Fredrika Data Mining

AppleがApple TVで据え置きゲーム機参入と聞いたのでスペック予想してみる

2015/03/24 21:56 投稿

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完全に噂の段階ですが、AppleがApple TVを刷新して
据え置きゲーム機としても扱えるようにするらしいです。
http://jp.mobilenapps.com/articles/8847/20150323/apple.htm

さて、据え置きゲーム機になるならコンシューマ機で出てるような
本格的なソフトを遊びたいところです。
今現在Appleでどんなゲームができるか見てみましょう(リンク先に画像あり)。

えっ?ハメコミ合成でしょ?
いえいえそんなことはありません。
この記事はiPhoneで使えるゲームコントローラの比較記事の画像です。

【特別企画】5機種が出揃ったiOS用ゲームコントローラーはどれがオススメ?
http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20141227_682151.html

AppleはiOS7の時点で、ゲームパッドに関する仕様を定めています。

つまりiOS(iPhone)は、現時点
「コンシューマ機のビッグタイトル・モンスターハンターポータブルP2Gを」
「ゲームコントローラで遊べて」
「さらにその画面をTVやモニタに出力できて」
「しかも、オンライン協力プレイもできる」

のです。これを知っている人はあまりいません。宣伝されていませんからね。
もし、冒頭の推測記事の通りA8を流用するなら、
最低でもこれだけのクオリティのゲームが遊べる、というわけです。

「でも所詮ポータブルの画質でしょ?」と言いたげなあなた。
あなたがもしiPhone5s以上、もしくはiPad mini2以上をお持ちなら
ここからゲームエンジン制作会社が作ったデモアプリをDLしてください。
お持ちでないなら、ここからデモ映像をYoutbeでどうぞ。

…どうですか?枯山水に熊手で模様が描けたでしょ?
プリレンダではありません。リアルタイムに描画しています。

Appleは最近までOpenGL ES3.0という分厚いAPIを使用していましたが、
「よくよく考えたらCPUもGPUも長年同じIP使ってんじゃん」という考えに至ったのか、
AMDのMantleに対抗したのか知りませんが、
Metalというコンシューマ機並に薄いAPIを用意しました。
もう「ゲーム向けに最適化されてない」とは言わせません。

Apple,次期iOS「iOS 8」で新しいゲーム開発用技術「Metal」を導入。A7プロセッサに最適化して性能を引き出す
http://www.4gamer.net/games/990/G999013/20140603065/

そして、Metalに早々に対応したのが超美麗な枯山水デモでも使われている、
Unreal Engine 4というわけです。
Submergedのデモとか、Warhammer 40,000: Deathwatch: Tyranid Invasionのデモ
を見ればわかる通り、iOSでも急速に表現可能なグラフィクスのレベルが上がっています。

さて、ここでは記事の憶測通り、今採用されているApple A8が
そのまま転用された場合にできること、を挙げていきました。
しかしながら、これ以上の表現力をAppleが投入してくる可能性もあります。
それが長年AppleのGPUを支えてきた、Imaginationの発表です。

PowerVR GT7900: redefining performance efficiency in graphics
http://blog.imgtec.com/powervr/powervr-gt7900-redefining-performance-efficiency

注目すべきは、このスライドです。

スライドのタイトルが「手ごろな値段のゲームコンソールチップの構成例」とか、
超思わせぶりなものです。
もし噂通りのA8流用ではなく、Appleと付き合いが長いImaginationの構成例の通り
になったらどのようなスペックになるでしょうか?
(まあ実際はCPUをARMにするでしょうが)
スライドから引用してみます。

"At a target frequency of 800 MHz for 16nm FinFET+, PowerVR GT7900 delivers 800 GFLOPS in FP32 mode and 1.6 TFLOPS in FP16 mode."

800MHz動作時に単精度浮動小数点演算が800GFlopsだそうです。
半精度浮動小数点の場合は倍の1.6TFlops出るとのこと。
そんなこと言われてもなにがなんやらなのでPS4とXBox OneのGPUの値を持って来ましょう。

PS4:1840GFlops
XBox One:1152GFlops

※出典…GPU GFLOPS

つまり、半精度浮動小数点演算を開発者が上手いこと使えば、
XBox Oneに迫れる、としています。それも「手ごろな値段」で。
開発者は半精度浮動小数点を使うことになれているか?という疑問ですが、
可能なかぎり最も小さい浮動小数点の形式を選択することは
パフォーマンスに大きな影響を与えることをすでに開発者は知っています。

Unityマニュアル グラフィックスパフォーマンスの最適化
http://docs.unity3d.com/ja/current/Manual/OptimizingGraphicsPerformance.html

というか、単体GPUでも半精度小数点演算に力を入れたGPUが出てきたので、
適当にfloat宣言していた開発者も半精度小数点演算に本腰を入れることになります。

NVIDIA、7TFlopsの演算性能を実現したハイエンドGPU「Titan X」を発表
http://news.mynavi.jp/articles/2015/03/18/nvidia_titanx/

さらに、GT7900には「レイ・トレーシング・ユニット」なる
固定機能ユニットを搭載可能です。
これがグラフィックスにどう影響するかと言うと、超簡単に言えば
「そのピクセルが影か否かを判定するだけならGPUの44倍の演算効率を持つユニット」
と言ってしまってよいようです。

PowerVRがついにリアルタイムレイトレーシングエンジンを統合。ゲームグラフィックスはハイブリッド時代へ
http://www.4gamer.net/games/144/G014402/20140324062/
Imaginationがレイトレ対応GPU「PowerVR Wizard」の特徴や性能を明らかに。PowerVRのVulkan対応も宣言
http://www.4gamer.net/games/144/G014402/20150304116/

レイ・トレーシング・ユニット対応の製品が出て、
主要ゲームエンジンが対応すればXBox Oneに追いつくというのは
あながち夢物語ではなくなってきました。

もし本当にGT7900を採用したApple TVが出たらどうなるか。
PS4やXBox Oneとマルチできるような本格的なゲーム機を、
「手ごろな値段」で発売できることになります。
2013年に発売されたPS4が、もうスペックだけでは勝負できなくなるのです。

$99でUnreal Engine 4のデモのようなゲームが出ると予想するのもよいですが、
「手ごろな値段」で本格的なゲーム機を出してくると予想するのも
十分アリだと思いますが、どうでしょうか?
実際には、利益率の観点からGT7900ではなく
レイ・トレーシング・ユニットとテッセレーションユニットを搭載した
下のカテゴリのGPUを採用する可能性のほうが高いでしょうが…

※余談ですが、iOSで開発する以上、新ゲーム機にもiPhoneにもiPadにも
簡単にマルチできるという未来が見えます。
したがって、任天堂のNX発表に対して結構な勢力を誇っていた
「タブレット機で、出先では携帯ゲーム機として・家では据え置きになる。
据え置きと携帯の統合が実現される」という予想は多分ハズレです。
任天堂は今の時点で冒頭のようにゲーム機としてのポテンシャルも十分ある
今のiOSのことを知らないはずがありません。
きっとまた私たちをワクワクさせてくれるようなギミックを搭載していると予想します。
というか、ギミックなしだとAppleとまともに勝負することになります。
Appleが2015年に発売予想されるようなものを、
2016年に発表するほど、任天堂はバカじゃない…と思いたい。

※追記
レイ・トレーシング・ユニットはUnity5で採用されました。
GT7900でなくともレイ・トレーシング・ユニットは搭載可能です。
テッセレーションを行うユニットもPowerVR 7シリーズで搭載可能になりました。

もう、iOSでリッチなゲームを行う障害はなにもありません。
あとはこれらの技術をAppleが採用するだけです。
UnityかIMGの上級役員がkeynoteに登壇すれば、それが革命の合図になります。

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