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賃上げと法人税減税と貿易赤字 その2

2014/02/25 03:40 投稿

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  • 法人税のパラドックス
前回の続き。



では次の法人税減税についての話を。
何度か説明した通り技術の向上というものは、対外的な関係で行うものであります。つまり対外的関係においては技術力を高めることで国際競争力が高まり、国益に資するのに対して、対内的な関係においては相対的な順位を決めるだけなので、技術の向上という要素の重要度は下がってくる。

同様に法人税減税においても似たようなことが言えるだろう。法人税を下げると国際競争力が高まるので対外的には有利になる一方で、国内関係においては法人税を下げたとしても競争力とは関係が無いので、本来ならばメリットは起こりえないはずである。基本的に日本人を相手に商売をする限りは、何パーセントだろうが一緒なんだからね。

むしろ法人税を下げることで国内的なデメリットが起こる可能性がある。例えば法人税を下げれば世のサラリーマンが全員会社を興すために、勤め先を辞めてしまうかもしれないし、法人税減税によって税収が下がれば逆に財政を圧迫するので、経済が縮小することも考えられる。

この点法人税のパラドックスという言葉があるんだね。つまり法人税を下げれば本来なら税収が下がるところ、殆どの国においては減税したところ逆に税収が増えたという現象のことだけれども、これが起きる原因については、以下の理由が考えられる。

まず1つは外需の割合が大きいことである。つまり前述のように法人税減税は対外的な関係において効果を発揮するので、外需の割合が大きければ大きいほど、メリットが大きくなる。
だからそれらの国にとっては法人税減税によって国際競争力が高まることになるので、結果として経済が発展して税収が増えていく。

この点日本は外需の割合が小さいので、そのメリットを享受することはないと思われると。そして2つ目は法人税減税や同時に行われた課税対象の拡大によって、資産市場への逃避が進んだ可能性である。つまり法人税が減税されると国民の負担も増えることになるわけだけれども、みんな負担が増えるのは嫌なので、株や不動産などを購入して損失をヘッジしようとする結果、株屋や不動産屋の利益が増えて、法人税も増えていくと。この点単純に課税範囲が拡大されて結果的に増税になったので、法人税が増えましたというような、単純な図式ではないだろう。人間おいそれと増税に応じるわけがない以上、何らかの手段を講じて租税を回避しようとしてくる。

ということを考えると、単純に法人税の引き下げというのは効果がないと思われますが、上念はアホなので、よくわかっていませんと。ということで法人税減税のお話終わり。では最後の貿易赤字の話について。上念のアホが、貿易赤字というのは必ずしも悪いわけではないと動画言っているけれども、これは珍しく間違っていなかったな。

ちなみに説明するならば経済の発展によって、輸出することが割に会わなくなってくるからだね。この点国際収支の発展段階説というものがあるんだね。

http://m-words.jp/w/E59BBDE99A9BE58F8EE694AFE799BAE5B195E6AEB5E99A8EE8AAAC.html

一般的に国の経済というものは、価値の低いものから高いものへと生産内容が変わってくるんだね。つまり中国などを見てもわかるように、途上国においては農業をしたり、工場を作って単純労働的な組み立てのような簡単で単価のやっすい仕事に従事させたりするわけだけど、でもある程度経済が成長してくると、インフレが起こったり労働者の賃金が上がったりするので、そういう単価の安い仕事をさせても利益に見合わなくなってくる。

だって同じ物を安く作れる国は沢山あるんだからね。中国みたいに経済発展してる国で作らなくても、北朝鮮やアフリカで作らせた方が儲かるでしょとなる。だからそういう段階を迎えてしまったら、通常は生産する商品のグレードアップが行われることになる。例えば100円の物を作っていたけれども、これからは1000円の物を作ろうとか、安い農産物を作っていたけれどもこれからは高級品を作ろうとなる。そうやって品質と価格の高いものを作っていけば、その商品で上がる利益から人件費が賄えるようになるので、また国の経済は国際競争力を持つようになる。

そのようにして、商品の高品質化と高価格化が行われるわけだけれども、でもある程度の段階を踏むようになると、自国で商品を生産すること自体が割に合わなくなってくる。つまり人件費が高くなりすぎたんで、何作っても費用には見合いませんとなる。

そうなってしまったら今度は他国を経済的に支配する段階になるわけだね。つまり他国に工場を作って現地の人を働かせて、そこから上がる収益で経済を回すようになってくる。そしてこれを国際収支的に説明するならば、輸出するものはなく一方的に輸入に頼る状態なので、貿易は赤字になるけれども、他国を経済的に支配しているので所得収支が大幅になる、「成熟した債権国」の段階ということになる(urlの説明でいうところの(5))。

だからもし日本がその状態にあるというのであれば、経済的に健全なのであり、何ら問題はないということになる。しかしながら何故貿易赤字になったかと考えた場合、その原因は原発が停止したせいで天然ガスを輸入したせいである。本来なら必要のないものを輸入して無駄に金を浪費しているのにも関わらず、その赤字が健全だろうという話は、絶対に有り得ないはずである。

でも上念はアホなので、よくわかっていませんと。ということで3つの説明ようやく終わり。まあ書き終わった感想を言うならば、どいつもこいつもアホばっかりだということだな。使えないくせに、何も知らんくせに、みんな口だけは達者なんだ。

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