AKB48の北原里英(23)が新潟のNGT48のキャプテンを務めることが決まった。NGTは国内5つ目の姉妹グループで、今年10月に新潟市内に専用劇場をオープンさせる予定。新たな文化の導入に地元の期待は大きく、全国のファンもその動向に熱い視線を送っている。グループを引っ張るキャプテンの責任は重大。きたりえに、その胸中を聞いた。
――よくNGTのキャプテン就任を決断しましたね!?
「秋元(康)先生から直接連絡があって“やってみませんか?”と打診されました。私の生き方として断ることは考えられなかったので“行かせていただきます”と答えました」
――それはいつ頃の話でしょう?
「(AKBのメンバーの人事異動が発表された3月26日の)さいたまスーパーアリーナの2週間くらい前だったと思います。その時はちょうどチームKの公演の準備をしていました。私はKが大好きなので、リハーサルで勝手に1人でウルッとしていました」
――NGTに行くということは、長く活動してきたAKBから離れるということですからね…。
「AKBを卒業するのと一緒だと思いました。今は前向きになってNGTが楽しみですけど、でも、やっぱりAKBのみんなと活動できなくなるのは本当に寂しいです」
――一種の卒業だと?
「(目に涙を浮かべながら)はい。私も長く活動しているので、ファンの皆さんも察していたとは思うんですけど、最近はずっと卒業を視野に入れてやってきました。いつ秋元先生に相談しようか…という感じだったんです」
――逆に言えば、NGTに行くことによって48グループからの卒業が先延ばしになったということ?
「そうですね。もしかしたら、ファンの皆さんにとっては良かったかもしれません(笑い)。これがなかったら、もうそろそろいなくなっていたでしょうから」
――新潟という場所に対する思いは?
「もともと大好きで、仕事でもプライベートでも行ったことがあります。昨年の夏はプライベートで(新潟県小千谷市の)片貝の花火大会に行きました。一緒に行った友達と“来年はお金を出し合って自分たちの花火を打ち上げてもらおう”と話していたんです。だから、今年も行って、NGTの成功を祈る花火を上げたいです」
――現地では、会社員でいえば単身赴任みたいな生活になりますね?
「はい。でも、一人暮らしをして8年になるので大丈夫です」
――キャプテンという立場については?
「自分には向いていないと思います。よく秋元先生がキャプテンに対して“嫌われる勇気を持ちなさい”と言うじゃないですか。でも、私は嫌われる勇気を1ミリも持っていないんです。なめられたらいけないので、言わなくちゃいけないんでしょうけど、言えるかなあ…(苦笑い)」
――本当に大丈夫ですかね?
「どちらかというと“NGTを一から立ち上げるスタッフ”として行こうと思います。みんなで何かをつくっていくのは大好きなので、それならできるんじゃないでしょうか」
――柏木由紀さんがAKBとNGTを兼任することについては?
「うれしいです。ゆきりんが兼任してくれて本当に良かった。私はもともとアイドル好きじゃなくて、アイドルのことはよく分からないんですけど、ゆきりんはもともとアイドル好きで、詳しいので、アイドルファンが喜ぶことを教えてもらうようにします」
――2人はいいコンビになりそうですね?
「私は、ミーハー心はあるので、一般社会の方にアタックしていこうと思います。ゆきりんとバランスを取りながらやっていきます」
◆北原 里英(きたはら・りえ)1991年(平3)6月24日生まれの23歳。愛知県出身。07年10月、AKBの5期生オーディションに合格。12年10月からフジテレビ系のリアリティーバラエティー番組「テラスハウス」にレギュラー出演。同12月公開の映画「ジョーカーゲーム」に主演。14年2月、チームKの副キャプテンに。血液型A。愛称・きたりえ。
≪オーディション参加者募集中≫NGTは現在、メンバーオーディションへの参加者を募集中。「少しでもAKBに憧れている人、アイドルになりたい人、芸能界に興味がある人、今の自分を変えたい人…。どんな人でも構いません。とにかく、やる気がある人に来てもらえたらうれしい」と呼び掛けた。
≪NGTもいずれシングルを…≫AKBの国内の姉妹グループはこれまで全てシングル曲を発売。「NGTもいずれは出したい。昔、まだ売れていなかった頃のAKBがやっていたことをもう一回できるかと思うと、楽しみです。レコード店へのあいさつ回りとか、小さなイベントへの参加とか、またやってみたい」と笑顔を見せた。
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