ドキュメンタリストの穴

【ドキュメンタリストの穴】第111回 生放送を終えて【カンパニー松尾(ファン代表)&池田祐里枝(株式会社アンプラグド)】

2022/08/04 21:00 投稿

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ドキュメンタリストの穴

第111回のタイムシフト視聴は30日後まで視聴可能!
下記URLよりお楽しみください!
https://live.nicovideo.jp/watch/lv337743672
(※10月26日(水)の23時59分59秒まで視聴可)



INDEX

■about ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】

■お知らせ

■from スタッフ二号

■現場写真

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■about ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】

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<番組について>
□ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】(=通称【DQ-ANA】)は、「ドキュメンタリスト」専門の対談番組です。毎回、毎回様々なジャンルのドキュメンタリー・劇映画や表現者たちをゲストに招き、心の深淵と作品について話し合います。


<生放送>
□月1回・2時間程度の対談生放送を予定しています。


<ブロマガ>
□最新情報・生放送の予定といった「更新情報」のほか、毎回の対談に併せた「対談の感想」「編集後記」などが配信されます。


<料金>
□【ドキュメンタリストの穴】のすべてのサービスをお楽しみいただくにはチャンネル入会が必要です。「月額330円」ですべてお楽しみいただけます。


<チャンネル会員・非会員のサービスの違い>
□対談生放送の【前半部分は無料】チャンネル会員・非会員どなたでも視聴可能です。
□対談生放送の【後半部分から有料】チャンネル会員のみ、対談の続きが視聴可能です。

□ブロマガの「更新情報」は無料です。チャンネル会員・非会員どなたでも閲覧可能です。
□ブロマガの「対談の感想」「編集後記」はチャンネル会員のみ閲覧可能です。

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■お知らせ

1)4Kリバイバル上映【WKW 4K】(ウォン・カーウァイ 4K)は、2022年8月19日(金)より全国順次公開!
みなさま、ぜひ大人の夏休み映画をお楽しみください!

□WKW(ウォン・カーウァイ)4K公式サイト
http://unpfilm.com/wkw4k/


2)カンパニー松尾監督の映画『劇場版おうちでキャノンボール2020』が同時期に絶賛公開中!@K’sシネマにて。ウォン・カーウァイ監督作品から多大な影響を受けた松尾監督の劇場版映画を、【WKW4K】とはしごしよう!

□カンパニー松尾twitter @company_matsuo
https://twitter.com/company_matsuo

(※松尾さんのtwitterより、公開情報が順次ツイートされます)

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(撮影:森谷博)

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■from スタッフ二号

<第111回生放送を終えて>

今月の【ドキュ穴】は、2022年8月19日(金)より全国順次公開の4Kリバイバル上映【WKW 4K】(ウォン・カーウァイ 4K)を記念した回!

ということで、配給の株式会社アンプラグドより池田祐里枝さん、そしてウォン・カーウァイ監督の熱狂的ファン代表・カンパニー松尾さんのお二人をゲストにお呼びしました!豪華だよ!


お話しすることが沢山あるね!ということで、MC金田を含めた3部構成での対談となりました。
以下、大体の内容をお届けすると……↓

***

1)第一部……MC金田×池田祐里枝さん(アンプラグド)

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『戦場のメリークリスマス』『愛のコリーダ』以来3回目の登場!お久しぶりでございます。
今回の【WKW4K】企画はアンプラグドさん配給とのことで、ぜひにとお越しいただきました。

ここでは、ウォン・カーウァイ監督作品の公開当時、池田さんはリアルタイム世代ではなかった、とのことでMC金田よりリアルタイム時の社会的受け止められ方についての話をまず話します。
バブル崩壊後の日本が社会不安の中、突如として登場したWKW。
当時の「自分が満足するには、あとちょっと何かが足りない……」と思っていた若者層に絶大な支持を得ました。「社会と個人(自分)を相対化すれば不安が残る時代。圧倒的個人の映画が登場した」
映画を観て「大丈夫」という安心感しかなかった時代。
カワイイとキレイを超越したヒロイン、フェイウォンが放つ独特の魅力や、相手と向き合う時の距離感、圧倒的自由を表現した映像美は、様々なクリエイターのみなさんが影響を受けたはず!
批評家のクオリティが高かった時代でもあり、映画作品を真剣に語った(宣伝を狙ったオススメ文ではなく、充実した作品考察の優れた)読み物に触れることもできました。

池田「今回の上映にあたり、監督本人がチェックしています!」

とのことで、品質はお墨付きの模様。

池田「色味、オリジナルサイズ(アスペクト比)、そして5.1ch音響での上映です」

MC金田「色味がね、今回大幅に変更された部分(カラーだったのが、今回パートタイムモノクロに!)があったりします。監督ご本人のチェック入りということですから存分に堪能して欲しいですよね。そこが!ってとこで来ます。」

池田「解像度がとにかく美しい。情報量もひときわ多いと思います」

公開当時から30年……2022年現在、再び日本社会は不安に渦巻いています。
WKWが4Kとなり再降臨する今夏、「新作」として新たにとらえ直すことの出来る部分、いつの時代も心を掴む普遍的な魅力を目撃ください!

***

2)第二部……池田祐里枝さん(アンプラグド)×カンパニー松尾さん(ファン代表)

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第二部では、WKW愛が溢れすぎてご自身の仕事にインスパイアされた話を中心に、カンパニー松尾さんと楽しく対談。

池田「初めて観たWKW作品は、SMAPファンの友人に連れられて行った『2046』でした。もう難しすぎて全然わからなくて戸惑いました(笑)」

と、二部で突然のカミングアウトをする池田さん。
どんなきっかけで映画と出会うかわからないものですね……SMAPファンのご友人、ナイス!

リアルタイム世代の松尾さんは、大きく影響を受けたといいます。
「都合テロップ」「手持ち」「広角」「アングル」など、ご自分の大人のお仕事の参考になる表現をいっぱい見つけたとのこと。もはや、マツウォンカーワイ!

松尾「『ブエノスアイレス』が好きすぎてブエノスアイレスまで行って撮影した作品があります!」
松尾「『花様年華』といえばコスプレですよね。それで自分の作品にチャイナドレスを登場させたりしました。男と女がすれ違う。それだけでいいんです。」

池田「分かります。本当にとてもお好きなんですね!素晴らしいリスペクトを感じます!」

松尾「あと、とにかくアホみたいに香港は行きましたね!(笑)」

松尾さんは映像的な部分の他、「ピースの足らなさ」「物語性よりもドラマ性を重要視する」というスタイルにも強い影響を受けたそうで、「映像美や物語性より、ドラマ性も楽しんでほしいです!」と笑顔で語っていました。

***

3)第三部……【再び】MC金田×池田祐里枝さん(アンプラグド)

最後の第三部では、90年代のカウンターカルチャーの視点からWKWを語りました。
社会性より個性を魅力的ととらえていたリアルタイム時代、そこには「自由」が描かれていました。
社会性や規律が重要視される現代(特にここ数年)、固有性を大切にしてくれる世界観が、現代を生きる 

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