ヘイヨーさんの人生

「世の中、無駄なコトで成り立っている部分がある」(嘘か本当か日記)

2013/11/30 23:10 投稿

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 その昔、ヘイヨーさんが、人並みにマジメに働いていた頃のお話。
 そこは数人の社員と10人前後のパートさんで成り立っていたんだけど、あまり効率のいい職場とは言えませんでした。というのも、社員の指示がムチャクチャで、一度出した指示が数時間後には別の指示に変更になったり、トンチンカンな作業だったりしたからです。


 1度で済む作業をやり直すとなると、2度手間どころか3度手間になるコトがあります。
 その職場では、商品に注意書きの書かれた札をつけるんだけど。その際に、糸と札付けの道具を使います。これは、結構サクサク進んでいきます。

 ところが、指示が間違っていると、1度その札を取り外して、再び付けなければなりません。この札を外すという作業が非常に大変!付ける時の5倍くらい時間がかかってしまいます。なので、1度で済む作業を2度やるとなると、通常の何倍もの時間がかかってしまうわけです。
 それが、結構頻繁に起こるわけです。2~3日に1度とか、多い時には1日に2度も3度も。

 けれども、この無駄な作業にも、利点が1つありました。ちょっとおかしな話なんだけど、こういう理由です。
 その職場は、忙しい時と暇な時の差が非常に激しかったのです。何日もパートの人や社員が全精力を傾けて作業に没頭しないといけない日が続いたかと思ったら、その後は暇な日が続いたり。1日の内でも数時間だけ非常に忙しく、後は何もない時間だったり。

 そんな時、その札付け作業が役に立ちます。いつやってもよく、ある程度ストックしておいてもいい作業だったからです。ところが、パートさんが全員で札付けをすると、アッという間に終わってしまいます。やってる内に技術が上がり、スピードアップもしていくので、なおさらです。

 じゃあ、必要のない時間はパートの人に遅く出勤してもらうか、早く帰ってもらうか、休んでもらえばいいじゃないか…と考えがちですが、そうはいきません。パートの人達も、ある程度の時間を働いて一定額以上のお給料が欲しいからです。あまりにも収入や雇用形態が不安定な職場だと、みんなやめていって、他に移って行ってしまいます。そうなると、忙しい時に対応できなくなってしまうのです。

 というわけで、忙しい時には全力を出して働いてもらい、暇な時間にはお喋りでもしながらノンビリと札付けをしてもらう。それも、適度に間違った作業を入れて、やり直しの時間を稼ぐ。まさか、わざとそんな指示を出していたわけじゃないんだろうけど、結果的には指示のミスが、この職場を安定化させていたわけです。

 なんだか、おかしな話なんだけど、無駄なコトが役に立っているのかも知れないというお話でした。

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