誰のためかはわからないグローバルリーダー養成講座(仮)

東京五輪の経済効果

2013/09/09 02:34 投稿

  • タグ:
  • 毎日新聞
  • 時事通信社
  • NEWSポストセブン

いやー五輪開催決まってよかったですね。一時は汚染水問題で日本が不利だとかマドリード有利などとも言われましたけれども、蓋を開ければ先進国としての安心感が、不安を上回ったということだと思います。おめでとうございます。

そして開催決定ということ早速算盤を弾く方もいらっしゃるわけですけれども、自分はこれに関しては懐疑的ですね。やはり日本は既に成熟国家ですし、最早インフラやらイベントやらで国家の成長力、国際競争力を押し上げられる時代は、とうに過ぎている。

そして人間の心理ということについて考えてみると、日本人は目先のイベントで先行き構わず消費してしまうほどバカではない。民族性的にも慎重ですし、数十年先や老後のことまで考えて消費行動に走る事を考えると、一時的に消費が盛り上がってもその後は失速する可能性が高い。

しかも日本は消費も成熟しており、最早一人当たりの消費を上積みさせるのは、容易いことではない。途上国であれば冷蔵庫やらテレビやら住宅といったところに新規需要が見込めますけれども、日本はそれら一式そろっていますし、基本買い替え需要しか発生しないわけです。そうであれば消費額としても、どうしても落ち着いたものになってしまう。

更にはそれらに加えて日本は少子化やら晩婚化やらで人口が減っていますから。消費を上積み出来ず人口も減ってとなれば、経済が縮小するのは確実だと思われます。

ただし見かけ的に景気を良くする、あるいは加熱させることは、可能と思われます。つまり金融緩和をして世の中に資金を大量供給すれば、実需として使いきれないお金が不動産やら証券といった投資に向かいますから、結果として経済が盛り上がる。


しかしこの場合は彼女も指摘するように、資産の利回りが実体経済にそぐう形になっていないためバブルになり、最終的には弾けてしまいます。ちなみに前にも示したましたが、自分の理解によれば経済成長と金融緩和との関係は以下のようになっていると思われます。つまりその国によって経済成長率と言うものは決まっており、金融緩和はその成長変動の波を決まってくる。例えば過度な金融緩和を行えば急激に景気が回復するものの、その反動も大きくなっていく。

そして現在の黒田バズーカ下の日本も、それと同じような状態と思われます。つまり異次元の金融緩和によって「見せ掛けの景気回復」が演出されているが、それによりバブルも膨らんでおり、何かの拍子にはじけて深い谷底へと落とされる。

この点記事にある米大統領の2期目最後になるとバブルが弾けるというのも、偶然ではないと思われます。やっぱりどの国も決定的な景気回復策、国家の成長戦略という方策を欠く中、手っ取り早く景気の回復感と政権への期待感を持たせるために金融緩和を使ってという、政治的圧力が高まるんでしょう。結果として2期目の終わりになるとバブルが弾け、大統領はお役御免となるわけです。

ただしその世界的なバブルの崩壊が、2016年に来るのかどうかについては一考の余地があります。中国のバブルもかなり膨らんでいるので、それが弾ければ日米も合わせて不況に突入する可能性があるかなと。時期的には……、今年か来年と見ています。


コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事