あーでもなければ、こーでもない ブロマガ版

ヒント券を語る その5 VSシンキングラビット

2013/03/20 20:32 投稿

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@ヒント券を送る
↓「カサブランカに愛を」のマニュアル。非常にわかりにくいが、右下の画像の横、中央部の切り取ったところにヒント券があった。使い切ったため、次のページが梳けて見えている。


「その1」でも紹介しましたが、ヒント券とはゲームのマニュアルに記載されていて、その部分を切り取って質問と一緒に郵送すれば、メーカーが先へ進むためのヒントをくれるというものでした。

さて肝心の質問部分なのですが、当時、自分は中学生でしたから恐れを知りません。どう書いていたかというと、まず学校で使っているノートをビリビリと引き裂きます。

そしてその紙に鉛筆書きです。くわえて超絶に汚い字です。当時はワープロなんてなかったし、家にプリンタなんていうのは贅沢品でした。さらに言えば、質問したいことをまとめないうちに書きだしますから、文章がしっちゃかめっちゃかです。

「アイテムはビンとお酒。ガードマンに話してもこたえてくれない。お店にも行きました。アイテム。電池も持ってます。先へ進むにはどうしたらいいでしょうか」

こんな感じです。書き上がったものは当時の自分からしても「これはヤバイ」と思うようなものでしたが「まあ、なんとかわかるだろ。とういか、書き直すのもめんどくさい」と勝手に納得し、ポストに投函したものです。

今にして思えば、よくぞあんなものをメーカーの方は読んで対応してくださったものだと思います。

@返ってきたのはイカしたセンスの白い封筒
↓次にヒント券を送る対象になった「道化師殺人事件」

最初に買ったソフト「軽井沢誘拐案内」をプレイしたあと、「道化師殺人事件」というシンキングラビット社の作品をプレイしていましたが、先へ進めなくなりました。そこでヒント券を使うことにしました。前回の「その4」でも書きましたが、エニックスの対応が事務的だったので、あまり期待はしてなかったのです。

数日後、自宅のポストをのぞくと、真っ白い大きめの封筒に「シンキングラビット」のロゴマーク。

か、かっちょえええ!

↓このロゴが入った封筒が送られてきた!


と感激したものです。当時の事情は詳しくないですが、このようなデザイン封筒はまだ珍しかった頃ではないでしょうか。会社の封筒といえば、茶封筒に文字で社名が入るくらいだったと記憶しています。それだけに、このシンキングラビットから返ってきた封筒は衝撃的でした。

そして、封筒をあけてみるとそこに書かれていたのは、なんと手書きの文字です!

「ゲームをプレイしてくれてありがとう。
 XXでお困りとの事ですが、ご指摘通りアイテムが必要です。そのアイテムの場所は
 お気づきになっているようですね。そう●●にあります。△△のメッセージに場所のヒント
 が隠れていますので、考えてみてください」

とまあ、こんな感じでした。もう、これ感激です!ズバリ答えを書かずに、ヒントが書いてある。ヒントを出すって言うのは、質問者がどういう状態なのかを読み取る必要があるので、案外メンドクサイんですよね。ヒントを返すのを仕事と考えれば、前回書いたエニックスのように、答えをバーンと送ってしまう方が効率的です。

さらに感激したのは、回答がヒント券で質問した自分に向けた文章になっていることなんです。それも山下章ばりの凝った文章です。当時の自分はここまでしてくれた事にうれしくて、部屋で小躍りしました。

冷静に考えるとヒントや回答文なんてもんはある程度は類型化できる、なんていうことも言えるのでしょうが、それでも手書きという手間をとってくれたことに感謝です。そしてなにより、「どういうことをすればユーザーに喜んでもらえるか」ということをシンキングラビット社は丁寧に実行されていたんだなあ、と思います。自分達が販売したソフトを大切に、大事に育てられていたのでしょう。そういう情熱みたいなのって、ちょっとした細かいことが、ユーザーに伝わるんですよね。


このヒント券の回答に感激した自分は「道化師殺人事件」のあと「カサブランカに愛を」「THE MAN I LOVE」なども購入して、ヒント券も使わせていただきましたが、毎回、このような神対応でした。

もう一度いいます。本当に、シンキングラビットのヒント券対応は神レベル!

しかし!

ここまでで、勘のいい人はお気づきでしょうが自分がもらった封筒やヒントの紙の画像が全く出てこないでしょう?そうです、それだけのことをしてもらって感激したのに、

捨ててしまったせいか、今では手元に一枚も残ってない。

あははは、石を投げないで!主が最低だ、とオチがついたところで、次回はPC88版メルンヴェール2の謎、「VS システムサコム」です。







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