秘密保護法案を廃案に追い込もうと4日昼、市民らによる「国会包囲ヒューマンチェーン(人間の鎖)行動」がおこなわれました。平日の昼間にもかかわらず、大阪や福岡など全国から駆けつけた6000人が国会議事堂を包囲しました。
銀座をパレードした女性たち、緊急国会行動の参加者が合流。国会を囲む人の輪が二重三重となり、「怒りは頂点に達している。強行採決は許さないぞ」との声をあげました。
「廃案しかない 国民の声を聞け」「強行採決こそテロ」と書いたプラカードが林立。愛知県から参加した女性(60)は、街頭宣伝などで集めた廃案を求める市民1000人以上のメッセージを模造紙に張って掲げ、「みんなの怒りを踏みにじる強行は許さない。たたかいぬきます」。「長い間、自民党を支持してきたが、もういいかげんにしてほしい」とマイクで訴えた東京都板橋区の男性(73)は「国民の反対を聞かずに強行する政権には任せられない。一般人を逮捕する危険な法案は廃案しかない」と語りました。
人間の鎖は、午後0時40分には完全に国会議事堂を包囲。サラリーマン、学者、演劇人、作家、ジャーナリスト、音楽家、学生、主婦らが手をつなぎ、いっせいに「廃案」コール。
脚本家の小山内美江子、作家の落合恵子、上智大学教授の田島泰彦の各氏らもスピーチしました。