熱狂と怠惰

Kritaガイド@ Niconico 3.8 ブラシプリセットの設定

2016/07/05 22:51 投稿

  • タグ:
  • Krita
  • Kritaガイドby_Tokiedian
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
tokiedian 作『Kritaガイド@niconico』はクリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスで提供されています。
現在地:↑3.7 描画ツール
←目次現在地:3.8 ブラシプリセットの設定→3.8.1 多くのブラシで共通の設定
現在地:↓3.9 リソース管理

今回は具体的にブラシのカスタマイズに入っていきましょう。それはすなわちブラシプリセットの各設定項目を知ることです。Kritaのブラシが膨大な数に上るのは、ブラシエンジンもさることながら、ここでかなり高度なカスタマイズができることの表れでもあります。

3.8 ブラシプリセットの設定

ブラシのカスタマイズ、すなわちブラシプリセットの編集はツールバーのこのボタンを押した時に表示されます。

このポップアップ(ブラシエディタ)で行います。ブラシエディタは大まかに言って以下の部分に分かれています。

  1. ブラシエンジン一覧
  2. 現在のブラシエンジンを使用するブラシプリセット一覧
  3. 現在選択中のブラシプリセット名
  4. 設定タブ一覧
  5. 現在選択中の設定タブに含まれる設定
  6. 全般設定
  7. スクラッチパッド

ではそれぞれについてさらに詳しく解説していきましょう。

3.8.0.1 ブラシエンジン

3.5で述べたように、Kritaはブラシプリセットの上にブラシエンジンという上位分類を持っています。ブラシエンジンごとにブラシプリセットの設定は大きく異なっており、一般に異なるブラシエンジンで同じブラシを作ることは不可能です。それぞれの概要は以下のようになります。

ブラシエンジン説明
ピクセル所謂通常のブラシ。最も初期から実装されていたブラシエンジンであり、もっともよく用いられることになるブラシエンジンでもある。
混色描画する場所にある色に影響を受けて描画する色が選択した色から変化するという特徴を持つ。主に油彩・水彩ブラシやぼかしツールとして使用される。
スケッチラフスケッチや行書のような荒々しい線を描画できる。おそらくKrita独自のブラシエンジンの中では最も美しく、実用性も高いもの。
絵筆複数の毛を束ねて作られた「毛筆」をシミュレーションするブラシエンジン。開発段階では「Sumi」と呼ばれていたらしい。
形状ブラシで囲った範囲が選択した色で均一に塗りつぶされるという独特の挙動を示すブラシエンジン。投げ縄選択の選択範囲を塗りつぶすと言えばわかりやすいかもしれない。主にアニメ塗りなどに用いられる。
スプレースプレーをシミュレーションするブラシエンジン。
ハッチングデッサンなどで線を平行に引いたものをいくつかの角度で重ね合わせて影を表現するハッチングと呼ばれる描画法をシミュレーションするブラシエンジン。その他にも漫画のスクリーントーンなども表現できる。
グリッドプチプチのような一面に丸を敷き詰める描画を行う。
カーブ滑らかで強弱の付いた線を描画できる。マウスを使って絵を描く場合に便利。
ダイナミック少しマウス・スタイラスペンを動かすだけでブラシが非常に大きく動くブラシエンジン。
パーティクルこのブラシエンジンで描画すると多くの細い線で構成された複雑な図形が描画される。
複製一度ある場所に描いてあることを記憶させると、その複製を描画するようになる。設定次第では修復ツールとして使用することも可能。
変形描いてあるものを変形させるブラシエンジン。
接線法線ペンタブのスタイラスペンの傾きデータを利用して法線マップを描画するブラシエンジン。Krita独自のブラシエンジンの中でも最も独創的なものであろう。
フィルタ描画した場所に設定されたフィルタの効果をかけるブラシエンジン。
チョークただあるだけのブラシエンジン。特に用途はない。

ブラシエディタでブラシエンジンは一番左に一覧で表示されており、そして上にはそのブラシエンジンに所属するブラシプリセットの一覧が表示されます。目的のブラシエンジンを選択した後、編集したいブラシプリセットを上から選択しましょう。

ここで選択しているものは単純に現在選択しているブラシプリセットとなりますので、ブラシプリセットドッキングパネルで編集したいブラシプリセットを選択しておくことも可能ですし、またブラシエディタを単に整理されたブラシプリセットセレクタとして使用するのもあながち悪くはないといえます。

3.8.0.2 ブラシプリセットの編集とスクラッチパッド


選択したブラシプリセットの名前は選択中のブラシエンジンのすぐ下に表示されています。

ブラシプリセットの設定を編集すると名前は斜体になります。その状態でその横にある「プリセットを上書き」をクリックすると現在の設定を選択中のブラシプリセットに上書きできます。また名前を変更することも可能で、そうするとボタンは「プリセットに保存」となり、新しいブラシプリセットとして保存されます。元の設定に戻したい場合はその隣にある「再読み込み」ボタンで回復ができます。

ただし、ここで重要なのはただ設定をいじって保存するとブラシプリセットのアイコンが白紙になってしまうということです。これはブラシプリセットのアイコンの設定を行っていないせいで、それが行われるのがブラシエディタの一番左にあるスクラッチパッドです。

3.8.0.2.1 スクラッチパッド

スクラッチパッドは基本的にはブラシエディタで選択・編集したブラシプリセットの試し書きをするエリアです。ですが同時にブラシプリセットのアイコンを作成する役割も担っています。上の正方形の点線内(プリセット領域と呼ばれる)に描かれたものがブラシプリセットのアイコンとなります。

スクラッチパッドの一番下にある4つのボタンの機能は左から以下の通りです。

ボタン説明
現在のアイコンでプリセット領域を塗りつぶす選択中のブラシプリセットのアイコンでブラシプリセットのアイコンに使われる正方形の領域(プリセット領域)を塗りつぶします。ブラシプリセットの設定の上書き保存をしたり、改造版のプリセットを作りたい場合はほぼ使用が必至になるボタンです。
グラデーションで領域を塗りつぶす現在選択しているグラデーションでスクラッチパッド全体を塗りつぶします。プリセットのアイコンの背景を作るのに便利です。ちなみにデフォルトのプリセットのアイコン背景のグラデーションは「BG-Krita2」です。
背景色で領域を塗りつぶす現在の背景色でスクラッチパッド全体を塗りつぶします。これもプリセットのアイコンの背景を作るための機能と言えます。
範囲を白へとリセットスクラッチパッドを白にリセットします。いちいち消しゴムを使うよりこれを使った方が圧倒的に楽でしょう。

3.8.0.2.2 全般設定

またブラシエディタの一番下にはブラシプリセットに対する全般設定が用意されています。左から以下の通りです。

設定説明
デフォルトのプリセットサンドボックス
一時的にプリセットの小変更を保存サンドボックス
消しゴム切り替えサイズサンドボックス
高速プレビューサンドボックス

3.8.0.3 ブラシプリセットの設定

Kritaのブラシプリセットの設定の数が膨大なため、ブラシプリセットの設定はいくつかのタブに分けられています。そのタブの一覧はブラシエンジンの一覧のすぐ右隣にあり、ここから目的の設定が含まれるタブを選択して編集を行います。

あまりに説明することが多いので本ガイドでは別ページでの解説を行います。

3.8.1 全てのブラシで共通の設定

3.8.2 ブラシエンジン


コメント

コメントはまだありません
コメントを書き込むにはログインしてください。

いまブロマガで人気の記事