誰のためかはわからないグローバルリーダー養成講座(仮)

デフレの正体と不況の原因

2013/12/25 23:27 投稿

  • タグ:
  • 経済
  • デフレ
  • 失われた20年
「デフレという名のインフレが進行していた」
これが失われた20年の正しい評価だと思われる。



景気回復のためと称して金利を下げ市中にカネをバラ撒けば、投資意欲が高まると同時にカネの価値が薄まって物の値段が上がるはずだというのが、一般的に教科書に書いている事項と思われる。

しかしながら日本においてはゼロ金利を継続して「物の値段が上がりそう」という時に、「店側でコストカットの努力をする」や「安い中国産に切り替える」などの対応を採って製品価格を据え置こうとしたために、本来ならばインフレになる局面で、デフレになってしまった。つまり金融の緊縮は起きてはいなかったのである。

この点消費者物価指数という指標自体がデタラメであった。本来正しい物価の動向を知りたいのであれば、調査の条件をそろえるべきである。例えばリンゴであればこの品質のリンゴを調べて、流通の際にはトラックはこのような経路を通って、トラックにはこのような燃料を詰めて走らせて、その際運転手の給料は月額幾らで固定で……、更にはリンゴ農家はこのような栽培方法をして、農薬や肥料はこの品種のものを使い続けて、従業員や農家にはこれぐらいの給料を払ってと、全ての細部に至るまで条件をそろえた上で物価の経年変化を調べるのが、本来は正しい調査方法のはずである。

しかしながら現行の消費者物価指数においてはそのような調査方法は取られてはおらず、しかも対象物に対しての定義やインフレに対しての店や農家などの対応自体がバラバラであるがために、正しい指標にはなっていない。例えばリンゴが5%のインフレ圧力を受けているという場ことを考えた場合、100円のリンゴが105円にするA店を消費者物価の調査対象にした場合は消費者物価指数は5%上昇ということになるが、コストカットの努力をして価格を100円に据え置いたB店をサンプルに取った場合には0%、更には100円のリンゴの仕入れを止めて中国から80円のリンゴを仕入れたC店をサンプル場合にしたには消費者物価はー20%と、3通りの結果が出ることになるのである。

つまり人間の値上げに対しての対応がバラバラであり調査方法により様々な数字が出る可能性がある以上、消費者物価指数というものは、そもそも指標としての正確性を有していなかったのである。にも関わらずどの経済学者も「デフレは悪でインフレは善である」という考えから脱却できなかったために、この20年以上迷走ばかりが続けられていたというのが、現在に至るまでの日本経済に対しての評価であると思われる。

コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事