□ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】(=通称【ドキュ穴】)は、「ドキュメンタリスト」専門の対談番組です。毎回、毎回様々なジャンルのドキュメンタリー・劇映画や表現者たちをゲストに招き、心の深淵と作品について話し合います。
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■お知らせ
1)今回のゲスト、松本准平監督の新作映画『長崎―閃光の影で―』が2025年8月1日(金)~公開!
ぜひ劇場にてご鑑賞ください!
□映画『長崎―閃光の影で―』公式サイト
https://nagasaki-senkou-movie.jp/
□映画『長崎―閃光の影で―』 公式Twitter
@nagasaki_senkou
2)新作映画『長崎―閃光の影で―』の主題歌『クスノキ』のプロデュース&ディレクションしている福山雅治さんの関連コンテンツが目白押し!
映画の参考として、ぜひご視聴ください!
□8/1(金)「クスノキ ―閃光の影で― Produced by Fukuyama Masaharu」デジタルリリース決定
https://fmsp.amob.jp/mob/news/news_show.php?site=F&ima=4227&cd=12728
※楽曲配信利益の一部を〈長崎クスノキプロジェクト〉を通し長崎市クスノキ基金に寄付
□【5夜連続】TOKYO FM/JFN『JET STREAM』監督書き下ろし特別ver.放送
https://fmsp.amob.jp/mob/news/news_show.php?site=F&ima=4630&cd=12729
□8/2(土)『福山雅治 福のラジオ』に松本准平監督がゲスト出演決定
https://fmsp.amob.jp/mob/news/news_show.php?site=F&ima=4630&cd=12729
□8/3(日)NHK『ファミリーヒストリー』ゲスト:福山雅治 再放送決定
https://fmsp.amob.jp/mob/news/news_show.php?site=F&ima=5056&cd=12732
□8/5(火)NHK総合/8/6(水)NHK BS『クローズアップ現代』福山雅治ロングインタビュー
https://www.nhk.jp/p/gendai/ts/R7Y6NGLJ6G/episode/te/D9G1V4PXZ1/
3)新作映画『長崎―閃光の影で―』と併せまして、こちらの映画作品をご覧いただくと、鑑賞がより深まるかと思います。併せてご紹介します。
□映画『TOMORROW 明日』(1988年/監督:黒木和雄)(Amazonリンク)
https://amzn.to/453Ip0I
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□ニコニコサービス休止中はYouTubeにて生放送をしていました。下記URLより期間限定でご覧いただけます。
※【ドキュメンタリストの穴】ナカムラサヤカ&高知東生【第134回】
https://www.youtube.com/watch?v=2XaMN_A08C8
※【ドキュメンタリストの穴】特集:夏の映画【第135回】
https://www.youtube.com/watch?v=-bub8Hhk13c
※【ドキュメンタリストの穴】石井岳龍【第136回】
https://www.youtube.com/watch?v=hPARsKi86Nc
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■from スタッフ二号
<第147回生放送を終えて>
初めまして!和気藹々とした雰囲気で始まります!
(撮影:森谷博)
今回の【ドキュ穴】は、2025年8月1日(金)~公開の新作映画『長崎―閃光の影で―』から、松本准平監督をゲストに生放送しました。
東大(&同院)からNSC(吉本総合芸能学院)へ入るという異色のキャリアを経て、映像制作の道へ進むのですが……
MC金田「松本監督の経歴は非常に興味深く、沢山お聞きしたいところなんですが……」
松本「はい」
MC金田「新作映画『長崎―閃光の影で―』の出来が素晴らしい作品すぎて、そちらの話を早くしたいなと思いまして(笑)」
松本「もちろんです!ありがとうございます!!」
ということで、松本監督についての話はそこそこに、早速映画の話になりました。
もう少し松本監督について知りたいよ~!という方は、下記よりアーカイブ視聴にて全編ご覧いただけますのでぜひどうぞ!
(※2025年09月15日 23時59分59秒まで視聴可)
ここでは、この日話された内容のいくつかを簡単にご紹介します。
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1)主演3人が今後の映画界を担う!
MC金田「今回は菊池日菜子さん、小野花梨さん、川床明日香さんの3人が主演しています」
松本「どの方も素晴らしい演技です」
MC金田「みなさんそれぞれ今活躍中の人気若手俳優ですが、作品タイトルより俳優の名前が目立つ、といういわゆる”大スター”というわけでもありません」
松本「彼女達の今の認知度で臨めたことは良かったです。映画のためにいる俳優部、という感じでしょうか。逆になっちゃう作品もありますからね」
MC金田「だから映画そのものの深みというか”無名性”による表現に、より注力できる、というのが今回の鑑賞ポイントのひとつかな、と思いました」
松本「普通の女の子である(役の)彼女達が演じた人物を、よりリアルにお楽しみいただけると思います!」
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2)南果歩さんがつなぐ名作
MC金田「映画『TOMORROW 明日』(88)というのが、今回の映画を観るにあたってぜひこちらも観てみてほしいな、というのがあります」
松本「黒木和雄監督の名作ですね」
MC金田「原爆投下一日前の話なんです」
松本「ああ!そうですよね。今回の映画『長崎―閃光の影で―』は原爆投下の前後をメインに描いていますが、『TOMORROW 明日』は直前までの日常の様子がメインですね」
MC金田「この日常が奪われる「明日」が来る、というのが本当に恐ろしいですよね。実は三姉妹の次女で南果歩さんがご出演されているんですよ」
松本「そういえばそうですよね!」
MC金田「なので、『長崎―閃光の影で―』で南果歩さんが登場した時、あの「明日」を超えられたんだ!ってちょっと感動しちゃいます。特につながりのない2作品なんですけど……」
松本「実は同じプロデューサーがつくっているんです。時空を超えて黒木監督と自分が同じ世界線でつながれるなんて、いいですよね」
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3)作中に登場するバス・トラックは当時の本物!
MC金田「バスは当時使用されていた本物が登場しますね!時代のディテールをしっかり再現していて、すごくいいです!」
松本「そうなんです。バスもトラックも本物をお借りしています」
(ここで、バスをお貸ししてくれた方がリスナーとしてコメントを!That’s ニコ生!)
MC金田「似たようなものを用意する、というのも作品世界に合わないし、お借りできたことは奇跡ですね」
松本「詳細はこだわっています。他にも「海苔なしのおにぎり」が登場するんですが、「白米はこの当時なかった!」と指摘されたんですけど、いや、あったんです。今話題の備蓄米ですが、当時も放出中だったんですよ。なので白米のおにぎり、で合ってるんです」
MC金田「隙のないリサーチですね!」
松本「細かいひとつひとつにも注目いただければと思います!」
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4)キリスト教について少し知ってると見方が深まる!
MC金田「長崎の原爆は、「浦上天主堂」という教会の真上から投下されます。この件について少し話したいんですけど」
松本「いいですね」
MC金田「松本監督はキリスト教徒ということで詳しいと思うんですが、この原爆投下の日はマリアウィーク、みたいな感じの時だったんですよね」
松本「「被昇天の日」という聖母マリアが天に召された日があるんですが、その日に向かってイベントというか……」
MC金田「「告解」ですね」
松本「はい。告解という、自分の罪を告白するというものがありまして。それを行うイベントウィークといいますか、そういう時でした」
MC金田「人が教会によく集まる時期だった、ということです」
松本「それで、海外で「アメリカ人が教会の上になんか落とすはずない」っていう人がいるんですよ。本当に長崎に来て見てほしいと思いますね、ここで何があったのか」
MC金田「教会に通う人達にとって大切な祈りの日でした。そこが爆心地となったことをどのように捉えるか。この映画を観ながら考えたいポイントですね」
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5)「赦す(ゆるす)」ことができるのか
MC金田「告解をすると最後に「赦す」と言われますよね」
松本「そうですね。告白した罪を、神によって赦される、ということが告げられます」
MC金田「この映画は告解そのものともいえるかな、と思って観ていました。「赦し」を与えられるのか」
松本「深い問いですね。誰の何が、という具体的なことより、起こった全ての事は赦されるのか、というような……」
MC金田「赦す、の意味って少し難しいと思うんですが、”許す”ではないんですよ」
松本「そうですね、そういった視点からも観ていただけると嬉しいですね」
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6)福山雅治プロデュース&ディレクションの主題歌『クスノキ』
MC金田「福山雅治さんの名曲『クスノキ』を、3人の主演俳優達が歌っています」
松本「最初は福山さんの『クスノキ』を想定していたんですが、福山さんからご提案いただいて、今回の形になりました。「この曲の寿命を延ばしてくれてありがとうございます」っと言われました」
MC金田「この映画のための、特別な仕上がりになっていると思います。寿命を延ばす、と表現されていますが、僕、情報ってラグビーのパスみたいだな、って思うんですよ」
松本「ラグビーのパス?」
MC金田「ラグビーって、ボールを持っている人は、自分より後ろにいる人にしかパスできない、というルールがあるんです。走って、後ろにパスして、ってちょっとずつ繋いで前に進むんです」
松本「そうなんですね」
MC金田「福山さんが若い俳優さんに『クスノキ』を託したのって、
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