2005年
P90より以下転載
(森永氏の発言)
リチャード・ヴェルナーという人が『円の支配者』という本に書いていて、
実はなくなったといわれていたバブル期にも窓口指導が存在したというんです。
つまり日本銀行は各銀行にどれだけ融資を伸ばしていけばいいかというのを、
昔は指導していたわけです。
最近はなくなったというのが定説だったものの、ちゃんと存在していて、
融資の枠を「これだけあげますよ」と銀行を指導した。
日本の場合は枠を全部使わないと次の時に切られちゃうので、銀行は日銀が示した目いっぱいの融資をしようとするんです。
それで使い道がない融資の伸び分を日銀に指示され、銀行はそれを使うために不動産融資に乗り込んでいって、バブルになった。
こんなふうにヴェルナーがいうわけです。
最初、私は信じられなかったものの、その後、銀行で融資をやっていた人たちに当時の状況を聞きにいくと、彼の指摘どおりの証言が得られる。
だから明らかに日本銀行はバブルが起こるような金融政策をとったんです。
(転載終了)
これは、日本の失われた30年を作る始まりとなった80年代の不動産バブルが
日銀(プリンス派閥)の窓口指導による意図的な金融操作であった、
と述べる勇気のある発言である。
また最近では、消費税の減税を否定や緊縮政策を強硬に推進する財務省の理論に洗脳される日本の政治の実態を描いた、『ザイム真理教』を著している。
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このように日銀や財務省などの権力の暴走に、
エコノミストとしての適切な経済知識から真実を指摘し、
国民のための政策を提言出来る貴重なエコノミストなのである。
森永卓郎氏の体調の回復を願っています。
日銀や財務省が森永氏が指摘するような国民の利益に反する行動をとるのは、
次のような政治経済の体制が作られているためだ。
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上記図の仕組みを知りたい方は以下の本をお読みください。
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(記事終了)
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