あーでもなければ、こーでもない ブロマガ版

ヒント券を語る その11 VS スタークラフト

2015/03/03 22:51 投稿

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@ユーザー登録ハガキ





ソフトを買うと、ユーザー登録ハガキが入っていました。このハガキに必要事項を記入して送り返すとユーザー登録が完了し、サポートが受けられるようになります。

といっても、ネットによるアクティベーションとかない時代ですし、バージョンアップがあるビジネスソフトとちがい、ゲームは買い切りの場合がほとんど。めんどくさいので送らなかった事も多いのではないでしょうか。

このユーザー登録、ソフトハウスによるメリットはデータの収拾と感想がきけることです。ユーザーの持っている機種、どこでこのソフトを知ったか、普段読んでる雑誌など、ハガキのアンケートが貴重なデータとなります。自分が勤めていた会社もハガキのアンケート結果をみながら「もうみんなHDD持ってるし、HDD専用でもいけるんじゃないか?」「まだ使ってる人が少ないから、ネット対応は早いな」とか、商品開発の参考にしてました。

ソフトに対する感想も、当時はなかなかきけるもんではなかったですが、今はネットで簡単に手に入るようになりました。ただ、意見が気軽にかきこめるようになった分、過激な意見も多くなってるわけで、開発者が胃を痛めていなければいいのですが・・

@ユーザーのメリット
登録するとユーザーにはどのようなメリットがあったのでしょうか。買ったソフトのサポートはもちろんですが、それ以外にも様々なサービスを受けることができました。

まず初期の代表的なものが「終了認定証」です。ゲームを解いた後に出てくるパスワードなどと一緒に、ユーザー登録したシリアルNoを送ると、ソフトハウスから「よくこのゲームを解いたね!」という認定証が送られてくるんですね。だいたいが名刺みたいなカードに自分の名前が印刷されてある、ぺっらぺらの紙でした。今見ると非常にチープで微妙です。しかし、誰もがエンディングをみることができなかった時代のゲーマーには光り輝いてみえました。

次はやはり情報です。だいたいのソフトハウスが、ゲームの発売が近くなったとき広告が入ったダイレクトメールを送ってきていました。もちろん雑誌でも情報は手に入るのですが、封筒で届いて手紙でも入ってると、特別扱いされてる気分になるんですよね。単純なものです。

アートディンクなどは新作が出る度に、豪華にもデモディスクを送ってもらえました。ディスク代、郵送費など結構お金がかかったと思うんですが・・・うーんバブル真っ最中だったからできたことかもしれませんねえ。最近、知ったところではクリスタルソフトも登録するとゲーム音楽が流れるディスクが送られてきたそうで・・・くそー登録しておけばよかった。

さらに優待販売のお知らせもありました。覚えてるものではMRプロ野球の新データなどを登録してる希望者に販売するよ、という案内が送られてきたことがありましたね。商売というよりはユーザーに向けての実費サービスだったのでしょう。

@修正ディスク
終了認定証やら新製品のお知らせ以外にも、ときどき送られてくるモノがありました。お詫びの手紙とともに送られてくる買ったソフトの「バグ修正ディスク」です。80年代末期、ゲームが大型化、複雑化してからはデバッグでチェックしきれすに、バグをふくんだまま発売されるソフトが増えました。この頃は買って遊んでると、あきらかにこれおかしい!バグだ!と、はっきりわかるソフトによく出会ったモノです。

そんなときは発売からしばらく時間がたつと、登録してあるユーザーには修正済みディスクが送られてきたんですね。当時の気持ちとしては、バグ入り製品を買わされて腹がたつというより、ちゃんと責任をとるしっかりしたメーカーだなあという感じで、自分は悪い感情は持たなかったですね。今みたいにネットでみんなが情報を共有できるわけではありません。だからバックレも可能だったのに、それをしなかったというのは立派だと思います。でも全部のメーカーが修正ディスクをおくってきたわけではなかったのです。

@VS スタークラフト





当時、スタークラフト社のX68版、「T&T」を買いました。よくは覚えていないのですが、ゲーム中、街からでたところで道を通っているとパーティーが捕らえられるイベントが発生しました。しかしこのイベントをクリアしても何回も同じところで、同じイベントがおこります。これはクリア方法に問題あるのかな?と思ってヒント券で問い合わせをすることにしたのです。

郵送したのが夏休み前くらいだったと思うのですが、返事が返ってきたのは8月の終わりでした。ヒントの請求では、これがぶっちぎりの最長記録です。

自分も忘れていた返信の封筒の中には便箋が一枚、問い合わせた件についての返事が書いてあります。

「大変おそくなりました。ファンタジーⅣの開発で忙しく返答ができませんでした」

他の仕事が忙しかったのでほっておいた。許せ。という社会人になった今だと、この失礼さがわかるのですが、高校生の頃は「あーそんなもんか」と思ったりしたもんですね。

「お問い合わせの件ですが、バグです」

ストレートな一文が書いてありました。

「バグですのでイベントはクリアできません。イベントがおこらないよう、避けて遊んでください」

な、なんですとー!!ユーザーにバグだからよけて遊べとな。RPGってなりきり遊びなのにに、バグをさけることを考えながらプレイするとか現実的すぎて、ゲームをプレイする気おきまへんで。

こりゃダメだ。でも、これバグだってはっきりわかってるんだから、修正ディスク送られてくるだろう。そしたらプレイしよう、と思っていましたが、いつまでたっても送られてこず。待てども待てども修正ディスク届かず。でも雑誌のスタークラフトの広告には新作の情報が次々と載るというやるせなさ。結局この一件からスタークラフトのソフトを買う気がうせちゃいましたね。

考えてみればあの頃のスタークラフトは「マイトアンドマジック」「ファンタジー」「ローグアライアンス」「T&T」など次々と大作RPGを出していたわけで、いろいろと無理があったのかもしれません。

商売は物を売っただけじゃだめ、後のフォローが大事!ということですかね。

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