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音量調整で気をつけること 編

2017/05/20 02:18 投稿

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 ゆっくりの舞台裏「全体音量&音量バランスを調整しよう 編」(記事なし)の内容と、更に追加した内容を紹介。

目次 1~5が「全体音量&音量バランスを調整しよう 編」の内容。6以下が追加分。
1.完成した動画を通しでチェックする ※最重要
2.全体音量はニコニコ公式の音量を基準にする
3.高音は大きく、低音は小さく聞こえる
4.YMM上とAviUtl&書き出し後ではゆっくりボイスの質感が違う ※対策可
5.ソフト、ハードの音量調整に注意

6.効果音やBGMは元々音量がかなり大きい
7.音の大きさは音圧も加味する
8.ゆっくりボイスを重ねれば音量は上がる


1.完成した動画を通しでチェックする
 これをやらないと音量が大きいとかゆっくりボイスが聞こえないとかに気付く以前の問題なので最重要です。ヘッドホンでは小さい音でもはっきりと聞こえてしまうので、ヘッドホンで聞こえたからいいやと思っていると、スピーカーで聞いている視聴者にはその音が聞こえないことがよくあります。静かな深夜や防音された環境でも小さい音が聞きやすくなるので、出来れば少し雑音のある環境でスピーカーでチェックしたいところです。


2.全体音量は公式の音量を基準にする
 ニコニコ公式の音量とは提供や時報のこと。これらに対して全体音量が小さい動画にすると、提供や時報になった時に視聴者が爆音を聞くことになります。他の動画の提供や削除された動画を見に行って、聴き比べながら調整するといいでしょう。


3.高音は大きく、低音は小さく聞こえる

 ゆっくりボイスの男性1や2は特に聞き取りづらいため、最大音量(YMMの仕様で100にするとかなり小さく聞こえることがあるので99が推奨)で運用することになります。沢山のゆっくりを登場させる時には女性1や2、中性のボイスの音程を変えてゆっくりボイスを作ることになりますが、音程を上げると音量が同じでもよく通る、大きく聞こえるボイスになります。なので他のボイスと聴き比べて音量を調整してください。
 効果音でも同様のことが言えます。高音の効果音は大きく聞こえるため、何度も聞き直して調整してください。


4.YMM上とAviUtl&書き出し後ではゆっくりボイスの質感が違う
 YMM3でゆっくりボイスを付け、exoファイルとして出力してAviUtlに取り込むと、キンキンしたかなり質感の違うボイスになります。AviUtl上と書き出し後の質感は同じです。この状態でゆっくりボイスを運用する場合、YMM3では少しゆっくりボイスの音量を下げる必要があります。
 ただし以下の記事に書いた手順に従うことでYMMで聞こえる通りのボイスで動画を作れてこれを気にする必要がなくなるので、ひと手間かけても良いという方にはこちらをおすすめします。
ゆっくりボイスをAviUtlに入れてもキンキン声にならないように 編


5.ソフト、ハードの音量調整に注意
 ソフトで再生された音が実際に聞こえる音になるまでに、音量調節が可能な箇所が複数あります。例としては

アプリケーション(YMM、AviUtl、動画プレイヤー)

PCの音量ミキサー

スピーカー・ヘッドホン

といった過程です。前に動画を作ったときからこれらのうちどれかの音量が変わっていれば当然、音の大小が変わるわけですが、沢山の調整箇所を時と場合によって使い分けていたりすると、動画編集の度に全ての音量を戻す必要があり、戻し忘れると音量調整が滅茶苦茶になってしまいます。
 人によってどれを調整するのが手軽なのかは変わると思いますが、調整するのが面倒な、一目でわからないような部分は常に固定して、調整の容易な一箇所だけを普段から調整するようにした方が安全です。


6.効果音やBGMは元々音量がかなり大きい
 ニコニ・コモンズ含め、あらゆるBGM、効果音素材は割れないレベルで最大限大きい音量で提供されているのが普通です。

BGM


効果音


 BGM・効果音をそのままの音量で使えば、あまりにも音量が大きすぎて快適に動画を視聴できなくなります。特に気になるのはTRPGで必ずと言っていいほど使われる
ダイス音・2(2D10)
ですね。こちらも最大限の音量で提供されているのですが、TRPG動画では高い編集技術が駆使されているものでも、この効果音が非常に大きい音量(おそらく無調整)で使用されており、玉に瑕となっています。ゆっくり動画で音声素材を使う場合、あくまで目安ですが、YMM上ではBGMでは音量15以下、効果音なら音量25以下に設定しないと大きすぎる素材が多いです。これは次に述べる音圧とも関連しますが、BGMでは音量6で使うものすらあります。
 以上のように、音声素材はかなり音量を下げて使うのが当たり前であること、そして素材によって適切な音量は異なるので、他の音量と聴き比べて丁寧に調整することが大切であることを確認してください。


7.音の大きさは音圧も加味する
 ここで言う音圧とはミキシングやマスタリングで使われる用語としての音圧、端的に言うと平均的な音の大きさ、派手さのことです。ラウドネスとも。音の密度というと分かりやすいかな、と個人的には思っています。
 先に挙げたこちらのBGM


 これをこのまま編集タイムラインに入れて再生すると耳を痛めるほどうるさいです。ですが効果音のダイス音・2(2D10)


 こちらもうるさいのですが、そこまでではありません。ダイス音の方で赤い縦線が入っているのは0dB、音量が最大限大きい部分です。これはそれぞれの波形を見て分かるように、BGMでは音量がほぼ最大限の部分がずっと続くのに対して、効果音では一瞬最大に達してすぐに下がっているためです。上のBGMのように音量の起伏が小さく、波形が一直線になる状態を音圧が大きいと呼びます。最大音量が同じでも音圧がそれぞれ異なっており実際の聞こえ方が全く違うので、動画制作者が耳で聴きながら適切な音量に調整する必要があります
 また、ゆっくりボイスは音圧が非常に高い特徴を持っています。下がゆっくりボイスの波形です。


 文頭から文末にかけて全ての文字をほとんど一定の音量で発音しています。対して下は同じ縮尺での肉声の波形です。


 人が特に意識せずに喋る場合、文末にかけて音量は小さくなり、重要な単語を大きく、それ以外を小さく発音するのが普通です。波形では上がスカスカになっており、音圧が小さいことがわかります。そのため生声の実況プレイ動画はなんやかんややってもゆっくり実況プレイと比べると音圧が下がります。実況プレイ動画を視聴する際は、ゆっくり実況より音量を上げて聞く人が多いと思われます。
※なんやかんや
 音量を一定に保つように意識して喋る、一定時間声が小さくなってしまった箇所はそこだけ上げる、音の小さい箇所ほど音量を上げるコンプレッサーという処理をかける、など。ただしコンプレッサーを何度もかけると不自然な音声になってしまうので、強い処理を一回かけるだけになる。なんやかんやはなんやかんやです!
 動画の全体音量をニコニコ公式よりもむしろ実況プレイ動画や生放送に合わせたいという方は、ゆっくりボイスの音量を少し(おそらく通常の15%減くらいの音量、公式に合わせた音量が75なら64くらい。要調整。)下げるといいでしょう。
 また、生声とゆっくりボイスを併用したゆっくりと実況プレイにする場合はなんやかんやした上でゆっくりボイスを少し下げるか、生声に字幕を必要な部分だけでも付けるかすると良いと思います。
 ゆっくり以外の合成音声がどのような特徴を持っているかはわかりませんが、文末にかけて音量が小さくなる傾向はあるようなので、ゆっくりよりも音圧は小さくなりそうです。


8.ゆっくりボイスを重ねれば音量は上がる
 同じ音量のボイスを二つ重ねると音量は約1.4倍になるはずです。3に書いた音の高低による聞こえ方が大きく影響しますが、あまり影響のない例で考えるとゆっくり霊夢(女性1)とゆっくり魔理沙(女性2)が同時に喋ると1.4倍の音量になり、かなりやかましいです。霊夢と魔理沙に同時に「ゆっくりしていってね!!!」などを言わせる場合、通常の70%くらいの音量で言わせると丁度良いかもしれません。
 ちなみにx個の同じ音量のボイスを重ねた時、音量は√x倍になります

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