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これからはmstdn(マストドン)なの?

2017/09/06 20:52 投稿

コメント:3

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@「もう終わり」と「これからは」
ネット界をリードする、鋭敏なセンサーを持ってるハイセンスなトップランナーのみなさんによると

「Twitterはもう終わり。これからはmstdn(マストドン)の時代がくる!」



そうである。なにやらこれからmstdnというSNSが流行るんだ!と、ネットのニュースで騒いでる。しかしネットの片隅に生きる自分には「またか」という思いしかない。ネットの世界では、ここ20年ほど「もう終わり」と「これからは」というワードが何年かおきに出てくることがくり返されているからだ。

「ホームページはもう終わり!これからはブログで自分の意見を伝える時代!」
「ブログはもう終わり!これからはTwitterでリアルタイムな情報発信と、フォロワーとの対話を!」
「Twitterはもう終わり!実名のFaceBookでネットとリアルをつなげよう!」

などなど、これからは新しい時代になる!とエライ人が言うので、最初のうちは自分もそれに対応しなきゃ!と右往左往していたのだけど、最近は「またか」という思いしかない。いや、ほんとSNSって何を使って発信しようが、あんまり本質みたいなのは変わらないと経験上わかってきたからだ。どこで発信するかより、結局は自分が何を発信するかだと思う。

それなのにネットの世界のエライ人は、ちょっと新しいものが出てくると「もう終わり」と言って、なにかとこれまでのものを終わらせたがる。そして「これからは」という言葉で、明日にでも革命が起きるかのような言い方をして煽る人がいる。新しいモノが出てくるのはいいことだけど、今のままでもそれほど不便はしていなはず。それなのに無理に需要をつくってると言えば、うがった見方すぎるだろうか。でもねえ、これからは「mstdnだー!」と騒いでる人が、ちゃっかりmstdnについてWEBの記事を仕事として書いてるのみると、無からゼロをつくりだす錬金術って現在にもあるんやなと思う。火のないところに煙をたてて火事だと言っちゃう・・・いや、そういうのは一部の人で、ホントに面白いと思ってるからエライ人は勧めてくれてると思うんですけど・・・・!?

@注目されるということ
そういって毒づいてみても、やはり流行には乗り遅れたくない。というわけで自分もmstdnをはじめてみた。mstdnとは分散型サーバーを利用したサービスであり・・ええと、このあたりの説明はエライ人のWEB記事を読んで下さい。要はTwitterによく似たSNSです。はじめてみた感想はですねー

これはおもしろい。

結構はまってしまった。いやー、やっぱりエライ人の言うことに間違いはないですね。さすがにトップランナーは錬金術だけでモノいってるわけじゃない。

「最初の頃のTwitterのようだ」とよく言われるが、正に雰囲気は似ている。名前が知られるようになったとはいえ、まだまだマイナーなmstdn。それをワザワザのぞいてやろうという人達が集まっているのだから、いい意味でネットを使い慣れてるからなのか、書き込みや会話が落ち着いているのがとても心地よい。

それに比べて今のTwitterは・・・表現に気をつけるけど「おかしな人」が多いじゃないですか。

「しね!」とかやたら攻撃的な言葉を使う人。「この言い方、気分が悪いです!わたしはそう感じました」と、こっちがどう思ってるか考えてくれない人。細かい揚げ足取りに、わざわざ売られてもいないのに自らケンカを買いに行く人、ちょっとした失言をみつけてきてはその人の人格全てを否定してい人、暴言を吐いて反応を楽しむ人・・文字だけのやりとりだし、言葉の行き違いもある。お互い様でもあるけれど、でもやっぱりタイムラインを観てるだけで、ドッと疲れてしまう。そのうちネットってイヤだなーと思い始めて、Twitterから離れようと思ってる人も多いのではないだろうか。

しかし問題はTwitterという「場所」にあるわけではないように思う。

今のmstdnと同じように「これからはTwitter」と言われたことがあった。そのひとつの理由は「2ちゃんねるなどの掲示板は、書き込みのIDが日によって変動するので匿名性が高い。しかしTwitterはIDが固定なので誰の発言かわかる。だから書き込みに責任が出てくるので発言が荒れない」といった見方だ。

たしかにTwitter最初期は落ち着いた議論があったものの、最近は荒れている傾向が目立つ。一時期の2ちゃんねるのようなひどさではないけれど、理想としていた姿から遠ざかって行っているのが現状だろう。

何が原因かというと単純に「人が増えた」ということだと考える。最初期はアンテナのセンサーが敏感な人しかこないが、ある程度時間がたつと普通の人にまで場所の情報が伝わる。人数が増えると「おかしな人」が入ってくる数が増え、モラルを破り、その破れた箇所から他の人もモラルを捨てはじめ「荒れる」。そしてそれを不愉快に思う人が離れていくという構図である。

これはTwitterだけの現象ではない、歴史を振り返ってみれば「2ちゃんねる」や大手のパソコン通信の掲示板など、今まで幾度となくくり返してきた事だ。誰かが耕してきた土地を、人が集まってきては荒れ地にして、次へ、また次へとユーザー達は移動する。ネット社会はそんな「もう終わり」と「これからは」をここ十数年くり返している。

@さてそこでmstdn!
くり返される集まりと離散。じゃあ何かいい方法はないのか?というところで、そこでmstdnなのである。(※これから書くことは自分の解釈が間違ってるのかもしれないので、その点はご容赦とご注意を)

これまでのSNSはサーバーの管理を管理者が一手に引き受けてきた。つまりはTwitterの苦情受け付けやら、仕様変更などはTwitterを運営している会社がやっている。しかしmstdnはシステムを借りる形で誰もがサーバーをたてることができる。つまりは誰もが独自の管理ができるということになる。

twitterは世のインフラとして出来るだけたくさんの人に活用してもらい、ビジネスもしたいわけである。だからtwitterの世界で暴れ回っている人がいても簡単には強引に排除しない。お客様だからだ。何度か警告を出して、もーどーにもならんというときにだけ行動に出る。駅で酔っ払いが「死ね!死ね!」と大声で叫んで、周りの誰もが迷惑だなあと思っていても、twitterの世界の警察たる管理者は、あらかじめ提示しておいたみんなが守れる最低限のルールに照らし、まずは注意し、警告をくり返し、どーにもならんときに実力行使する。酔っ払いにも時間を与えてくれる。酔っ払いもお客さんであるからだ。

でもmstdnの場合はそんな酔っ払いがいれば、「ふざけんなこの野郎!」と、警察がいきなり発砲することもありえる。つまりはサーバーの管理はサーバーをたてた人に任されるので、ルールは利用者側で決められることになる。こいつは迷惑だと考えれば即排除だってありうるのだ。「こんなことが許されていいのか?」「うるせえ。おれが仕切ってるんだ。文句言うなら出て行けこの野郎!」である

なんだか物騒な書き方になったが、要はmastdnは「気のあう人だけで集まりましょう」ということだ。そして逆に言えば「ルールに従えない人はこないで結構」ということである。twitterのように多くの人を集めるには最大公約数的なルールが必要だけど、利用者が管理をするなら好きなようにルールを決めて、好きな人間だけ集まれる。

リアルでは、会社や町内会ではみんなが最低限のルールを守り、プライベートでは学生時代の友達とか、趣味が一緒であるとか、気の合う仲間と付き合う。考えてみればこれが人間同士の当たり前のつきあい方だ。

ある意味で言えば、インターネット以前の時代、個人が運営していたパソコン通信の草の根BBSの時代に戻っていく、と言えるかもしれない。パソコン通信からインターネットへの移行は幅広く人がつながれる期待があった。大規模なコミュニケーションに夢をみてたんだけど、実際経験してみたら昔の小さいつきあいのほうがいろいろ良かったんじゃないか?という気持ちが、mstdnを面白く感じるところではないだろうか。

@でもやっぱりオープンな世界に夢を持ちたいけどな

思えばtwitterを始めた頃は毎日が新しい出会いの連続だった。自分の場合は趣味がレトロパソコンやレトロゲームや映画なんだけど、これまで全然知らなかった人達と交流できるのが本当に楽しかった。それが時間がたつと新規にtwitterを始める人も少なくなり、目新しさより面倒くささが目立っているのかもしれない。

だけどこのまま自分と気の合う人だけで・・・というのはちょっともったいない気がする。気のあう人だけでタコツボ化するのって、いろんな意味でよくない。そりゃわけのわからん人にからまれることもあるだろうけど、趣味や考え方も違う人から、思ってもないような素敵な意見をいただくこともある。オープンにしておいたほうが絶対いい刺激があると信じる。みんなが少しだけマナーを守ることでとても素晴らしいことが起こるはずだ。スケールのでかいことを言うと、もう少し人間ってかしこいと思う。まだネットのコミュニケーションは発展途上であり、良くなると信じたい。そこにもう少し夢をみたいんだけどな。

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↑てなことを書き出したのが2017年6月くらいで、今現在は2017年9月。現状どうなっているかというと、mstdnは開始時ほどの勢いがなくなっているのではないか。データとかではなく自分の感覚だけど、mstdnに力入れてた人がTwitterに戻ってきてる印象を受ける。

自分にとって居心地がいいサーバーを選べるmstdnだけど、なかなかそういうサーバーに巡り会わなかったり、趣味が同じでも人が集まらなかったりする。パソコン通信の時代も草の根BBSって過疎ってたもんね。それにやっぱり自分が考えて意見したコメントに他の人から反応があるほうがうれしい。じゃあ、わずらわしいこともあるけど人がたくさんいてるtwitterのほうがやっぱり心地よい・・・というところではないだろうか。

さてさて大規模コミュニケーションに戻るのか?mstdnがこれから定着していくのか?それとも、やはり次の何かが出てくるのか?いやまったくわからない。まだしばらくは「もう終わり」と「これからは」はくり返されるのかもしれない。はー、また錬金術師の出番がありあそう。

※もうひとつ追記。Twitterは簡単にアカウントNGにしない。って書いたけど、最近は自動プログラム使ってるとか言われてますねー。

コメント

xp2003
No.1 (2017/09/06 23:21)
ただただ「分散サーバ」ってことを前面に出して普及を試みたけど、そのプラットフォーム上でやることの目指すところが曖昧な感じが否めないんですよね。
きよぼん (著者)
No.2 (2017/09/07 00:05)
たしかにそうですねー。今のところはインスタンスの運営者が、はっきり意志を持ってうまく流れを誘導するとかしないと、機能しない感じですね。そういうことならTwitterのほうがいろいろめんどくさいけど、やっぱり面白いということになってる気がします。
xp2003
No.3 (2017/09/07 19:01)
デフォルトではインスタンス間の繋がりが疎なので、クラスタ化されていないインスタンスにおいてはインスタンス内コンテンツの保持性が各々インスタンスの運営継続性に依存してしまうような気がしなくもありませんが、そのあたりがどう考えられているか、といったところも気になりますね。
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