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才能論とHOモデル

2015/03/13 10:36 投稿

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前回の続き。

「努力は必ず報われる」は日本だけ?  日本は「努力社会」、ドイツは「才能社会」

http://student.mynavi.jp/freshers/column/2015/03/1503111630.html

持って生まれた素質とか才能といったものは、きっとあるに違いないんだよね。
例えば背が高い人はバスケやバレーボールで成功しやすいから才能があるといえるし、競馬だと血統のいい馬は走る可能性が高いしね。松坂牛や神戸牛が美味しいのも生産者の努力もさることながら、牛達がきっと美味しい肉になる才能を持って生まれてきたからに違いない。

羽生善治氏と井山裕太氏 将棋と囲碁の天才2人が「8冠対談」

http://www.news-postseven.com/archives/20150202_301156.html

でも才能というものが、そういう限られた人にしか与えられないものとは思えないんだよね。
というのもほとんど全ての世界では、色んな人が活躍するための門戸が開かれているからだ。
例えばバスケだったら背が低くても3点シュートを決めれば活躍できるし、野球だってパワーがなくてもヒットが打てたり足が速ければ活躍できるでしょ。将棋だって居飛車をする人もいれば振り飛車をする人もいるし、終盤が得意な人や序盤が得意な人がいる。

そういう風に社会で支持を集めるものというものは、色んな個性を持つ人が平等に活躍できるように作られているんだよね。だから才能というのは一般的に考えられている以上に、もっと広く与えられているものだし、先天的なものがなくても活躍できるように、社会は上手く出来ているに違いないんだ。

それに比較生産費説の話からすると、先天的な才能のみで優位が決まるといった発想は、否定されてるはずなんだよね。つまりヘクシャーとオリーンは国が何に比較優位を持つかは、国がどの生産要素を沢山持っているかによって決まると説いた。例えばこの説によれば国土に広大な森があれば林業が栄えるし、石油が出れば石油輸出が盛んになる。そして人口が多ければ労働集約型産業が流行ることになる。

でも現実に考えてみると、必ずしもそれが当てはまるとはいえないよね。というのも日本は森が沢山あるけど林業は廃れているし、アメリカは石油も出るし人口も多いけれども、製造業や資本集約型産業が栄えている。

それは教育や技術の発展という後天的要素が、国土が広いとか石油が出るといった先天的要素を上回ったことを示しているんだよね。すなわち国家の才能が、努力によってカバーされているんだ。

1万時間の法則はウソ? 20時間で新しいスキルを習得する方法とは

http://ddnavi.com/news/211299/

ではもって生まれた才能を埋められる努力とは何だろう。まず自分が思うのは時間の使い方と効率性かな。プロになるのに1万時間とあるけれども、記事のように効率性を重視して行えば必要時間は短縮されるだろうし、余暇の使い方も意識すれば練習時間も捻出できるに違いない。

この点時間の使い方に関して言えば、出来る人はきっとオンとオフの切り替えが悪いんじゃないのかな。よくオンとオフを切り替えようとか、仕事とプライベートをきっちり分けようとか言うけれども、それではプロになるための1万時間には到底届かないだろう。それこそ家でくつろいでいる時にも、仕事のことを考え続けないといけないはずだ。



競馬でいえばサイレンススズカがそうかな。この馬は馬房内を一日中グルグル回るクセがあって、それがこの特筆すべき競争成績につながったとも言われていたんだけど、正にそれはオンとオフとの切り替えが悪かったということなんじゃないか。

そしてもう大事な事といえば、孤独になることがきっと必要なんじゃないかな。やっぱり人と交流すればその分時間を取られてしまうし、「人に合わせないといけない」という気持ちが働くから、行動や考えを萎縮させちゃう気がするんだよね。それに人間は出ようとする杭をみると叩いてしまうものだから。周りからの有形無形の圧力から逃れるためにも、余計な関係は絶つ必要があるんじゃないか。そうすることによって、秘められた能力を開花させることができるはずなんだ。

この点競馬でよく「馬は群れで行動する動物だから、いつも他の馬と一緒にいさせないと~」的なことが言われるけれども、これも実は間違ってるんじゃないか。確かに精神的には集団行動することは良いとは思うんだけど、「相手に勝つ」という観点からすると、望ましいとは言えない気がするんだよね。


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