Te-tsu君の錆びてるブロマガ

新作投稿しました。

2018/08/25 20:54 投稿

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こういう「超真面目」で「めっちゃ地味」な作品、どれだけの支持を得られるか…。
聴き手の想像力を信じたい。

昨年作ったこれも、アプローチは全く違うが関連作品と言っていいだろうな。
今回の曲は、構想自体は20年前からあったもの。
実際に誰かに歌ってもらいたいと思って作ってた。
その当時ある程度はできていたのだけれど、やっぱり若かったんだろうね、
あれやこれやがどうもしっくりこない、という理由で
なかなか納得いく形にならなかった。
放置したり手直ししたりが続いて、
10年くらい経った頃にかなり現在の形に近づいたが、
やっぱり満足とは言えなかったな。

それからさらに年月が経って、合成音声で表現できる時代に。
なので、いつかこれちゃんと発表したいな、とは時々思っていた。
しかしアレンジ・環境・技術が揃っている気がしないため
なかなか手が出せずにいたね。
が、最近になって白咲君を加えたことで、音的にも絵的にも
とりあえず「CeVIO若手の4人でちゃんとハモる曲」が作れる状態、
つまり「環境」は一応整った。
このアレンジは形の上ではごく一般的な「混声四部合唱」であるが、
いわゆる「クラシックの声楽家らしい声」では合わない気がしている。
ひょっとすると案外中学生くらいの歌声でも合うだろう。
(なので絵的な意味でもハルオロイドを採用しなかった)
ジャンル的には少々ミスマッチだが、
CeVIOのこの4人の声で発表する価値はあると判断、
制作に取りかかった。

さすがに、作品を聴かずにこれを読んでいる人はいないだろう。
前半は比較的シンプルながら、ポップな雰囲気も漂う。
しかし童謡のような間奏を挟んだ後は、
まるで別人の作品かと思えるくらい変化してる。
(そもそもリアルタイムで聴いてた世代ではなく、
 現代の視点で、私なりの解釈で作っている。本人歌唱の
 音源は聴いたが、作品にはほとんど反映されてない)
ある年代以上の方々はご存知の通り、この曲を歌った歌手・坂本九は
若くしてあの飛行機事故で亡くなっている。
それに、「お星さまになる」、という、
とても悲しくとても素敵な表現が、僕たちにはある。
本来はそういう歌ではないと思うのだが、
この曲に触れるとき、避けて通れない話になってしまってて、
また、ごく日常的な、ささやかな幸せを願うこの歌が、
今必要ではないのか、という思いもあった。
それらがこのアレンジの、特に後半の推進力になっている。
そこは20年前から変わってない。
それを乗り越えてこそ曲本来の輝きが戻るのかもしれないのだが。

もともとは比較的大人数で歌うことを想定して作っていたので、
今回、歌のほうは声部を減らしてコンパクトに直した。
クライマックスだけはもう一人必要なので、IAさん起用。
さりげなくEnglish C初使用。
実際には鍵盤を激しく連打しながら高いロングトーンを歌うのは
無理なんだけど、絵的にはファンタジーなので
それくらいは許してもらえるかな。

今回も映像は全て静止画の組み合わせである。
よって、特筆すべきものなどないに等しいのだが、
人物の表情が明るくなりすぎないようには考えた。
過去作ではほとんどの場合字幕で歌詞を表示していたが今回は外した。
別にコメントで歌詞職人に、という図々しい意図ではなく、
単に、この映像にそういうものは不要だと判断したものである。
もともとよく知られた名曲であり、字幕を入れるメリットはない。
完成が遅れたのをいいことに
MMD関連イベントに出品はさせていただいたが、
そういう方向で楽しむ作品にはなっていないのは良くないのかなぁ。
よくわかんないや。

アレンジについては、特に作曲・編曲の技法を勉強しないままに
色々年月をかけ手を加えていった作品であるため、
アンサンブルとしては多分今ひとつだし、
若気の至りと、大人の落ち着きとが同居してると思う。
最後の最後にピアノで「あの曲」が流れるのは、当初からあったアイデア。
そのまま残した。
調声面で最も悩んだのはやはりラスト、である。
自分が歌うなら難易度的にはどうってことないけれど、
CeVIOで表現するにあたりこればかりは「ちょっとした技術」が必要だった。
これにも解釈に基づく「意図」は存在する。

素人っぽさの残る未熟な作品でありどこまで伝わるかわからない。
繰り返すが、聴き手の想像力を信じたい。

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