ヘイヨーさんの人生

「基本的な小説の書き方」(連載小説 ~第41話~)

2014/02/09 21:24 投稿

コメント:2

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 ある日、レユレユは本屋に行き、1冊の本を購入した。「基本的な小説の書き方」という名の本だった。

 表紙をめくると、最初のページには、こう書かれていた。
「毎日、コンスタントに書き続けよう」
 毎日、原稿用紙で数枚程度でも構わない。それが無理ならば、数行ずつでもいい。ひたすらに書き続けるように。それができる人は10人に1人。もしかしたら、100人に1人もいないかも知れない。

 次のページには、こうあった。
「最低限のレベルで、読者に伝わるように書く」
 何が書かれているのかわからないのでは、お話にならない。最低限、誰がどのような行動を取っているのか、何を喋っているのか、何を考えているのか程度は読者に伝わるように表現する。それができる人は10人に1人。

 その後も、こんな風に続いていく。
「読者の感情を揺さぶる」
 読者を驚かせる。あるいは、悲しませたり、怖がらせたり、怒らせたり。それら全てが読者を楽しませるという意味になる。とにかく読んでいる人の感情を揺さぶろう。何も感じさせないのが一番よくない。それができるのは10人に1人。

「オープニングとエンディングは印象的に」
 できれば、一生脳裏に焼き付くような衝撃的なオープニングとエンディングにしよう。それができる人は10人に1人。

「テーマをしっかりと決めて、伝える」
 小説において、テーマは重要。自分の中で確固としたテーマを決めて、それを読者に伝わるようにしよう。これができるのは10人に1人。

「読者を飽きさせないように」
 これは、非常に難しい。最初の1ページで飽きてしまう読者が何人いるか?3ページ目で飽きてしまう読者が何人いるか?5ページ目では?10ページ目では?20ページ目では?常にそれを意識しながら書き続けるように。
 最後の1文字まで飽きさせずに読ませられる作家は、何人に1人いるだろうか?

 他にも、ストーリーやキャラクターや会話などに触れ、それぞれ「10人に1人」が文章の最後に記されていた。
 そうして、この章の終わりには、こう書かれていた。

 これら全てをこなせる作家は何人に1人だろうか?1万に1人?それとも、100万人に1人?君は、それを目指すべきだ。

 その後は、何章もかけて、細かいテクニックなどが解説されている。
 そうして、本の最後には、こう印刷されていた。

「自分で見つける」
 ここまでいろいろと書いてきたが、これらは全て小説を書く為のヒントに過ぎない。これら全てを身につけるつもりで進め、同時にこれら全てを否定する心構えも必要である。結局の所、“小説の書き方”は、君自身で見つけるしかない。

 レユレユは、「なるほどな」と思って、本を閉じた。


コメント

ねここね
No.1 (2014/02/09 23:54)
 レユレユ? まさか? まさか? 作家になるのか? それとも作家を育てるために勉強? 俺が育てた作家で世界を変える。

 というレユレユだったらカッケーなんて思いました。

 しかし、日常と非日常が入れ替わりが頻繁でまさに飽きない展開である。
大西平洋(ヘイヨー) (著者)
No.2 (2014/02/10 00:10)
 さて、どうなんだろうね?
 今後も、日常も非日常もバンバン織り交ぜて進めていくつもりだよ。
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