本日はRoseliaファンミーティングにお越しいただきましてありがとうざいました。
これでRoseliaのキーボード並びに白金燐子役を卒業となります。
皆様の前に登場してから1年半という短い時間でしたでしたが、沢山の経験ができて楽しかったです。

実はこの文は当日書いてるわけではないので、皆様の前でどんな言葉で感謝を伝えたのかわかりませんが…きっと零れてしまった言葉がたくさんあるんじゃないかと思って書いております。




遡ること約二年半前。
ミルキィホームズのライブ直前に、木谷さんとお話したのが始まりでした。
「リアルライブをやってみませんか?」
ピアノ経験10年といえどブランクも10年以上あったので、かなりの挑戦ではあったのですが、半年に一度のキャラライブはとても面白そうだなと二つ返事でオファーを受けました。

そして8月5日。
Roseliaメンバーとの初顔合わせ。セッションもその場で初めてやったのですが、ズタボロ加減と「だいじょーぶだいじょーぶ」という無駄なポジティブに、正直これからやっていけるのか不安になりました(笑)
でも練習終わりにすぐにめぐちぃが声をかけてくれて、コミュ力抜群のゆりしぃが話の仲介をしてくれて、同じような境遇で声優になったくどはるが練習期間やみんなの気持ちを語ってくれて、あいあいは底抜けに明るく盛り上げてくれて。
この人たちなら楽しく演奏できるんじゃないかと、ちょっとだけ気持ちが上方修正されました。

それからひたすら練習して、迎えた2月のサプライズ出演。
ゾンビのような顔でエアー練習したり、泣きそうになってた時に、ゆりしぃが「ステージに立ったら私達が世界一カッコイイバンドだから」と魔法をくれました。
今思い返しても酷い演奏だったしトラブルもあったけど、あの時あの言葉を聞いて全力で演奏したから、5人は強く繋がれたんだと思います。

そして急遽決まったブシロードライブ。
まだ素人同然のバンドがあんなに大きな場所へ行けたのは、2月でファンになって応援してくれた皆様のおかげでした。私達もちょっとだけ自信がついて、この頃から顔を見合わせたり、自分達で動きをつけはじめました。

そこから怒涛の6月ワンマンライブ、7月の追加公演、8月のアニサマ、10月の2ndライブ。
大きな会場で沢山の人に応援していただいたり、プロジェクションマッピングを使ったり、合宿したり…演出も曲数もキャパもどんどん広がって「最初の半年に一度はどこにいったんだ?」というくらい色んな経験をさせていただきました。

ただ、ここから少し体調が崩れる機会が増えていきました。
1月のガルパライブでは手が痙攣することがあり、曲もギリギリまで完成せずメンバーに迷惑をかけたり。運営チームにご相談しつつ、Roseliaのペースに体が追い付かなくなってるのかも…と自分自身でも感じていました。
2月の長崎を終えて、Ewigkeitへ向けて練習を始めた3月下旬。右耳が一時的に聞こえなくなりました。
突発性難聴とその場で診断され、内耳性であること、再発を繰り返すこと、再発をすればするほど聴力が衰え、最悪補聴器になるなどの説明を受けました。そして、継続的にバンドを続けるのは難しいだろうと。

ここが引き時なのだと分かっていたので、5月になるかその先になるか…でも演奏はEwigkeitが最後だな…と、ゆりしぃだけじゃなく私も卒業の気持ちで弾いていました。
その後、話し合いで私は卒業時期がずれ、ファンミのタイミングになる事が決まり、「ファンのみんなに会うチャンスがある!」と思ってたのですが…あっという間でしたね。イベントも何もなくてごめんね。いっぱい会えたら良かったんだけど(´・ω・`)


2代目が決まってない微妙なタイミングになってしまいましたが、卒業発表後に皆さんの前で演奏できて嬉しかったです。完全体で登場したかったですが、右足が完治せず申し訳ない。
ゲーム内ボイスのほうは、今しばらく私の声です。沢山遊んでいただけると嬉しいなと思います。

それと、これが言いたかったこと!



私はRoseliaじゃなくなります。どうか「私も含めてRoselia」なんて言わないでください。



次の白金燐子は、プロアマ問わずの一般オーディションから勝ち抜いてきた子です。もしかしたら中学生かもしれないし、バンドも演技も未経験の子かもしれません。
私はゆりしぃと違い、ただの声優に戻って同じ業界で仕事をしていきます。
目に見える場所で活動する中、水面下で一生懸命演技の勉強をしなければならないし、曲も私の覚えた15曲を同じくらい弾けるようにならなくてはいけない。ワンマンライブ用に暗譜して演奏するまでに最低でも1年以上かかるでしょうし、ゲームにアニメにいっぱいいっぱいです。
そんな時に誰かが言う「明坂も含めてRoselia」は、とても重たい言葉だと思います。辛くても、毒づきたくても、引き受けた以上役を全うしなければならないのは、酷な事です。
だから、無責任な言い方ですが、私は過去の人にして、まだ見ぬ彼女を応援してあげてください。それができないという方は、私と一緒にRoseliaを卒業しましょう(笑)

そうやって、新しい燐子が新しいファンとともに作り上げてくれるキャラクターを、私は楽しみにしたいと思います。



最後に。
こんな形で、沢山の方が愛してくださった「白金燐子」を降板して申し訳ありませんでした。
1年半もの間応援していただき、誠にありがとうございました。



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