感覚の問題ではあり。
「絵が上手い」と言うのは、実際には「写実的である」と言う意味ではあって。
つまり?その場に存在する岩を、「その場に存在する岩」として表現し、他者にその情報を伝える事が出来る、そう言う能力の事ではある。
その結果として、主な需要は「異性のうんぬん」と言う事には成る、訳だが。
「この萌え美少女みたいな女性と付き合うにはどうすれば良いですか?」
それは、”絵が上手い”と言う技術では、どうにもならない。
だが、求めているのは、”その先”なのだ。
「どうすれば良い?」その解法と、そして実現性だ。
現実に打開出来てないモノを、なんで現場に居ない連中に打開出来るのか?
そこには大いなる溝と、混沌がある。
一般論で、その辺については「諦めなさい」はまず、ディフォルトだが。
「それじゃ困る!」場合も、実際には多々ある。会社の業績が悪いです、何とか。
という訳で、”絵の上手い人”が、或いはその会社の実情を、漫画っぽく表現する。
壁の中で細々と暮らしてますが、外から巨大な怪物が、その壁を破って侵攻してこようとしてます。
どうしたらいいでしょう?
何で怪物が襲ってくるのか?
怪物の卵を盗んで御飯にしてるからです。
最近の、”実際の現実”はこんな絵では、ある。
「ストリード」を貼った上でのオーダーは、この時少しは違う絵になるかもしれない。
街は巨大な怪物の侵攻を防ぐために防壁を創っているが、最近外の怪物がやたらと攻撃的に成って襲ってくる。このままでは壁を破壊されるかもしれない。何とか打開を。
「最近」と言う事から、外に何かの変化が有ったのでは?と言う事には成り、その調査をすると、悪の魔導士が街を破壊するべく怪物共を改良し嗾けていた、的な話になったり。
本来、「オーダー主が描いて欲しい絵」とは、”かなり”異なってしまう。
その是非、ではある。
「オーダーは一旦、神の査定を通す」今の方が、価値を生産すると言う時、意味はあるのだけど。創る方としても「それは無理だ」に挑まされるよりは良い、しかし。
現場がオーダーを逸脱し、その「現実」をこそ描いてしまった時、それはどうすべきか。
良い面も、悪い面もある。
ただ、無理な事は無理だ。