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見せかけだけの働き方改革

2019/03/18 04:11 投稿

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久しぶりに普通の経済の話をしようか。

混迷のレオパレス修繕現場 「日給7500円」で職人は不足

https://www.news-postseven.com/archives/20190317_1328847.html

人手不足が深刻らしいな。こんなレオパレスをはじめとした建設業界のみならず、飲食業や介護業、更にはバス会社なんかも運転手は引く手あまたで、よく新人研修中みたいな看板をぶら下げて走るバスの姿を目にするようになった。

そして人手不足ということは、労働者の賃金も高騰しているということだ。こんな日給7500円なんて簿給で働こうとする労働者なんて今時いないだろう。



ここで何故人手不足が起こるかといえば、インフレによって等価交換性が壊れたからだ。
つまり人間は物やサービスを同等の現金に換えることによって成立している。例えば100円のリンゴは100円と交換するし、1万円分のスマホ利用料は、1万円と交換する。そして1万円分の労働力は1万円と交換することで労働者は生計を立てている。

しかしインフレが起こってしまうと物やサービス、労働力と支払う現金とがイコールの関係ではなくなってしまう。つまり100円だったリンゴが200円になると、100円で買っていた人は買いたくなくなるし、スマホ利用料が2万円になると同様に買いたくなくなる。

そして1万円の労働力が2万円に値上がりすると、企業は人を雇いたいと思わなくなる。だって雇ったら2万円-1万円=1万円赤字になるもんね。こうしてインフレによって物々交換が壊れてしまった結果労働契約が成り立たず、人手不足が発生しているというわけだ。


だから本来ならば、一度インフレが起こってしまえば人類は全員死ぬはずだ。だって契約が成り立たないんだからね。働こうとしても雇い主がいない、リンゴを売ろうと思っても買ってくれる人がいないしで全ての契約が不調に終わるのならば、人間としては死ぬしか選択肢がないはずだ。

しかし現実に人間が生きていられるのは、人が色々と誤魔化しの手段を使っているからだ。例えば物やサービスの中身をこっそりとすり替えてしまうという方法がある。つまり100円のリンゴが100%値上がりして200円になれば買ってくれる人がいないというのならば、いっそのこそ品質を偽って、50円の質の悪いリンゴを100円のリンゴですと言って売ってしまえばいい。

あるいは労働力の例であれば、5000円労働力を持つ労働者を1万円で雇ってしまえば良い。そうすればインフレ前と同じ1万円の予算で、人を雇うことができる。

バイトテロによる不適切動画 従業員への罰金は合法か…元アイドル弁護士が解説

https://www.daily.co.jp/society/life/2019/03/13/0012143809.shtml

しかし考えればわかるように、50円のリンゴは粗悪だから後々健康問題等で責任を問われかねなくなるし、1万円で雇われた労働者も5000円の価値しかないわけだから、マトモな仕事ぶりは期待できるわけがない。なので人手不足は乗り切ったように見えても、後から色々と問題が出て来ることになる。

正にバイトテロというのは、そのような背景で生まれたものであるといえる。一般的には労働者が悪であると、正にテロであるとして店を擁護する論調が主流であるが、実際には店側が適切に人物審査をしないままに労働力たりえない人間を雇ったことが大きな原因である。

なのでバイトテロによる損害を、従業員に支払わせることもおかしいということになる。前述のように店側の人事採用に問題があるだからその責任は店側が負担すべきである。




そしてもう一つ人手不足誤魔化しの手法として挙げられるのが、働き方改革である。
つまり時給1000円で10時間働かせて1万円支払っていたのが、インフレになって時給が2000円になると、10時間で2万円支払わないといけなくなるでしょうと。だから赤字を減らしたいために企業としては働き方改革を謳うわけですわ。「効率性を改善して、5時間だけ働けば良いことになりました!」とね。そうすれば人件費は2000円×5時間=10000円で以前と変わらないことになる。やったね!

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https://this.kiji.is/479905895432373345?c=39546741839462401

でもな、そんなの上手く行くわけないんだわ。
いくら人手不足が来ようが、人間が急に頭が良くなるわけがないんだよ。ドワンゴやAKSを見ればわかるように、バカな奴はいつまで経ってもバカのままで同じ間違いを繰り返す。だから働き方改革とやらも、結局は何の効率性の改善ももたらしていないと考えるのが自然だ。

よって結果としては単なる労働時間の削減を行っただけに過ぎないことになり、その分生産力が落ちることになるわけだ。世の中働き方改革が声高に叫ばれているけれども、その全てはデタラメであると言って良いだろう。

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