ヘイヨーさんは、占いにも興味を持っていて、タロットカードなんかもいくらか扱えたりします。ま、人を占えるようなレベルにはないけれど、自分に使うには充分な程度に。
タロットカードは全部で78枚あって。それぞれに意味が存在します。その中でも、重要な22枚のカード。それさえ自由自在に扱えるようになれば、とりあえずは、何でもできる。そういう風にできています。
ここから先、ヘイヨーさんはプロフェッショナルではないので、いくつか間違った情報もあるかも知れませんが、その辺はご容赦を。詳しく学びたい方は、自分で調べて、自分で成長していくのがいいと思います。
個人的には、得意なカードと不得意なカードがあります。占いをやる人なら、誰でもそうなのかもしれないけれども、「このカードの暗示はすぐにわかる!」「こっちのカードは、何言ってるのかイマイチわからないな~」といった感じです。
おそらく、そういう苦手のない人が、プロの占い師になって、人の運命を読むのだと思います。
今回は、タロットカード0番目のカード。
愚者。愚か者。フール。道化師。あるいは、ピエロ。
ヘイヨーさんの得意カード。なぜなら、愚か者の生き方をしてきたから。
誰よりも怠け、誰よりも遊び、誰よりも世間と隔絶して生きてきた。
でも、ね。だからこそ、わかるコトもあるのです。だからこそ、見抜ける真実もある。
かつて、愚者は王の側にいて、王に助言を与えることができた。それも好きな言葉でね。敬語なんて必要ない。ため口でも構わない。愚か者ゆえに与えられた特権。心に思い浮かんだコトを、そのまま素直に口にできた。
もしも、同じコトを他の者がやったとしたら、どうだっただろう?即座に首をはねられる。一般市民はもちろんのこと、数々の優秀な大臣や学者ですら。でも、愚者は許される。それだけ、価値のある真実を語るコトができたのだから。
愚かゆえに、自由な精神を持ち、誰よりも素直でいられる。だから、真実も見通しやすい。
0は、無を表わす。始まりよりも、もっと前から存在し。終わりよりも、もっと後まで存在し続ける。
それが、タロットカード0番目のカード。愚者の意味するところ。