うつしみクーラー

ゲームボーイの「聖剣伝説」についての思い出とか

2018/05/23 22:17 投稿

コメント:36

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 この記事は、ゲームボーイのARPG「聖剣伝説」に対しての個人的な思い出や偏見を延々書き綴るだけのものです。

 記事の性質上、ネタバレを大いに含みますので、今後まっさらの状態で遊びたい方は読まないでください。





■ 世界を救えなかった男の物語

 さて、このゲームのキモとなる要素を一文に纏めると↑のようになると思います。更にもう一文「世界を救ったヒロインの物語」と付け加えれば完璧でしょうか? まぁ、そんな感じのストーリーは沢山ありそうですが、どんなのがありましたっけ? なかなかパッと出てこないものですね。


■ ファーストコンタクト

 さてさて、もうかなり懐かしい話ですが、私がこのゲームに出会ったのは中学生の頃でした。友達に「はい」とゲームボーイを渡されて最初にやったのがジュリアス戦という。もうね、友達のY君は情け容赦ない男です。

 しかしまぁ、そんな縁で出会い、その後の数分で軽快な操作性と音楽に悩殺された私は即座にソフトを購入し、めでたくオープニングからエンディングまで隅々を堪能したのでした。めでたしめでたしめでたくない。


■ 常に「あと一歩」及ばない主人公

 ご存知の通り、彼は足掻けども足掻けども、毎回肝心なところで遅れをとります。

 ヒロインを目の前で攫われ、奪還のチャンスではヘマをこき、共闘するアマンダを守りきれず、シャドウナイトを倒すものの再びヒロインの奪還に失敗し、ついにはマナの樹の防衛に間に合いませんでした。最後はヒロインが犠牲になる事で、辛うじてマナの樹を再生させるという……。

 これはですね、普通の人なら己の無力さに再起不能になるのではないでしょうか。


■ だからと言ってダメじゃない

 ストーリー上、主人公は「特別な存在」ではありませんでした。一応、ジェマの騎士とか呼ばれるようになりますが、それもボガードが勝手に言っているだけで、主人公としては成り行き上そうせざるを得なかっただけでした。

 ともかく、ゲーム中で語られる限り、主人公は単なる出自不明の元奴隷でしかなく、特別な力を受け継ぐ血筋の誰某であるとか、英雄の生まれ変わりであるとかは一切ないです。一応、戦う奴隷として日々暮らしてきた事から「戦う事」についての技術はある程度磨かれた状態だったのかもしれません。まぁ、彼が「いつから」戦う奴隷として存在したのか不明なので、どうにもアレ*1ですけど。

 *1 : 例えば、ストーリーが始まる2日前に奴隷になったばかりだとしたら戦闘の技術は磨かれとらんでしょう。

 ともかく、彼については、どこからともなく奴隷として攫われてきた村人Aが命からがら脱出した所、更なる厄介ごとに巻き込まれてしまっただけなのです。

 彼は充分過ぎるほど良くやったと思います。ロクな仲間も居ないのに。


■ ヒロイン

 あまり書くことがないのが困りモノのヒロインです。

 彼女は一貫して「護るべきものの象徴」として存在する由緒正しいヒロインです。主人公(そしてプレイヤー)に対して「世界を守れ」という漠然としたものではなく、「ヒロインを守れ」という単純明解な目標を与える為に存在します(ですよね?)。

 ただ生きる為にグランスから脱出した主人公は、彼女と出会うことで当面の目標を得ることになります。

 最終的な主人公とヒロインの関係についてですが、どれ程進展したのかは明確に語られませんでした。おそらく、共に過ごしたのは長くても数日間で、その期間も8割がたサバイバル状態だったはずなので、あまり親睦を深めるどころではなかったと思います。

 主人公側としては、デビアスの一件の折に「ヒロインを愛している」という趣旨の発言をしていた気がするので、まぁそうなのかな、と思います。

 それでも、シャドウナイト戦前のやりとりを見るに、一定の信頼関係は築けているようなので、そこそこ仲良くなっているのかな?とも思います。

 で、最後の最後で彼女は「護られる側」から「護る側」へと脱却*2する訳ですが、そこに主人公の健闘に応える気持ちがあったのかどうか。不明ですが、あったとしたら、それはそれで残酷ですね。だからこそ立派なヒロインであるのもまた皮肉ですが。

 誰だ、あまり書くことがないとか言ったのは。

 *2 : ヒロインが能動的に行動したのはここだけだったと思いますが、どうでしたっけ?

■ デビアス関連のイベント

 中盤の山場ですね。オープニングイベント以来の登場となる「アマンダ」と、その弟「レスター」を中心に話が展開されます。

 この、レスター救出時の主人公の台詞が印象的です。確かに、ああ言うしかないですよ。「アマンダは俺が殺した」とか、どう頑張っても言えませんわ。

 そして、当然ながらデビアスを倒してもアマンダは還らず。そのまま一気にグランスに殴り込む事になるのは主人公の破れかぶれな気持ちを表している様な気がします。


■ ボガード

 「こいつがしっかりしていれば、もっと色々何とかなっただろうランキング」上位入賞間違いなし。トップブリーダー推奨。みんな大好きボガード爺さんです。

 彼はかつてのヂェマの騎士であり、過ちを繰り返さない為にマナの樹を見守る名目で人里離れた小屋に隠居して*3世間の声を「(∩゚д゚)アーアーきこえなーい」した結果、対グランスの初動が遅れ、勇んで乗り込んだ飛空挺ではこれといって役に立たず、挙句に飛空挺から落ちて歩けなくなります。

 その結果、彼は主人公に自分と同じ経験をさせてしまう(=自分と同じ境遇の者を生み出してしまう)という、見事に過ちを繰り返しています。

 いや、まぁ、それは彼の責任ではなくて、そもそもグランス公国が悪いのだから云々というのはそれはそうなんですが、そういう輩が出てきても何とかする為に待機してたんじゃないのか?ていうか、今回の一件であんた何か役に立ったっけ?

 とにかく、彼がキチンと後継者を育てておけば、通りすがりの主人公に何もかも丸投げせずに済んだのです。

 とまぁ、散々な言いようですが、彼が引き篭もらざるを得なかった気持ちは分からなくもないです。人間、誰でも弱い一面くらいあるものです。

 それに、先に述べた通り、彼が少しでもしっかりしていると聖剣伝説のストーリーが成り立たなくなってしまうので仕方ないのです。

 *3 : これは私の妄想だったようです。ボガードが隠居している理由は明示されていないようです。

■ まとまらず

 私の周りでは、SFCで発売された「聖剣伝説2」から入った人が多かったので、話が合わないことが多々ありました。

 私としてはGBで出た一作目の印象があまりに強すぎて、2以降が受け付けられないという、何だかもう大分損をしてるのではないかと思うのですが仕方ありませんね。

 というかですね、私は別に続編を求めてなかったんです。


コメント

ゲスト
No.34 (2018/05/27 10:33)
台詞が一々面白い。HPがゼロになる瞬間にセーブして最初からやり直しに・・・・・・
ざっくざく♪
No.38 (2018/05/28 00:10)
ネットでマンセーされてる割にはたいしたことねーよな。普通にクソゲーじゃねえか
まず特定の武器じゃないと倒せない敵が多すぎ
それも物理攻撃は効かないとかでなくチェーンしか効かない・斧しか効かない・モーニングスターしか効かないという
複数の種類を要求されるからスタートボタンを押していちいち武器を持ち帰るのがめんどくさい
ワンボタンで武器を持ち替えできるようにしろよ
威力半減ならまだ許せるが1ダメージも与えられないのはクソすぎ

あと突進してくるザコを攻撃してもダメージを受けたまま突進してくるのでダメージを受けるのも×
あと普段は2か3しか喰らわないのにたまに規格外のダメージを受けてHPがMAXなのに即死とかも理不尽
あと床に雪だるま乗せるヤツも判定がヘンで成功しない時もあったし
そのせいで他に突破手段があるに違いないと判断して別の所行って何もなくて攻略サイト見たらやっぱりそこが正解で
判定がズレてるせいで別の... 全文表示
翠ノ刺身 (著者)
No.39 (2018/05/30 23:46)
色々コメントいただきありがとう御座います。
個別に返信するのはちょいと大変なので、ある程度纏めさせていただきますが、申し訳ありません。全ては拾いきれないと思います。

まず最初に、「思い出補正で審美眼が……」とコメントいただきましたが、思い出補正というのはその通りです。
当時はそれが最先端で、遊んでいた私達もまだ子供で多感な時期でした。だからその時感じた事はとても新鮮で、強烈だったものです。
実際今遊ぶと、まぁこんなもんだったかなぁ? という感じです(それでも、私などは充分楽しく遊べてしまうのですが……)。

で、結構マーシー人気なんですね。正直私はあんまり印象に残ってなかったのですが……、というのもボンボヤジのオーバーテクノロジーっぷりが凄すぎて存在が霞んでました。
単なるご都合主義キャラなんでしょうけど、ボンボヤジ。
主人公については、まぁ、自由な身にはなれたので、少なくとも欲しかったもののひとつは... 全文表示
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