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CPU&グラボとゆっくり実況の関係 編

2016/06/19 10:28 投稿

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CPUとグラボの役割についてはひとまず
CPU:計算処理全般
グラボ:映像処理
という解釈で大丈夫だと思います。

 ゲーム実況者が今持ってるパソコンのスペックに不満を持った時、ちょっとお財布に余裕が出た時にどこからアップグレードすればいいのかを、動画制作の各プロセスにどのデバイスが関わっているのかという観点から考えます。


①ゲームをプレイ・録画する
コンシューマーゲームの場合は今回は置いておいて、PCゲームの場合を考えます。

CPU:AIとか当たり判定とかの処理
グラボ:映像処理、ShadowPlayを使う際はキャプチャも。
記憶装置:ロード時間の短縮のため、高速なものが必要になる場合があります。


CPUは推奨スペックを満たしていなくても必要スペックを上回っているならあまり問題無いですが、グラボはゲームのパフォーマンスに大きく影響します。

SkyrimでENB"Somber3"と大量のMODを加えた場合


GTX650 1336*768 30fpsが限界


GTX960 1920*1080 30fpsが限界

 2012年頃のミドルスペックから2016年のミドルスペックに新調しています。ハイスペック、ハイエンドならもっと快適に遊べるでしょうが、ニコ動用ではビットレートと容量の関係で1080p30fps以上はあまり使わないと思います。
※2017/1/24 追記
新仕様によって60fpsを使うのが一般的になりました。

 また、Fallout4のような容量の大きい、特にオープンワールドのゲームでは、立ち上げやエリア移動のロードに非常に時間のかかる場合があります。そのような時にはゲームデータをSSDに保管するのが有効とされています。動画制作の上では編集でカットすれば済みますが、円滑な録画、ストレスのない動画制作のために必要な方もいるかもしれません。
 PCゲームプレイ・録画で重要なのはグラボ、次点で記憶装置といったところ。


②動画を編集する
CPU:主に使います。
グラボ:実は使いません。
記憶装置:できれば高速であることが望ましい。




YMM使用中のプロセッサ使用率



AviUtl使用中のプロセッサ使用率

 YMMで重いと感じることはあまりないでしょうが、AviUtlで、既に編集されたexoファイルを読み込むと、シークするのに一苦労ということも。確かに処理をしているのはCPUなのですが、ボトルネックになっているのはおそらく記憶装置です。素材置場をSSDにすると、非常に快適にシークできるようになります。重いエフェクトを使っている場合は別ですが。
 映像処理であるのにもかかわらず、YMMやAviUtlではグラボを使用しません。それどころか
グラボで処理をできるのは一部の有料編集ソフトだけです。
 編集が重いと感じた時、アップグレードすべきはおそらく記憶装置です。


③動画を書き出す
CPU:主に使います。
グラボ:あまり使わないです。
記憶装置:HDDで十分。

追記:投稿新仕様実装に伴い、グラボでの書き出しNVEncプラグインが最適解になりました。よって
CPU:NVEnc対応のグラボを持っていない場合、主に使う。
グラボ:NVEnc対応のグラボがあると超高速化。
という結論になります。



x264guiExでの書き出し中プロセッサ使用率

 多くのニコ動投稿者が使っているであろうx264guiExやつんでれんこで使用しているのはCPUです。単純にCPUの性能が上がれば書き出し速度は上がります。記憶装置の速度が問題になるほどCPUの処理は速くならないと思います。
 ただし、x264guiExの開発者rigayaさんが開発したAviUtl用のNVEncプラグインでは、NVIDIAのGeForce GTX600番台以上に搭載されたNVEncを使用してエンコードができます。これは数十倍の速度で書き出せる一方で、x264guiExで処理する場合と比べてビットレートあたりの画質が下がる欠点があります。例えばFPSのような動きの激しい動画をニコ動向けに1350kbpsで書き出すと、エコノミー画質レベルになってしまうと思います。動きの無い解説動画では全く画質に問題ありません。ですがビットレートが上限に設定した数値から数百kbps前後してしまうため、100MBの容量をうまく活用できなかったり、エコノミー回避が難しくなってしまいます。
追記:新仕様では容量1.5GBの範囲内でできるだけ高ビットレートで書き出すことが求められます。この場合ビットレートあたりの画質は問題にならないので、NVEncのデメリットが無くなりました。

 GTX600番台以上を持っているような明らかなPCゲーマーが解説動画をメインに制作しているケースはあまりないかもしれませんが、解説動画を、エコノミー回避を考えずに制作する場合はNVEncプラグインを活用してみてください。YouTubeに高画質動画を上げる際にも大活躍します。転載対策ついでにせっかくだからサクッと高画質動画を書き出して、YouTubeに上げるなんてのもいいと思います。


 以上動画制作を3つのプロセスに分けて、各々どのデバイスが重要になるか解説しましたが、結局どれか一つをアップグレードしただけでは一つのプロセスしか改善しない事がわかります。なので各デバイスアップグレードの重要性とコストパフォーマンスを考えてみます。

CPU
・世代が変わると対応ソケットが変わります。ソケットはマザーボードによって異なるので、次世代CPUに買い換えるならば、CPUと一緒に一万数千円のマザーボードを買い換える必要があります。
・同世代間でアップグレードするならば、必然的にハイクラス、ハイエンドCPUに買い換えることに。ものすごく高いです。
・書き出しは外出中や就寝中に行うという手もあります。またチェックする際にUt Videoコーデックを使ってAVIファイルに書き出すことで、書き出しミスや作り直しにかかる時間を減らせます。x264で書き出す際にも、AVIへの書き出しにかかった時間全てとは行きませんが、結構書き出し時間が短くなります。
・x264guiExによる書き出しは、いいCPUを使ってもそれなりに時間はかかります。

グラボ
・グラボ単体で交換ができます。一応同じグラボをもう一つ買うことで、SLI接続できるものもあるのですが、消費電力が倍増する一方で性能は倍にはならないので、あまりおすすめはしません。
・グラボアップグレードによるゲームの快適性向上は顕著です。

記憶装置
・480GBあれば十分だと思いますが(Acrisolは既に240GB使用している)、これは上2つに比べると安いです。
・ゲームプレイとAviUtlでの編集2つに関与します。

 以上を踏まえ、今お持ちのCPUとグラボが同年同クラスのものならば、まずはグラボを新調することをおすすめします。必要に応じてSSDの購入、PCゲームの必要スペックが自分のCPUに迫ってきたらCPUを新調、というところだと思います。
 なにはともあれ、まずはお財布と相談。

 コメントでCPUとマザボを変えるとOSも変えないと、という意見がありましたが、OSは記憶装置に入っているものなので、OSが新しいマザボ・CPUに対応していないほど古いものであれば変える必要があるのでしょうが、1、2世代程度CPUを新調する場合はOSはそのままで大丈夫のようです。ただ念のため再インストールする人は多いらしいですが。

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