ドキュメンタリストの穴

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■about ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】

■from 渋谷哲也

■現場写真

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■about ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】

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<番組について>
□ニコニコチャンネル【ドキュメンタリストの穴】(=通称【DQ-ANA】)は、「ドキュメンタリスト」専門の対談番組です。
毎回、話題のドキュメンタリー監督らをゲストに招き、心の深淵と作品について話し合います。


<生放送>
□月1回・2時間程度の対談生放送を予定しています。


<ブロマガ>
□最新情報・生放送の予定といった「更新情報」のほか、毎回の対談に併せた「対談の感想」「編集後記」などが配信されます。


<料金>
□【ドキュメンタリストの穴】のすべてのサービスをお楽しみいただくにはチャンネル入会が必要です。「月額324円」ですべてお楽しみいただけます。


<チャンネル会員・非会員のサービスの違い>
□対談生放送の【前半部分は無料】です。チャンネル会員・非会員どなたでも視聴可能です。
□対談生放送の【後半部分から有料】です。チャンネル会員のみ、対談の続きが視聴可能です。

□ブロマガの「更新情報」は無料です。チャンネル会員・非会員どなたでも閲覧可能です。
□ブロマガの「対談の感想」「編集後記」はチャンネル会員のみ閲覧可能です。

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■from 渋谷哲也

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<第七十回生放送を終えて>

お酒も飲んでいないのに、超絶パワフル回となる!
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(撮影:森谷博)

井上さんはパワフルでありつつ思慮深い方という印象でした。初めてお会いしたのは川越スカラ座のメンバーと初台の小水ガイラさんの店に飲みに行こうというとなり、その時に井上さんもいらっしゃったのが今年の一月上旬でした。「止められるか、俺たちを」の脚本家が登場人物モデルの一人ガイラさんと向き合ったらどんな話が飛び出すか、どきどきしながら店に行ったら、なんとガイラさんがインフルエンザでダウン、結局別の店へという展開となり、その代わりに様々な映画話やら何やらを伺ったのでした。面白かったのは、子供のころに『さらば宇宙戦艦ヤマト』を観て感動してたら、周りの大人が「なんだ、あの特攻精神は」と悪口言ってた話、世代的にドンピシャな話題だったことで、そういえば我々は70年代の政治の季節にも、80年代のニューアカにも、どっちも乗れなかった狭間の世代だなぁとひしと感じたことでした。そんな人が若松プロといういわばアングラ反体制の船に乗り込んだということ。でも井上さんの映画テイストはご本人も仰るように結構なメジャー感があり、この所属間の曖昧さこそが強みなのではないかと。   

酒もたばこもやらないという井上さん、ドキュ穴トークはお茶で始まりました。若いころの映画体験が桃井かおりの「もう頬づえはつかない」と「keiko」の二本立て、そして人生を変える出会いが「爆裂都市」と同時上映だった「水のないプール」だったそうです。名古屋で浪人中にシネマスコーレ(映画学校という意味)で若松孝二その人がやって来て人生を変える師匠との出会いとなった胸アツなお話でした。しかも若松氏が大学に行くなら日大芸術学部でなく早稲田の名前を取れという序言をはじめ、映画史レジェンドの生々しいディテールが次々と登場する本当に貴重なトークを頂きました。       

当然のようにツライ助監督時代のお話もインパクト大で、『松居一代の衝撃』のアパート内撮影で居場所を失った話から、『パンツの穴 ムケそでムケないイチゴたち』でようやく監督デビューしたら、撮影中の「カット!」の合図を若松氏に取られた話、そして荒井晴彦氏に弟子入りした後、『戦争の一人の女』を監督している中、撮影現場に来た本作脚本の荒井氏に対して発した一言に、「ブチっ」と切れられる音が響いたエピソード。なぁなぁの関係を潔しとしない井上さんの魅力が各エピソードから滲み出してきました。  

そして今回、最後の有料放送部分では、つ