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「国を守る」の定義について

2013/11/27 05:51 投稿

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いよいよ秘密保護法案が、衆議院を通過してしまいましたね。もしこれが成立すると防衛、外交についての秘密をバラした者が極刑に処せられてしまうわけですけど、果たしてこれで日本は良い方向に進むんですかね。

確かに与党や保守層、ネトウヨさんなどの右巻きの方々のように、国防や外交に関しての事項は国にとっての重大秘密であって、漏洩行為を処罰しないと国は守れないという意見には一理はある、でもその「秘密を守るシステム」とやらが、彼等の都合の良いように運営運用される保証はないよね。

例えばsengoku38の件を考えてみようか。当時の民主党政権は中国船の領土侵犯及び海上保安庁の船への衝突行為を「国家秘密」として公表したわけだよね。だから今回の秘密保護法案が成立すれば、sengoku38のようにビデオを流出させる行為は同法違反となり、懲役10年に処せられることになる。

では自民党や日本維新の会の皆さん、あるいは右翼団体やネトウヨの皆さん達は、もしそうなった時にその結果を承服出来るんですかね? どうせ彼等のことですから、そういう事実が秘密扱いになれば「売国行為」といって左巻き政権を非難し、噛み付いてくるでしょうけど、でも元を辿れば、そういう秘密指定が出来る法律を成立させ賞賛したのは、貴方達だからね? 自分達で法律作成に関与しておきながら、自分達が思うように法律が適用されないと言って文句を垂れるのは、単なるワガママでしかないと思うんですけど、皆さんにそのような意識はあるんですかね?

だからこの件でわかることは「国を守る」という定義は、人により多種多様であるということなのかな。つまりマスコミからすれば秘密保護法案に反対して報道の自由を確保することこそが「国を守る」なのであり、安倍政権からすれば外交防衛に関しての秘密を守ることが「国を守る」であると。更には民主党政権からすれば中国政府との衝突をクローズアップさせないことが「国を守る」なのであり、ネトウヨさん達は「外交防衛の秘密を守れ」と声高に叫びながらも、その民主党政権の対応を見るや「そんなのを秘密にするのはおかしいニダ」とゴネて、ダブルスタンダードをしていると。

登院停止となったけど、アントニオ猪木議員にも、彼なりの「国を守る」という概念があったに違いないよね。確かに世間は彼を「売国奴」と言うのかもしれない。でも実は国同士の関係を進展させることは、むしろ「国を守る」ことにつながるんじゃないか。だって相手と仲良くなれば相手の敵意も減るんだから、それだけ日本にとって脅威が減るわけでしょ? 

だから本来はアントニオ猪木議員がやるようなことは、日本政府が積極的に行わないといけないことなんだよね。でも当時の小泉政権が、彼等を悪とレッテル貼りして関係を断絶してしまった結果、却って国家の脅威が増してしまい、その事態の収拾に動いた猪木議員が売国奴として糾弾されていると。あの、「圧力をかければ北朝鮮が態度を軟化させるだろう」とか言う人いるけど、本当に嫌いだと思ったら、幾ら圧力をかけられても拒否するものは拒否するからね? だって人間誰でも嫌いなヤツから助けてもらいたくはないんだし。そういう意味では、北朝鮮政策についてはやり方を間違えた可能性が高いんじゃないのかな。

ちなみに猪木議員の登院停止30日というのは、処分的にはどうなんですかね。一般的には除名の次に重いとは言われてますけど、でも人によっては「謝れ」と言われることの方が苦痛だと思う人もいるでしょうから。厳しいようで軽い処分なのかなとも思ったりしたんだけど。


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