梅雨が異例の早さで明けたばかりの七月初め、
私は公園のベンチに腰掛けていた。
夕方になれば日の照りも落ち着いて生ぬるい湿った風が私を包む。
ブランコ、すべり台、小さなお山、地球儀みたいに回るジャングルジム、黄色いテープで囲われた乗れないシーソー。
都内にも地元みたいな公園があったんだなと知る。
近頃外で遊ぶ子どもが少なくなったというニュースが信じられないほど無垢な声が響き渡っていた。
学校でも遊び、終わってからも遊び。
その遊びの中には全力全身があって、ただの日常がちゃんと輝いていて。
今の私の目にはそう映るらしい。
ただただ、ブランコを取り合い、靴投げ比べしたり。
もう過去のこと。
18時ちょうどを知らせる童謡が流れる。
だんだんと子どもが帰ってゆく。
今日の夜ご飯はなんだろう。とか今日やるアニメの期待とかそういうのを抱えて帰っているのだろうか。
少なくとも私はそうだった。
弟と競争しな
コメント
コメントを書く(ID:20515844)
読みやすい、それでいて、表現力が優れてて、情景や背景が脳裏に浮かぶよ
(ID:10596998)
局長、こんにちはー( ・ω・)ノ
いつもブログありがとうさんです!m(_ _)m
毎度思うけど局長は聡明だね……過去を美化するときに生じる罪悪感を見逃さないなんて、感性鋭すぎるし、それ故に悩みが多くなりそうで心配になるよ……。まぁ、多分心配に及ばないぐらいには大人なんだろうなとも思ってるんじゃが。
あ、全然話変わるけど通販で色々グッズ買えたよー!芋ジャのアクスタ、🥟美ピック、オリT、あとは本かな。ありがとうね(*´▽`*)
本に局長のタグ付けされてなくてちょっと迷子になった( ̄▽ ̄;)
(ID:120640652)
書いてる内容が本格化してきたなぁ