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多重債務者はどこへ消えた?

2016/12/12 02:20 投稿

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多重債務者はどこへ消えただろう。

多重債務者、ピーク時の7%に 16年3月末

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS24H48_U6A520C1EE8000/

消費者金融の過酷な取り立てが社会問題化して以来、グレーゾーン金利の廃止とそれに伴う過払い金の返還がなし崩し的になされ、多くの消費者金融の経営を圧迫した。

更には総量規制といって、原則消費者金融では総収入の3分の1までしか借りることが出来なくなることで、多重債務者は借金地獄と、その重い返済義務から逃れられるようになった……ことになっている。実際多重債務者の数は記事にあるように、ピーク時の7%になった。

でもちょっと考えてみてほしい。というのもいくら総量規制だグレーゾーン金利の廃止だを謳ったところで、カネが必要な人がいなくなるわけではない。だから消費者金融で借りられなくなった人は、どこかでカネを借りるなり工面するなりして融通していかないと、生きて行かれないことになる。

それでは元多重債務者の人たちはどこへ行き、今どうやって生活しているんだろう。この点多重債務者の減少として考えられるのはおまとめローンだろう。つまり複数の貸金業者から借りているローンを、1つにまとめるというサービスを各社やっているけれども、これが「多重」債務者を減らすことに寄与しているという考えだ。

確かに「多重」を一本にすることで多重債務者ではなくなるというのなら、本質的な解決ではないけれども、一応多重債務者の減少には寄与しているに違いない。でも普通に考えると多重債務者の人は大抵の場合支払いを延滞したりするわけで、おまとめローンの審査が通らなくなることも多いんじゃないか。そうなるとおまとめローンだけで7%にまで減らすのは難しいと自分は考えた。

2カ月連続で最多更新=9月の生活保護受給世帯―厚労省

http://www.jiji.com/jc/article?k=2016120700314&g=eco

次にナマポの受給者になったということは考えられるかもしれない。つまり多重債務者になるような人は生活に困窮しているわけだから、生活保護の受給者になっているということが考えられる。

ただし多重債務者と呼ばれる人たちは仕事をしていたと思われるわけで、それが急に無職が前提の生活保護者になることには多少なりとも違和感があるだろうか。その辺は高齢化が進んだと考えるのか、それとも他の問題があるのか、検討が必要かもしれない。

金融円滑化法終了で100万人超の中小企業社員に影響との推測

http://www.news-postseven.com/archives/20130205_165553.html

そして最後に考えたのが、多重債務者の転職だろうか。
つまり小さな企業の場合、運転資金を最早銀行からは借りられずに、消費者金融から借りている場合があるでしょう。例えば「日栄」に代表されるような商工ローンとかね。
でも総量規制が始まると運転資金が借りられなくなるので、会社は存続できなくなって倒産する。すると経営者は非正規にするなどとして、企業に雇われる道を選択する。するともう消費者金融からカネを借りる必要がなくなるので、その結果多重債務者が減る。

これだと結構矛盾もなく、多重債務者の減少を説明できると思うんだけど、どうだろう。




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