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【映画】ベイマックス・日本語上映版とアメリカ上映版の違い【ネタバレ感想】

2015/01/04 01:39 投稿

コメント:68

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※この記事は
【映画】ベイマックス(英題:BIG HERO 6)【ネタバレ感想】
の続きです。先ずはこちらからご覧下さい!


『ベイマックス(原題:BIG HERO 6)』字幕版を観ました。
相変わらず大変面白かったです。ただ、ひとつだけ気になる点があったので、
ここに残しておこうと思い筆をとりました。お付き合いください。
※尚、映画本編のエンディングについて語る内容なので、



必ず!

映画視聴後に!

ご覧下さい!















まずこの「気になる点」を語る前に、日本語吹き替え版のエンディングを思い返してみます。

映画本編の最後、
サンフランソウキョウを駆け巡るヒロ・ベイマックス・ゴーゴー・ワサビ・ハニーレモン・
フレッドの面々をカメラが追いつつ、ヒロのモノローグが流れます。
(セリフは曖昧です)

ヒロ「僕たちは思わぬ形でスーパーヒーローになった。」
ヒロ「でも、兄さんの願いどおり、人々を助け続ける。」

ヒロ達6人の集合絵。(個人的にこの映画最高のワンカットです!)

ヒロ「ベイマックスと一緒に!」

──『ベイマックス』というタイトルロゴの表示。エンディングへ──






続いて、日本語字幕版のエンディングです。




ヒロ「僕たちは思わぬ形でスーパーヒーローになった。」
ヒロ「でも、兄さんの願いどおり、人々を助け続ける。」

6人の集合絵。

ヒロ「(台詞なし)」

──BAYMAXのタイトルロゴ表示。エンディングへ──




字幕版と吹き替え版を観た際、違和感を覚えた唯一の点がここでした。


・吹き替えであったはずのセリフが字幕版では消えていた。

・原題は『BIG HERO 6』。
 映画は通常原語版では原題が表示されるはずなのに、

 何故字幕版ですら『BAYMAX』表示?




気になったので本国版を知っている人に聞いてみた所、ちょっと驚きの事実が。





本国版で流れたエンディングはこんな感じだそうです。






サンフランソウキョウを駆け巡るヒロ・ベイマックス・ゴーゴー・ワサビ・ハニーレモン・
フレッドの面々をカメラが追いつつ、ヒロのモノローグが流れます。

ヒロ「僕たちは思わぬ形でスーパーヒーローになった。」
ヒロ「でも、兄さんの願いどおり、人々を助け続ける。」

ヒロ達6人の集合絵。



ヒロ「Who are we?(僕たちは誰かって?)」


──BIG HERO 6というタイトルロゴの表示。エンディングへ──







頭から冷や水をかけられたような衝撃!

「これはヒロとベイマックスの物語でもあるけれど、
 彼らがスーパーヒーローチームになった瞬間を描いたオリジンだったんだよ」

というアンサーを観客に与えるエンディングだったのです!

本編でずっと映さなかった『BIG HERO 6』のロゴを本編最後に映す事で!





映画『BIG HERO 6』は、タイトルロゴまでが演出に含められていた。
これを知ってしまうと、本国版と字幕版・吹き替え版は、
エンディングにおいて大きく解釈が分かれる事になります。

吹き替え版は「ベイマックスと一緒に!」というセリフの後に
『ベイマックス』のロゴが表示されるので、
「日本ではあくまでヒロとベイマックスの物語で推していくよー」
別のアンサーが出ている事になりますが、字幕版はどうでしょう?
代替案も無くセリフも削除、ロゴも変えられ、
本来の演出が封じられた中途半端なエンディングになってしまっています。


知らなきゃ知らないで終わった話。
尚且つ、実際に本国版をこの目で見ていないのでウラが取れていない状況なのですが、
もしこれが本当なら映画作品の本質が損なわれる恐ろしい行為だと思います。
ここから分かるのは、おそらくディズニーは日本においては


「BIG HERO 6」ではなく、
「ベイマックス」というキャラクターコンテンツを売っていきたい


という事です。今までの宣伝プロモーションから見ても、そう取れますね。

自分の知る限りのディズニー・ピクサー映画ですら邦題は好き勝手付けられていますが、
(例:『カールじいさんの空飛ぶ家(原題:UP)など』)
原語版では原題がきちんと表示されるしセリフカットという
演出意図を曲げた例は
記憶にありません。


日本が押し出す感動路線がメインテーマなのだったら、
ヒロがベイマックスを作り直してハグした所で終わっても成立していました。
だが、この映画は『BIG HERO 6』。その後の6人のラストカットは、
物語がチームのオリジンであった事を伝える為に、必要な要素だからこそ
フィルムに残っているのではないでしょうか?


映画で本当に描きたかった演出意図を変えてまで
キャラコンテンツを推し出そうとする
今作におけるディズニーの姿勢は
流石に首を傾げざるを得ません。


自分は、この映画自体は本当に大好きです。
歴代ディズニー映画をほぼ全て見てきましたが、
個人的に歴代1位の面白さだと思えるほど愛する映画になりました。
だからこそ、ブルーレイ発売の折には、
是非とも本来の演出を尊重した本国版のままの内容で収録して欲しいと願ってやみません。


※追記1:
 この記事は日本語字幕版のラストへの違和感と、
 本国上映版を知っている人の発言を元に書かれた記事であってまだ裏は取れていません。
 上記についてのソースが欲しいので何かご存知の方はコメント等を頂けると幸いです。
 この記事に書かれていたことがそのまま間違いであれば、
 それに越した事はありません。その際は陳謝し、記事を削除させていただきます。

※追記2:
 裏が取れました。本国版と日本版では確かに内容が違うそうです。

※追記3:

北米版のブルーレイを購入しました。
自分の目で日本版との差異を確認できました。


コメント

まが
No.71 (2015/05/06 16:02)
有名な民族性ジョーク。
船で火災が発生、船長は乗客を海へ飛び込ませるために、
アメリカ人には 「海に飛び込んだらヒーローになれますよ」
日本人には 「みんなもう飛び込みましたよ」

『アメリカ=ヒーロー願望、日本=集団行動重視。』

ただ単にそれだけの理由だと思います。
私自身もアメリカ映画で「君は僕にとってのヒーローだ」という台詞だったり、最後に主人公をヒーローとして持ち上げる演出の度にピンと来ません。
日本人に合わせた、ごく普通の配慮なのではないでしょうか。
dekomonkey
No.72 (2015/05/07 00:22)
PlayStationStoreでの日本語字幕のレンタル版はヒロのwho〜のセリフとBIGHERO6ロゴでしたよ。
ワンダニャン
No.73 (2015/08/18 00:48)
「frozen」からの「アナと雪の女王」タイトルもだいぶ変わりましたよね
frozenにはエルサの力って意味だけでなく、長い間にエルサ自身の心も凍りついたって意味もあるそうで
「アナと雪の女王」も内容を想像しやすいし、良いセンスだと思いますけどね
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