あーでもなければ、こーでもない ブロマガ版

ヒント券を語る その6 VSシステムサコム

2013/04/29 15:18 投稿

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発売日に発売されなかった時代
発売日にお店にいくと、新発売のソフトが棚にならべてある。それって当たり前のようですが、80年代のパソコンゲームにとってそれは珍しい出来事でした。ほとんどのソフトの発売日は遅れまくっていたのです。

今では商品の在庫などは、利益を出すために厳しく管理されます。その厳しい仕入れのなかでソフトを受注してもらうには、締め切りまでに確実に納品することが大切な条件です。つまり,
メーカーにとって発売日を守ることは死活問題なのです。ですが当時は、そこまでのものはなく、まだまだ世の中がゆるーい時代だったのでしょう。

雑誌広告に「発売中!」とあっても実際は発売されていなかった、ということも普通におこっていました。月刊誌の広告というものは、だいたい2ケ月前に入稿されるものであり、「その頃には完成してるだろ」とメーカーがエイヤ!と「発売中」と告知したくなるのはわかります。わかりますが、「獣神ローガス」が「発売中」「もうすぐ発売!」を1年にわたって繰り返したのは当時でも笑えない出来事であり、伝説です。

発売日にソフトが発売されないというのは、当時のユーザーにとっては迷惑な話で、お店にいっても売ってない、通信販売で注文したのに届かない、という泣きたくなるような状況になんどもあったのでした。

発売が1年以上遅れまくった伝説の「獣神ローガス」

■発売されたの?メルヘンヴェール2PC88版
やっと今日の本題です。ずっと疑問なのですが、メルヘンヴェール2のPC88版て発売されたのでしょうか?発売中止になったというのが大方の見方ですが、自分はそれでは納得できない体験をしているのです。

メルヘンヴェール2とはPC98のARPGで、すぐにPC88への移植が発売されると広告にのりました。ベーマガの記事でこのゲームが気に入った自分は、すぐに通信販売でPC88版を申し込みました。ところがこれが、ひと月、ふた月たち、いつもでたっても届かない!そこで発売元のシステムサコムへ電話してみたのです。

電話をかけて「メルヘンヴェール2のPC88版、発売日まだですか?」ときくと、電話の男の人が「少々お待ちください」と強張った声でいわれたあと、電話の向こうでなにやら言い争う人の声が。

「いやボクが電話に出るのは・・・」「直接、お客さんに言えよ!」とかやりあってる。しばらくたって、「電話変わりました。担当のXXです」との声が。そして次に

「PC88版ですが、パッケージのデザインは完了しております!」

言われた自分は頭の中が???マークでいっぱいになりました。パッケージてどういうこと?いやだからPC88版は・・・とか考えてると、その人はさらに

「パッケージができるぐらい移植が進んでると言うことです!プログラムも完成間近なんです!」

と泣きそうな声で必死に言われました。気圧された自分はおもわず、「大丈夫ですよ、待ちます」と答え

「ありがとうございます!!よろしくお願いします!」

というその男の人の声で、ガチャンと電話は切れました。

あの男の人は誰だったのでしょう。おそらくは開発の人だったのでしょうか?発売が遅れて、社内的にもいろいろ立場が危うくて、お客さんからこういう電話がかかってきてるんだ、直接話してみろ、という状況だったと今では推測してます。後に、自分も開発で働くようになってから、「ユーザーと話してみろ!」というようなことをやらされたので、そういうことだったのかなあ、と思ったりしてるんですけども・・・

メルヘンベール2のPC88版は結局のところ発売されたのでしょうか?

実は電話では、待ちますと言ったものの、それからさらに数ヶ月待っても出なかったので、通販のお金は返してもらいました。

ネットによると、「後にTAKERUで出た」という話をききました。確かにTAKERUの広告の中には、メルヘヴェール2のPC88版の発売がのっているものもあります。しかしこれも広告には載ったが、実際は発売されていない、というのが大方の見方のようです。

電話に出た男の人の話によると、PC88版は完成直前だったわけで(パッケージのデザインが決まってるほど)、どうして発売されなかったのか、あるいは発売されたのか気になります。

真実をしってる方、情報をお待ちしております・・・


↑自分が注文したソフト通販の広告。ほら、ちゃんとメルヘンヴェール2が載ってるでしょう?





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