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【デレマス小説】ココロの配達員 第二章「とてもいいところだから見てほしくって」

2021/03/27 18:00 投稿

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口をパクパクしながら、いま目の前に起きている事に、頭がパニック寸前だった。
そんな乃々の様子にお構いなく、白山羊の配達員はもう一度話しかける。

「乃々様にお届け物です。どうかお受け取り下さいませ。」

少し深呼吸をして落ち着いたところで、配達員から小さな箱を受け取った。
ピンクのリボンにカラフルな包装紙でラッピングされた箱を開けると、その中から小さなハート型のぬいぐるみのようなものが入っていた。
何でこんな物が私の元に?そもそも誰からの贈り物なのだろう?
不思議そうに眺めていると、いつの間にか配達員が乃々の横に立っていた。

「それを優しく抱いてみて下さい。」
「や、優しく、抱く…?」
「はい。そうすれば、あなたの心は癒されますよ。」

心が癒されるって?何をワケの分からない事を。
そう思いながら騙されたと思って、乃々はハート型のぬいぐるみをそっと抱いてみた。

その瞬間、さっきまでいた公園の景色が一変して、暖かくて心地よい空間が広がった。
まるで雲の上で眠っているような、不思議な感覚に乃々は包まれていた。
嫌な事も苦しい事も、何もかもが全部抜けていくようで、すごく暖かくて心地よい。
幸せになった気分になったと思った瞬間、気が付いたら、元の公園の場所に戻っていた。

「どうやら、無事に心が癒されたようですね。では私はこれで…」

白山羊の配達員はニッコリと笑って、乃々の前から立ち去ろうとした。

「あ、あなたは一体、何者なのですか?」

乃々は必死で配達員を引き止めた。
配達員はゆっくりと振り返り、乃々に自己紹介をした。

「私は『ココロの配達員』。心の寂しい方に「ココロ」を届けるのが私の仕事です。」

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