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(本文)
「個人の尊厳の実現を目的にした民主主義の隠された原理」
を、今までの説明に加え、新しい図を用いて図形思考で解説する。
何故、民主主義の基本的な諸権利である自由、平等、友愛、真理が
「統合した図」で表せるのか?
また、その諸権利が「分裂した図」で表せるのか?
まず、民主主義の基本的な概念として、自由、平等、友愛がある。
これは民主主義には
「人は生まれながらに自由で平等である」
という基本前提が掲げられているためだ。
人類が守るべきものとして発せられた世界人権宣言も、欧州憲法も
日本国憲法も、米国憲法も、この理念に基づいて作られている。
そのために民主主義においては自由と平等と友愛(人類愛)の権利が必然的に発生する。
しかしその諸権利の意味(概念)は、以下の図のように独立して存在するものである。
自由も、平等も、友愛も、各概念だけでは、
個人の尊厳の実現を表すものにはならない。
前述した
「人は生まれながらに自由で平等である」
という言葉によって、個人の尊厳の実現の達成した状態を
表すことができる。
この言葉に従い、自由、平等、友愛の各概念の図を交わらせると
以下のような図になる。
上記図では自由の概念の範囲が、友愛と平等によって規制されている。
また平等の概念の範囲も、自由と友愛によって規制されている。
また友愛の概念の範囲も、自由と平等によって規制されている。
自由だけでは弱肉強食の社会になり封建的な社会になってしまう。
(極端な自由競争社会。労働条件が著しく悪化した19世紀のイギリス、現在の米国など)
また平等だけでは、髪型や服装まで全てが同じに強制され、全体主義的になってしまう。
(極端な強権に基づく社会。文化大革命の時の中国、ポルポト政権、現在の北朝鮮など)
また友愛だけでは、人類愛に基づいた自由や平等を侵害する行為が正当化されてしまう。
(カルトによる人権侵害など。かってのキリスト教の異端審問、イスラム原理主義など)
以下の図のように自由、平等、友愛の相互規制のモデルは、
誰もが支配されない個人の尊厳が認められた状態を表している。
以上のように図解することで自由、平等、友愛の各概念が相互規制しあう
統合されたモデルを創ることが可能になる。
この「諸概念の関係図」から、現実の自由、平等、友愛の「諸権利」は創られているのだ。
そして、この状態を民主主義の目的とするなら、以下のような図が可能になる。
そして目的が発生するならば、以下のように現状認識の図が創られる。
ここまでは以前の説明の通りだ。
<参考リンク>フリーメーソンのシンボルマークの種明かし 自由、平等、友愛と真理の融合
このモデルの現状認識とは、目的から見た真理(ほんとうのこと)である。
そのために、目的(自由、平等、友愛の相互規制)と、現状認識(真理)の
各概念の関係を表すモデルは以下のような図になる。
上記図では、自由、平等、友愛の相互規制に対して、真理の概念が加わることによって、
さらに各概念の範囲が狭まっていることを表している。
理想の権利状態と現実で認められている権利状態は違うというリアリズムで
みた権利の範囲である。
自由、平等、友愛と真理の相互規制の図については以下を参照。
、
さらに、目的と現状が存在するならば、目的を実現しようとする方向性がうまれる。
これが民主の原理の方向性である。
その方向性を各概念の相互規制の図で表すと以下のようになる。
民主主義の方向性と手段について表した図は以下を参考。
以上により、民主の原理が自由、平等、友愛、真理の統合モデルによって
表されることを、新しく各概念の範囲を表すモデルを用いて解説した。
この統合モデルが、「民主の原理」であるが、この原理は一般人には
教えないようにフリーメーソンイルミナティー国際銀行権力によって巧みに
隠されてきたと推測する。
この原理を教えないことで、人々の意識から諸概念と諸権利の分裂が生じるためである。
目的を無意識化されれば、統合モデルであった、自由、平等、友愛の相互規制の関係は
分裂する。
また現状認識という真理は無くなる。
また方向性も存在しなくなり、手段である選挙と議会が目的となり、勝つことだけが
至上命題になる。
また各権利を、自らの恣意的な考えで用いるようになるので、
権利の対立が起こる。
これが、分裂した諸権利のモデルである。
その分裂した諸権利を、無意識化された真理の権利を用いて国際銀行権力は操作する。
これが普遍的な人権と、民主主義を掲げる社会において国際銀行権力の
支配に誘導されていく社会のモデルである。
フリーメーソンと自由、平等、友愛を表した図
フリーメーソンのシンボルマーク コンパスは真理を、直角定規は道徳を表している。
フリーメーソンの道徳は、自由、平等、友愛。
以上で、自由、平等、友愛、真理の諸概念を図解することにより
民主主義の諸権利を統合するモデルと、分裂するモデルを
創ることが可能であることを解説した。
日米欧の民主政治の問題点の詳しい解説はこちらの本をお読みください。
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<リンク>頂いた書評の一覧 『世界を騙し続けた[詐欺]経済学原論』 『洗脳政治学原論』
日米欧の現存の以下のような体制を
次のような体制に変革しなければならない。
■動画での解説
<リンク>天野統康氏「人類を自在に操作したマネー権力の魔術」ワールドフォーラム2014年10月
<リンク>天野統康氏「世界を騙し続けた【詐欺 経済学】【洗脳 政治学】を越えて」出版記念講演ワールドフォーラム2016年5月
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