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劇場版響け!ユーフォニアム 誓いのフィナーレの感想のようなもの

2019/04/23 00:39 投稿

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20日に、誓いのフィナーレを見てきました。
そのレビューのような雑多な感想。(含むネタバレ)


鑑賞後の率直な感想

原作の『第二楽章』は、希美とみぞれの話を除いて、上級生(二年生)となった久美子たちが下級生を抱えた上級生なりの困難を乗り越えて行く作品であり、映画においてもそれが描かれた。

尺が圧倒的に足りない。
「リズと青い鳥」で、『第二楽章』(上下巻約600p)のうち希美とみぞれの話は消化しているため、それ以外の残りをどう100分(ED等あるので実質的には90分程度)に纏めるのか、と思っていたら、「頑張る(努力)」というテーマにスポットを当てて、それ以外の小日向夢さんの話、求くんの話であるとかはカットしていた。原作を読み終えた際に小日向夢さんに自己投影していたので、正直悲しいとしか言いようがなかった。時間もないし止む終えないのだろうけれども。

課題曲はなんだろうな、と思っていたら2016年の課題曲Ⅰ「マーチ・スカイブルー・ドリーム」と発表されトキメき、大会のシーンで今か今かと待ち構えるもなんと演奏がなく、「リズと青い鳥」の全曲が流れた。
全曲で聞いたことがなかったのでその点は良かったが、課題曲も聞いてみたかった。「リズと青い鳥」、超絶うまい人をメインに据えた小編成みたいだと思った(小並感)
もう1つ、龍聖の自由曲『白磁の月の輝宮夜』も気になっていたが、求くんの話がほぼカットされていたので龍聖関連であるこの曲に関してもカット。

そして最後は何かまとめて終わるのではなく、投げて終わった。
「えっ?」としか言いようがない。
言い方を変えれば続きがあるような終わり方なのかもしれないがどうやって続きを描くのだろうか見当もつかない。
まだ『最終楽章』は未読であるので読んでから書くのが良いのだろうが、『第二楽章』では求の話が掘り下げられ、そして父親が顧問をする龍聖が3つ目の代表校に選ばれている。最終楽章はこの話が出てこざるおえないと思っているが、今劇場版においてはほとんど触れられていないため、その話を続編の映像作品に出せるのだろうか?(続編にて補完すれば、あるいは完全に無視すれば問題ないのかもしれないが。)

映画を見るまで久石奏に対してなんの感想も抱いていなかったのだけれども、求められられている正解に沿って行動する奏の姿には少し自分の姿を重ねる。
『ココロコネクト』の永瀬伊織ではないが、誰か(周囲)に求められる“正しい“自分というものに縛られるというものは往々にしてあり、奏も(中学校の)経験よりそれが彼女にとっての正しさと規定され、オーディションにてそれを実践しただけのことだと思う。久美子はそれに対し「もう奏のいた中学校ではない」と否定し奏も受け入れるが、「正しい自分」は自分ではないかと言われると決してそれはそうでもないと思う。オーディションにおいてはそれは否定されたけれども、(誰かを反面教師にしたり、)周囲から求められる自己像によって創り上げられた「正しい自分」によって現在の彼女が構成されているので、彼女がそれに対して悩んだりすることが無いように祈りたい。


総評としては、正直過去の劇場版2作品(リズと青い鳥は別作品・カテゴリだと思っているので除く)と比べてあまり良いと思っていないが、今劇場版を見て新発見もあったので一応満足
はしている。
ただ、今作は前2作とは違った部分(アニメや映画では意図的に描写されていなかったであろう原作で描かれていた久美子と秀一の恋愛描写が唐突に描かれる、「特別」が出てこない。あるとすれば、大吉山での麗奈の生きた証を残すくだり程度。)が見られるので、見ている人間にとっては違和感は拭えない。原作を読んだ、前作を見ている人向けのファンディスクみたいな内容であるのだが、そこのギャップというかズレというかはどう考えていたんだろうとは思う。



■追伸

加点法で80点、減点法で50点ぐらい。決してつまらないわけではないのだけれども、じゃあ万人に薦められる作品かと言われると、そうとは言えないぐらいに微妙。原作読んでるから不満があるのか、それとも理解できるのか、その両方が混在していて一層評価が難しい。ただ、言えることとしては、今まで読んで、見てきた「ユーフォ」じゃなかったら多分評価すらしていないのではないか、という思いはある。
何か突き抜けて良かったという部分があれば、話が総集編であれ、飛ばし飛ばしであれ、十分満足出来るのだけれども個人的にはそれがなかっただけの話なのかもしれないのだけれども。

延々批判的なことを考えるより、CPを考える方が建設的かもしらん。

島りえ先輩のチューニングベーに鳥塚ヒロネ先輩の面影を感じました。それだけで良いのかもしれない。

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