なんでもは知らないけど。。。

やっぱりきみが一番だった

2016/03/16 09:41 投稿

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ある夏の日のある昼下がり、すこしだけ西に傾いた日差しは
それでも明るく輝き、この世界のすみずみまでを夏の冷たい光で満たしていた

冷房が効いているから、室内は快適だが、外出ともなれば、相当な暑さだろう

それでも、夏が好きなんだけどね、おれは!

「さて、とりあえず誰に電話するかだが?」
おれはスマホのアドレス帳を眺めていた
それは、まあ、誰でもよかったんだが、女友だちに電話して、
ひまつぶし、というわけではないが、おれの遊びに付き合ってもらうためだ
それにしても、名前は覚えているが、容貌や姿形がどうも思い出せないやつが…
もとい、女の子が何人かいたりするのは、じつはおれが妄想とまではいわないが、
想像で作り出した架空の女、つまりエア女ではないのか?などと、
ふと考えてみたりもして、むしろ、そういう女の子が実在するかを
確めるのも面白い、いや、おれの好奇心と興味がそっちの方向に
むかうのは、さすがに無理がある、
うん、いますぐにやることでもないな、
やはり、あとまわしにするべきだろう、
それなりに、意外性の期待もできるプロジェクトなわけだが、
協力者がいたほうがいいだろう、
なにしろ、実在性に「?」ありな女の子たちだからね

ということで当たり前のことだが、
思い直す、
なことより、軌道修正して、さっさと心当たりの女の子に電話して連れ出し、

今日という日を充実した一日にする

おれは、なんというすばらしい人間なんだろう
そのような理想をもって行動するのでなければ、
相手の女の子だっていやな思いをするだけだ
全然楽しくもなんともないんだよね、実際の話

みなさんも、そうおもいませんか?
おもわず自分をほめてやりたくなるってことです

というわけで、おれは、一人の女の子に電話することになる

数回のコールのあと、微妙に上ずった声でその女の子は電話に出ることになる

「お、恩田くん?久しぶりだね?ど、どうしたの…?」
そういえば、自己紹介がまだだった、失礼しました
俺の名前は、恩田弘明ということにしておきましょう

「久しぶりだから電話したんだよ、夏森の声が聞きたくなってさ」
ここで、もうひとつ名前がでてくる
つまり、おれが電話をかけた女の子だ、夏森静香ということで、
えっ?それは、おれの彼女の名前って?いえいえ、それは全くの偶然の一致、
必然の不一致で、
おれとあなたの彼女さんとは、一切のやましい関係はない、
というより会ったこともないこと、宣誓するものであります


「えっ?うそでしょ?だって…本当に…久しぶりなんだもの…」
「そんなことないよ、これ本当の話、元気でいるかなーってさ」
「そうなの?うん、ありがとう!わたしは元気だよ!恩田くんも元気そうで…うれしいな」
「うん、おれも、夏森の声でわかったよ」
「そうだよね、わたしもわかるの…声で…でも恩田くんだけだよ…」
「そうかあ、ありがとう、本当に夏森に電話かけてよかったと思った」
「久しぶりなのに、なんだか、そんな気がしないよ」
「ところで、静香ちゃんも、いまは夏休みでしょ?」
「恩田くんったら、もうー夏森でいいよー」
「そうかな、おれ、静香って名前が好きなんだよ、やっぱり、夏森らしい名前だしね」
「そうなの?本当?でもありがとう!そういってもらえるだけですごくうれしい」
「久しぶりだし、静香ちゃんに会いたくなってきた」
「えっーいいの?いそがしくない?大学とか?」
「大丈夫だよ、やることも多いけど、夏休み長いし、静香ちゃんにもあいたいし」
「わたしの学校は忙しくないの、それにアルバイトもやってないから、いつも本を読んだり、お友だちと…学校の女の子の友だちだよ…買い物にいったりするくらいで、他には何もしてないの、だから、今日も時間あるよ」

「じゃあ、どこかで待ち合わせしようよ」
「うん、じゃあ、場所は、恩田くんが決めて、わたしはどこでもいいよ」

…そういえば、夏森の自宅の近くに「山田うどん」があったなあ…


~つづく~

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