おこめ式自動車工房

【チェイサーDIY】俺のツアラーV⑭ 水漏れの盲点

2018/03/10 18:49 投稿

コメント:2

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(このブロマガは元自動車整備工/民間車検業であり国家資格二級自動車整備士持ちの解体屋のおっさんが私用で独断と偏見に基づく車いじりをしている様をお届けしています。絶対に真似をしないでください)




駐車場で雪をどかしておらず普通の乗用車が駐車出来ないスペース…

それはジムニストのために用意されている。


嘘です。
おこめです。ご無沙汰しております。

さて春を迎え、チェイサーを所有して2年が経過しようとしています。すると当然やってくるのは車検です。今年は知り合いの車屋さんに任せて取得してもらおうと思っていたのですが、直前になってトラブルが発生したためまずはそれを修理しないといけません、具体的に言うと
水が漏れました。

というのも


先日開幕したDriftKingdom2018シリーズ開幕戦つくばに行ってまいりました。
ドリフト競技会にしては大きめのサーキットで攻略も一筋縄ではいかないだろうなぁと思っての観戦でしたが、結果は参加選手の皆さんのスピードの乗せ方殺し方の上手さに感心しきりでした。結果は今後発売されるHotVersionDVDなどでぜひご覧ください。(露骨なダイマ)

で。

僕は心配性なので車は基本的に毎日乗る前にオイルと水の量と漏れを目視確認してから乗ります。
以前ラジエターとホース類を全交換したのですが、その後も長距離を乗るとなぜかサブタンクの水がだんだん少なくなるのでおかしいなとは思っていたのです。
その頃ノーマルの樹脂サブタンクに亀裂が入っていたのを見つけていたのでタンクを社外アルミ製に交換したのですが、更にその後もどこからか少しずつ水が減っているのは認識していました。
どこかから水が滲んでいるのだろう、とは思っておりいつか直さねばなーという認識はあったのです。
当然つくばに行く前も確認し補充もしていて問題はなかったのですが、つくばから帰宅後会社に行こうとして確認したところサブタンクがからっぽになっているではありませんか。

おかしい。つくばの旅程で明らかに水漏れが増えた。
会社で確認したところ、以前は全く問題がなかった所に水漏れを発見してしまいました。




ここです。修理前の画像を撮り忘れたので画像では漏れていませんが、ここから滲んだ冷却水が結構な勢いで垂れてきていました。

この部分が何かと言うと、上のアルミ部分はシリンダーヘッドから冷却水を取り出すアウトレットでここに水温センサが付いています。
下側のアルミ部分はシリンダーブロックのウォータージャケットで、画像手前(外側)にウォーターポンプが付いています。1JZ-GTEはこの2つの部分をバイパスパイプ(画像の中心に少しだけ見えてるパイプ)で接続しています。
このバイパスパイプの上下がゴムのOリングで接続されているのですが、経年劣化でOリングがヘタりここから冷却水が漏れるようなのです。

この水漏れというのがなかなか曲者で、エンジンが冷えていると全く漏れません。以前の記事でも書いたのですが自動車の冷却水というものは通常エンジンの熱による膨張で圧力がかかり、加圧されることにより沸点を上げて冷却経路内で沸騰することを防いでいたり、キャビテーション(ウォーターポンプの羽根でかき回されることにより羽根の後ろに気泡が発生しやすくなる)を防いでいます。この加圧された状態になることでじわじわと漏れてくるようになるのです。僕が普段乗る距離は通勤のみの片道3km程度。真冬だと暖気も含めても冷却水温が上がりきる前に会社についてしまいます。つまり通勤ではほぼ水が漏れない。遠出しないと水がほとんど漏れないわけです。



てなわけで会社で〇ノタロウより取り寄せ。僕の会社は自動車整備の仕事ではないのでメーカー部品屋さんとは取引がなく純正部品が欲しい時は取引先の車屋さんに頼むか自力で探さないといけません。地味に面倒。
今回は水が漏るOリングの他に作業で取り外す必要のあるウォータアウトレットパイプのガスケットも取りました。このテの部品はなるべく再利用しない(本来しちゃいけない)ので。

てなわけで作業開始です。



BLITZのアルミラジエターはドレーンが純正に近い場所にありますのでまずは水を抜きます。
エンジンがある程度冷えるまで(車内を清掃したりして)待って、ドレーンを外します。トレイに水をうける準備をしたらラジエターキャップを外すと水が一気に抜けます。1JZターボは全量で7L近く入っているのですが今回はロアホースまで外さないので適当な所でやめます。



ウォーターアウトレットに刺さっているホースとコネクタを外します。



ウォーターアウトレットからラジエターアッパーパイプのシリコンホースを外します。この車はホース交換してそこまで年数が経ってないので外れやすいですが、アルミパイプとシリコンホースがへばりついていることもあるので念のためホースを外す専用工具を使います。



この絶妙な角度でぐねぐねしているカギ棒、正確な名前は「ホースプラッカー」といいます。数百円で売ってるしホースに傷をつけずに外せるので地味に便利。



横から差し込んでホースの張り付いてる部分をぐりん!とはがします。やってみるとこの絶妙な曲がり方のおかげで裏にも回り込むので持つべきものは専用工具です。



アウトレットパイプを外しました。シリンダーヘッドに付いてる部分のガスケットは再利用しないので処分します。



外したエンジンのほうはこんな感じ。
ウォータポンプ裏のバイパスパイプが見えました。黒いOリングが見えますがこの下にももう一つついていてそちらから水が漏っているようです。



外して、清掃して、Oリングを交換。組みつける前にワコーズのシリコンガスケット(透明)を塗布してから組みつけます。ワコーズの液ガスは強力で良い!愛用しております。
あとは元通り組みつけて戻していきます。アウトレットパイプガスケットも新品に交換します。



恒例となった冷却水のエア抜き。
今回も新兵器(切ったペットボトルに養生テープ巻いたやつ)を導入。
ファンクラッチ付きの冷却ファン式+社外レーシングラジエター+冬というこの状況、水温がちっとも上がらないので正直にいっていつまでエア抜きすればいいのかいまいち謎です。
仕事でやってた冷却水交換などでは通常電動ファン式のラジエターが一般的でしたので、電動ファンが回転を始める温度は間違いなくサーモスタットも開いているのでわかりやすいのですが…
今回も室内のヒーターを暖房全開でラジエターに水を足しつつエンジンはかけっぱなしにしておき、たまに上下ホースをもんでエアを出したりエンジンを空ぶかししてポンプを回すことでエアを追い出していきます。どっちをやってもペットボトルからエアが出てこなくなったので1時間くらいで完了。




その後はラジエターキャップを閉め冷却経路を加圧しながら再度水漏れがないか確認。現段階では今回修理した所もふくめどこからも水漏れは確認できませんでした。
直ったかな。

よし、これでやっと車検にいける…
ちなみに私元々は指定整備工場で主任整備士をやっておりましたので自分で一通りチェック、整備をして24か月定期点検整備記録簿(分解整備記録簿)も自分で書きます。ユーザー車検の緩和で認証(指定)整備工場に所属していなくても整備記録簿が書けるようになってるのでできる人は自分でやって書いてもいいわけです。

一番の問題点は、2500ccの旧型ターボ車にかかる税金と手数料や…車検、怖い!!!

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おまけ



DriftKingdomの会場イベントでドリキンの本にサイン入れてもらいました。
家宝にします。
今季からKingdomの審査員になったSuperGTドライバーの松田次生選手にもサインいただきました。今年も可能な限りイベント見に行きますぜ~

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おまけ2



DriftKingdomクラブマンクラスに参戦中のチーム「頭文字D アゾン WAKO'S」塚本奈々美さんのマシン、S14!今年もカッコいいすなぁ!HotVersion用の収録中ちょっと離れた所から見てました。

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次回に続きます。

コメント

栃木の水銀党員
No.1 (2018/03/10 21:08)
ウィークポイントと事例と虱潰しはもう嫌です誰か助けてぇ♪
RiseupPlus (著者)
No.2 (2018/03/18 20:44)
>>1 栃木の水銀党員さま
ちなみにこのあとタービンのクーラントホース(アウトレットパイプから出てるやつ)からも水漏れして再度ホース交換+エア抜きやりました!誰か助けてぇ♪
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