ヘイヨーさんの人生

「農家の娘」(連載小説 ~第9話~)

2014/01/08 20:49 投稿

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 旅館では、毎日、大人数の食事を作っていたので、必然的に廃棄されるゴミの量も尋常ではなかった。どうしても、その日によって食べる量が違っていたし、ある程度予測はしながら作るのだが、足りないと困るので多めに作ってしまうからだった。なるべく前の日までの残り物も工夫して使うようにはしていたが、それにしても生ゴミの量は、そうそう減るものではなかった。
 そこで、旅館で出た生ゴミは、近くの農家に引き取ってもらうようにしていた。畑に肥料としてまいたり、家畜の餌として利用するコトで、食物の循環をはかっていたのだった。


 ある日、レユレユは、そんな農家の家に農作業の手伝いに行くコトになった。旅館での仕事も一通り覚えて、新しいコトに挑戦したくなったからだ。
 そこは大家族で、年寄りから子供まで全員合わせると20人以上。さらに、住み込みで働いている者も含めると、30人を越える人数となった。
 一家の大黒柱には、何人もの息子や娘達がいる。そんな娘の中の1人とレユレユは仲良くなった。娘は、ちょうどレユレユと同じくらいの年齢で、1日中一緒に作業していると、自然とそんな関係になっていくのだった。



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