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「ジョジョの奇妙な冒険」から考えるタロット  :番外編3「コートカード」

2015/11/21 05:53 投稿

  • タグ:
  • アニメ
  • ジョジョの奇妙な冒険
  • ダイヤモンドは砕けない
ジョジョの奇妙な冒険第4部『ダイヤモンドは砕けない』アニメ化決定!!(公式サイト)

いやぁ、きましたか第4部。個人的には諸事情からアニメ化は厳しいかなァと思ってたので

↑こんな感じです。

というワケで(?)、今回は番外編の第3回。
小アルカナに4種ある絵札「コート(宮廷)カード」のうち「ホリィさんのスタンド」で紹介した「聖杯のクイーン」以外の3種について考察してみようと思います。聖杯のコートカードは、すべて第3部のDIO=「世界」を基点としていると考えられ、数も合いそうなので。
あくまで番外編ですので、いつも以上に気楽に「へー。そーいう考え方もあるのか」くらいに受け取っていただければ幸いです。

前にお話しした通り、タロットカードの小アルカナには「ペイジ」「ナイト」「クイーン」「キング」という4種の絵札があり、それぞれ特別な属性を宿しています。
占いの場において、これらコートカードが登場した場合、それは占いの対象となっている人物の周囲に居る特定の何者かを指す事が多いとされ、特に注意深く場を読むことが求められるのです。
それではまず、はじめに「聖杯のナイト」を見てみましょう。
甲冑を身に纏った騎士が右手に聖杯を手に持ち、白馬にまたがっています。この馬は戦闘用ではなく、オリンピックなどに見られる馬術競技用のもの。故に騎士も帯剣していません。甲冑には各部に翼の意匠が施され、彼の任務が「伝令」であることを示しています。
若い騎士は真直ぐに進行方向を見つめ、馬を進めています。乗馬技術も秀でており、杯からは一滴の水もこぼれてはいません。
また、右手を前方に差し出す姿勢からは、その杯は自分の為ではなく誰かに捧げる為のモノであることがわかります。
こうして見ると、「聖杯のナイト」は利他的で穏やかな性質を持っているカードと考えられますが、実はそれだけではありません。
彼の纏うチュニックには、真赤な魚がいくつも描かれています。
タロットにおいて、魚は深層心理のあらわれ。そして赤は情熱の色。
ナイト自体が火の性質を帯びることと相まって、彼はその内面に熱く激しい心を宿しているのです。
この様に、優美で穏やかな「聖杯=水」と熱く燃える「騎士=火」の性質を併せ持つ「聖杯のナイト」。その暗示を列挙してみます。
・心優しく理性的な面と、激しく情熱的な面を併せ持つ若者。
・理想を心に抱くロマンチスト。
・過去に特別な出来事があり、その記憶を大切にしている。
・困っている者を見ると放っておけない。他人の痛みを理解し寄り添う。
・物事の本質や真実を捉え、見極める目を持つ。
・友や仲間が自然と周囲に集う。リーダーではないが、人の輪を作る要となる人物。
・(逆)心のバランスを失うと手が付けられない。
・(逆)イカサマやトリックに手を染める。
・(逆)肝心な場面で積極的になれない。
・(逆)現実逃避や他人への依存に溺れる。

以上の暗示から導かれる「聖杯のナイト」に結び付けられる人物、そしてスタンドはこちら。

東方仗助/クレイジー・ダイヤモンド

ホリィさんと同じく、DIOの呪縛によりスタンドを発現。一時は生死の境を彷徨いますが、DIOの死によって難を逃れ、スタンドを制御下に置きました。
彼の持つ朗らかさと爆発的な激しさ、機知に富む戦術、熱い友情、そして承太郎をして
「この世のどんなことよりもやさしい」と言わしめた、クレイジー・ダイヤモンドの能力。
それらを駆使して自分たちが住む杜王町を守り抜いた仗助は「聖杯のナイト」の座に相応しいと、私は考えています。

続いては「聖杯のキング」
水面に浮かぶ玉座に腰かけた男性。右手に聖杯を、左手には王笏を持ち、凛とした表情で遠くを見据えています。
水面は激しく波打っているものの、彼は特に意に介する様子はありません。「聖杯のキング」は水の属性を完全に理解しているため、水の揺らぎを恐れることはないのです。タロットでの
水とは感情や精神、魂の在り様。聖杯のキングは、すなわち人間の魂を理解する者なのです。
また、王の背後には海獣と船の姿が見えます。海獣は創造力と自由のシンボルであり、船は安定と安息の象徴。このことから、彼は創造と成長の力に長け、周囲の繁栄に大きく寄与すると考えられます。
さらに王の意匠に注目すると、金と青、赤の3色によって構成されており、玉座の色は白。この4色は、地水火風の四元素と対応するものです。つまり、彼は水だけでなく、四元素すべてを制御下においた者なのです。大アルカナ「世界」と非常に近しいと言えるでしょう。
その優れた素養ゆえか、彼は金銭欲や実利的な欲望には乏しいとされています。ただ、自身の精神的成長や自己実現に対する欲求は強く、そのための努力は惜しまないでしょう。また、その安定性と理解力は人間的な魅力にも通じ、集団における精神的支柱となり得る人物に、このカードは対応します。
・精神、心理、人間の魂に対する深い理解を持つ男性。
・自己の成長と理想の実現に情熱を燃やす。
・物事の創造と周囲の成長を助ける力を持つ。
・「世界」との強い関連性を持つ。
・周囲の信頼を得、精神的リーダーとして人材をまとめる。
・(逆)我が強く、一度決めたことを意地でも譲ろうとしない。
・(逆)他人との約束を容易く破り、身勝手に振る舞う。
・(逆)情緒の不安定から自暴自棄に陥り、堕落した生活を送る。
・(逆)他人への敵意を隠し、溜めこんだ末に暴発的な行動に出る。

以上の暗示から導かれる「聖杯のキング」に結び付けられる人物、そしてスタンドはこちら。

ジョルノ=ジョバァーナ/ゴールド・エクスペリエンス&GEレクイエム
DIOの息子として生まれ、一時は自堕落な生活に墜ちかけたものの、あるマフィアとの出会いをきっかけに人間的に成長、スタンド能力にも目覚めました。
やがて彼は「ギャングスター」としてマフィアを支配し、腐敗した世界を変えるという理想を抱くようになり、その道程で多くの仲間からの信頼を勝ち得ていきます。
そして、最終的には「矢」に認められるほどの精神を獲得、「スタンドを支配する能力」とも言われる「レクイエム」へと到達し、巨悪ディアボロを倒したのです。
「創造と成長」というGEの能力や、行動よりも理解力や精神性によって人々を束ねていく姿、そしてなにより「『世界』に近しい者」「魂を理解する王」という暗示が「聖杯のキング」とジョルノとを結びつけました。

最後に「聖杯のペイジ」について。
ペイジとはナイトの従者、もしくは騎士見習いを指す言葉で、まだ成人に至らない未熟な少年として描かれています。ひとりのナイトに複数のペイジが就くことも多く、ナイトから教えを受け、共同生活を送る中で人として成長していくわけです。
波打ち際に立ち、杯をのぞき込んで微笑む少年。杯からは一匹の魚が顔を出していますね。
この魚は実際に杯に入っているわけではなく、少年の好奇心や想像力を図示したものです。
水の入った杯の中に魚の姿を見出す発想力は非凡なものであり、彼が才能にあふれた存在であることを示しています。特に芸術や非日常的な空想に関わる物事、あるいはひとつの事に没入できる仕事などに、高い適性を持つとされます。
ただし、彼はあくまで「見習い」であり、その才能はいまだ開花していません。彼はまだ自分以外の世界を知らず、その才能をどう活かすべきか、己が世界の中でどうあるべきかを自覚できていないのです。
故に、ペイジに象徴される人物には注意が必要です。その者は精神的に未熟で脆く、他人に流されやすい危うさがあります。あふれる才能を活かす場を見つけられず、自分の世界に閉じこもっている者を指すカードとしても、この「聖杯のペイジ」は登場するのです。
もし彼が近くに居たら、正しく導き、育て、己の足で歩ませる事。
そうすれば、彼はその衣装に描かれた花の様に、多くの喜びを周囲の人に与えるでしょう。
・非日常的な空想や創造的な芸術、発想力に秀でる。
・大人から教えを受ける立場の若年者。あるいは精神的に未成熟な者。
・情緒豊かであり、心の安らぎと幸福を願う。
・才能に恵まれているが、経験不足から力を発揮できていない。
・目的を得ることで勤勉に、熱心に取り組む真摯さを持つ。
・(逆)コミュニケーション能力に乏しく、他人の言動に左右されやすい。
・(逆)自分の世界に閉じこもり、世界から隔絶しようとする。
・(逆)進む道を誤って策謀を巡らし、他者の障害となる。
・(逆)自己正当化に終始し、アドバイスに耳を貸そうとしない。

以上の暗示から導かれる「聖杯のペイジ」に結び付けられる人物、そしてスタンドはこちら。

ウンガロ/ボヘミアン・ラプソディー
リキエル/スカイ・ハイ
ドナテロ=ヴェルサス/アンダー・ワールド
ジョルノと同じくDIOの息子として生まれながら、生きる希望や目指すべき道を見出すことができず、転落した人生を歩んでいた3人。
プッチ神父を助ける事が正しいと信じて、あるいは己の幸せを求めて、あるいはただ世界への恨みを発散する為に、彼らは己の才能を爆発させ、そして散っていきました。
「もしも」が許されるならば、彼らにも黄金の精神が宿り、輝ける未来へと進む道があったのかもしれません。しかし、運命は彼らを選ぶことはなく、何者になることもないまま、3人は人生を終えたのです。
その危うさ、未熟さと、機能すれば強力なスタンド能力、そして「師」の存在によって人生を決定づけられた生き様から、彼らを「聖杯のペイジ」に選びました。

仗助、ジョルノと来て「徐倫じゃねえーのかよ!」とか言われそうですが、彼女は矢によってスタンドが発現したことから「コートカード」からは除外しました。プッチ神父も同様。あと「緑色の赤ん坊(グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム)」をペイジとするか否かで、随分と考えました。暫定的に息子たちをペイジとしましたが、変更の可能性もあります。

以上で小アルカナ「聖杯のコートカード」に関する考察を終わります。
来春にアニメ化される第4部、はたしてどんな杜王町が描かれるんでしょうね。ファンとして純粋に楽しみです。
それでは、またいつか。

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