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TPPによる農業への影響はゼロである

2015/10/07 13:39 投稿

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ちょっと前回の補足を。

前回サンマの乱獲によるマクロ経済の影響はゼロと書いたんだけど、これ実はちょっと間違っていたんだよね。つまり記事では1匹50円のサンマを中国や台湾が獲ってしまうと価格が下がって採算ラインを割り損をするので、日本に輸出しないといけなくなると。そして日本はその割安なサンマを手にすることが出来るので得をするんだと書いたんだけど、実際には得をするんじゃないんだよね。

どういうことかというと、1匹50円のサンマを中国や台湾が獲った場合、価格が下がるのでそれを日本に輸出しないと損をするんだけど、実は日本も中国や台湾がサンマを獲ったせいで、国内のサンマ価格が60円とか70円とかに高騰することで経済的な損が出ているんだよね。

でもその時サンマがダブついている中国から輸入が出来るようになると、価格が本来の価格である50円に向けて均衡していくようになる。すると日本も適正価格で買えるようになるので損がなくなるし、中国側も価格が元に戻るので同じく損失を回避できる。

よって中国や台湾がサンマを獲りまくったとしても、日本経済には影響が出ないという結論が導かれることになると。こういう感じで良いかな。まあ一応前回の記事は修正しておきましたが。

TPP交渉が大筋合意 コメ輸入枠7万8400トン

http://news.nicovideo.jp/watch/nw1828540?news_ref=top_latest

ということで前回の訂正終わり。ところで自分が今まで書いてきたような考え方、つまりどのような規制や利権の手段を用いようが、全ての物やサービスは本質的な価値価格へと修正されていくという考え方を前提とすると、TPPを導入しようがしまいが、結論は変わらないということになるんだね。

<TPP大筋合意>消費者「安い方がいい」 価格影響不透明

http://mainichi.jp/shimen/news/20151006dde041020024000c.html

というのも竹中平蔵や伊藤元重のような使えない経済学者共は、関税がかかっているせいで物の値段が不当に高くなっていて、消費者余剰が減り生産者余剰が増えているのだと、そして自由貿易を展開すればその需給の不均衡が解消されるので、物が安くなって経済に良い影響が出るなどと言っているのだが、でも何度も書いているように物の値段が高くなっているということは、同時に自身の価格競争力を削いでいるということなので、関税をいくらとって不当に価格を吊り上げていようとも、最終的には価格は物の本来あるべき価格へと戻っていくはずだ。

よっていくら関税を取ったところでそもそも日本の産業が保護されることにはなっていなかったし、インフレの影響を除いてはマクロ経済への影響はないということになる。だからTPPを導入したからと言って、日本の農家が打撃を被ったり全滅したりすることもないということだね。よく日本の米が高いとか豚肉が高いとか言われて、やれ利権だなんだと言われていたんだけど、これって実は関税や保護貿易の影響ではなくて、単純に価値の高さから来てたものなんだよね。

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