私はよく本の感想をレシートの裏や要らなくなった紙の裏に
乱雑に書いたりしていて、それを当たり前のように失くすのでデジタル化してみました。

今回読んだのは「御伽の国のみくる」
モモコグミカンパニーさんの小説デビュー作。

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「私とあの人との存在」
私の仕事は自分のためにやっていると思っている。
叶えたい事、足りない私を満たすために始めた仕事がいつしか人に勇気や共感、よく言って仕舞えば憧れをも与える様になっていた。
直に言われるとどうもむず痒くなるが、SNSで見かけるとコンビニでスイーツを買ってしまいそうになるくらいに嬉しい。
だがそれは、恵まれているからだ。
自分を棚に上げる気はないが、そうなりたくともなれない人はいる。
そういう人を幾度と見てきた。
「御伽の国のみくる」の主人公もそのの1人だった。友美というらしい。
なりたくてもなれ