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マルクスもケインズも触れなかった
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(本文)
前回の政治経済思想理論では、民主の原理を以下の3つの図解モデルを連動させながら
図解思考を用いて説明した。
<リンク>「隠された民主主義の原理」を、新しく各概念のモデル化を行い、図形思考で解説
・民主主義の原理の目的達成の図
・民主主義の原理を構成する諸権利の図(上記の目的達成の図と連動させて作成)
・民主主義の原理を構成する諸概念の図(上記の2つの図の、目的達成の図と、諸権利の図を連動させて作成)
今回は、前回の続きで、民主の原理の諸権利のモデルが拡大した時の諸概念のモデル図
を掲載する。
これにより、民主の原理の諸概念の流れは完結することになる。
目的と現状認識を行い、方向性を意識化した段階の各モデル図は以下のようになる。
・上記図は民主主義の方向性と手段 (民主主義の原理の目的達成の図から)
・上記図は民主主義の方向性と手段(民主主義の原理を構成する諸権利の図から)
・上記図は民主主義の方向性と手段(民主主義の原理を構成する諸概念の図から)
今回、解説する民主の原理の諸権利の拡大が達成した時の、諸概念との関係図は
以下のようになる。
自由、平等、友愛、真理の諸権利の相互発展の結果、諸概念の共有部分(中央部分の赤い円)
が同時に拡大する。
つまり中央部分の赤い矢印による民主の諸権利の拡大と同時に、
民主の諸概念の共有部分の拡大という形になり
自由、平等、友愛、真理の諸概念は黒い矢印の方向に移動する。
(上記の「民主主義の目的と真理の相互発展の図」と比較)
これによって自由、平等、友愛、真理の共有部分が拡大する。
この共有部分の拡大は、目的(自由、平等、友愛の相互規制)に
基づきながら、現実(真理)に基づいて民主の諸権利を拡大させていく事を表している。
歴史を見れば、
自由(行いたいことをする営み)は、表現の自由(権力者への不敬罪の撤廃など)
学問の自由、思想良心の自由、移動の自由、など様々な自由の拡大をもたらしてきた
平等(他者と同じ)は、奴隷制、性別、財産、人種、同性愛などの差別の撤廃や
社会権(社会保障)の拡大などをおこなってきた
友愛(人類愛)は、人類全体に自由、平等に基づく基本的人権を与えていこうとする
世界人権宣言の理念の世界的普及などが行われてきた。
真理(ほんとうのこと)は、メディアの発展、インターネットの情報革命
様々な科学技術の発展などにより、人類の社会と自然に対する認識と
生活レベルを向上させた
これらは、自由、平等、友愛、真理の諸概念の相互規制と相互発展の原理に
基づいて発展してきた諸権利の拡大の結果である。
それらの権利の拡大は、自由、平等、友愛、真理の諸権利と諸概念の融合によって
もたらされたものであり、どれか一つの概念によっては形成されないものである。
例えば、実質的な法の下の平等の権利は、平等(他者と同じ)の概念だけでは形成されない。
自由(平等な自由)と友愛(人間に与える権利)と真理(現実)と結びつくことで形成される
権利なのである。
つまり諸概念の共用部分の拡大と、諸権利の拡大は、同時に起こることが
図解をすることによって明らかになった。
この一連の流れにより、民主の原理は完結する。
しかし、この原理を無意識化して機能させなくする方法を
フリーメーソン・イルミナティー・ユダヤ系国際銀行財閥は
学問を通じて行ってきたと推測する。
(資本主義経済では信用創造のシステムと影響力を経済学によって
無意識化してきたが、その仕組みはリチャード・ヴェルナー氏によって
2003年に解明された)
この原理が無意識化されるモデルは以下のようになる。
・無意識化される民主の原理の目的達成のモデル
・分裂する民主の原理の諸権利のモデル
この結果、以下のような分裂した民主の諸権利を操作する仕組みが創られてきたのである。
日米欧の民主政治の問題点の詳しい解説はこちらの本をお読みください。
↓
<リンク>頂いた書評の一覧 『世界を騙し続けた[詐欺]経済学原論』 『洗脳政治学原論』
日米欧の現存の以下のような体制を
次のような体制に変革しなければならない。
■動画での解説
<リンク>天野統康氏「人類を自在に操作したマネー権力の魔術」ワールドフォーラム2014年10月
<リンク>天野統康氏「世界を騙し続けた【詐欺 経済学】【洗脳 政治学】を越えて」出版記念講演ワールドフォーラム2016年5月
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