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移民と機械と労働者不足

2014/12/20 02:07 投稿

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前回の続き。

選挙で注目! 2つの「経済格差」解消策

http://b-chive.com/keizaikakusa-2/

経済格差が生まれた原因については、恐らく記事の通りだね。
つまり説明にもあるけれども、「ハイテク革命」や「経済のグローバル化」によって、先進国はコンピューターを始めとした先進技術によって大きな成長を遂げた一方で、グローバル化によって人間の単純労働力が安価で提供できるようになったおかげで、知恵を持たない先進国の国民がの賃金が、途上国の労働者の賃金に引きずられる形で減少していった。その結果格差が生まれたと。

しかし経済格差を解消するために移民が必要だというのは、かなり話がおかしいよね。というのも経済格差が生まれるのは、人間の間の能力差が大きいからなわけだけど、移民を入れたところで国民の能力差に変更を生じるはずもないから、経済格差は変わらないとなるはずだ。

もし経済格差を解消としたいのであれば、記事にあるように教育や職業訓練の充実をすることだろうね。つまり高度な教育やら訓練を施すことによって途上国の単純労働者には出来ない能力を身につけさせることで、人間の労働力の付加価値を高めていく。すると能力の上昇に対応して給料も上昇するので、格差が縮まっていく。

つまり記事にあるように「高い付加価値を持った労働力を呼び込み、上を落とす格差の解消形態ではなく、下から突き上げる格差の解消形態を目指す」ことが大事だということになるわけだね。

“ブラック化”進む飲食業界は○○で解決する!?

http://www.sinkan.jp/news/index_5317.html

ちなみに一般的には移民は、労働力不足との関係で出てくる話なんではなかろうか。
つまり少子化によって労働力が足りないと経済活動に支障が出るから、海外から移民を入れましょうとなる。

しかし後述するように、移民の受け入れによって労働者不足が解決することがあるとはいえ、それが経済成長をもたらすことはないと考えられるね。ということで、通常は機械やITによって解決を図るのが筋ということになるだろう。つまり人間を雇うよりも機械を導入した方が安上がりになるのであれば、労働者不足は解決されて経済効率も高まっていくことになる。

平均年収2500万円の真実は? 長野・川上村に“ブラック農業”風聞

http://www.sankei.com/affairs/news/141219/afr1412190001-n1.html

基本的に労働者不足が何故起こるかといえば、労働者の賃金が高騰しているからだよね。
本当になり手がいないわけではないんだよね。つまり1000円で雇いたいと思っていても、労働者が1500円欲しいというものだから、単に労働契約が成り立たない。その結果労働者不足になっている。

だから経営者側としては、移民をはじめとした外国人労働者に頼りたいということなんだろう。つまり所得の低い国の労働者であれば、1000円どころか800円ぐらいでも働いてくれるだろうから、それを雇えば安上がりで済むし、労働者不足も解消されるだろうとなるんだけど。

でも実際経済学に考えてみると、移民の受け入れが経済成長をもたらすとは考えづらいんだよね。というのも移民の受け入れというものは、高騰した賃金分を、日本人が手にするか外国人が手にするかの差でしかないはずなんだな。

例えば前述の労働者を1000円で雇いたいと思っているけれども、実際の労働市場の相場は時給1500円であったと考えてみようか。この時移民を受け入れずに日本人を雇った場合には差額の500円は日本人が手にすることになり、使用者側は500円のコストが余計にかかることになる。

一方移民を受け入れて労働力確保に必要な分だけ外国人を雇おうという場合、労働市場の相場が1000円に下がるまで移民の供給がなされることになる。すると結果的に1000円を日本人が500円は外国人が手にするのと同じことになる。つまり移民を受け入れようが受け入れまいが、全体的に見て500円のコスト増が発生していることに変わりはない。

そしてマクロ的に考えてみると、移民を受け入れた場合には、日本人の資産が500円分外国人に流出していることになるのに対して、移民を受け入れない場合は500円分のコスト増、つまり負債が発生していることになる。そして負債が発生しているということは、500円分の円安が進行するということであり、それは500円分の資産が海外へと流出していることを意味する。

よってこの点からも移民の受け入れの有無によって損得は発生しないことが説明されることになるんだけど、しかしながら人間を雇うか機械を使うかという局面を考えた場合には、移民の受け入れは経済の窮乏化を招いてしまうんだろうね。

というのも前述の1000円で雇いたいという場合に相場が1500円だったというケースで、外国人は900円で、機械を使えば時給換算で1400円で労働が可能だという場合を考えるとしよう。この時本当に経済効率的なのは、機械を用いることだよね。つまり日本人であろうが中国人であろうが、実際には1500円分の人件費がかかっていることには違いないんだから。だったら1400円の機械を使った方が安く上がる。

でも実際には見た目的には安いので、900外国人労働者が好んで使われてしまうということだよね。その結果機械化IT化の、正常な進化が妨げられているということだと思うんだ。

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