誰のためかはわからないグローバルリーダー養成講座(仮)

供給不足で成り立つ商法

2014/07/26 13:44 投稿

  • タグ:
  • Musicman-NET
  • NEWSポストセブン
  • 妖怪ウォッチ
  • 談合
  • 再販制度
  • 五社協定
前回の続き。

ちなみに転売厨を何とかするための具体案としては、欲しい人がいなくなるまで前売券を刷り続ければ良い。そうすれば入場券の価値が券面額を上回ることもなくなるので、自然と転売厨もいなくなる。

この点前売り券の発行枚数は、全体の何割ぐらいがいいものかな。というのも前売券というのは当日券より値引きして売られるわけだから、余りに多いと利益を得る機会が奪われるよね。一方で早めに買ってくれる人が多いということは収支の見込みも立ちやすいわけだから、企業としてはリスクを負わずに済むという事情もある。

だから限定券が刷られるかどうかは、その辺の判断ということになると思うんだけど。でもこの妖怪ウォッチの人気ぶりからすると、かなりの数字を叩きだしそうな雰囲気はあるよね。観客動員150万人ぐらい行くかな?

レコ協、音楽用CD等再販制度の弾力運用報告書を公取委に提出

http://www.musicman-net.com/business/34503.html

思うに需給のバランスが悪いからこそ成り立つ商法、作戦っていうのがあるんだよね。例えば前述の転売厨や買占めなどがそうだし、談合なんていうのもそうだろう。必要悪だったかどうかは別にして、あのような談合行為が行われていたのは、正に建設業界は大手ゼネコン4社の寡占によって供給が絞られていたからだよね。つまり入札参加者が少数だったからこそ価格取り決めの合意が容易に行えたわけで、もし入札に数十社数百社と参加していたとしたら、合意を形成するのが大変だったし、チクられるリスクも出てくるわで、なかなか難しかったに違いない。

そして記事にある再販制度なんていうのもそうだろう。一般的に再販制度は業界の既得権益だなどとアホどもがのたまう奴等が沢山いるわけだけれども、でも需給のバランスが取れている限りは、特に消費者にとってマイナスになるとは思えない。

実際に再販制度の歴史を紐解いてみると、この制度によって問題を引き起こしたものというのは、生活必需品だったんだよね。石鹸や歯磨き粉にワイシャツ……、これらは消費者はなくてはならないものだから、再販制度という形で一旦供給面に影響が出ると、心理的圧力から売り手側が優位な状況に置かれやすかったと思われる。

でも現在残っているCDや書籍においては生活必需品というほどではないし、代替物も豊富に存在しているものだから、一時的に供給が止められたとしても、消費者への影響はないと考えるべきだね。

「君、映画に出ないか」と社長に言われ俳優になった松方弘樹

http://www.news-postseven.com/archives/20140721_265924.html

そして映画の五社協定というのも、きっと供給の増加とともに成り立たなくなった商法、作戦なんだよね。つまり談合で説明したように、映画界においても大映やら東映やら日活やらといった映画会社が世の中の娯楽分野をほぼ独占していたから、引き抜かないようにという合意が成り立ったわけで、一旦テレビに押されて供給が過剰になると自然消滅してしまった。

ではこの五社協定という制度が映画業界の寿命を縮めてしまったという可能性は、あるんだろうか。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事