艦隊コラテラル ブロマガ解説

【艦これSS】艦隊コラテラル第3話 前日談

2016/09/02 16:52 投稿

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 リリィがバルベルデ鎮守府へと異動して1週間が経っていた
リリィ(まったく、着任初日に殺されかけるわ、【こっちの】祥鳳さんにフルボッコにされるわ・・・一体何をしたら、ここまで治安が悪くなるのよ・・・)
 リリィは、失踪した前提督の任を継ぎ、幌筵泊地から派遣されてここに来ていた
 失踪の理由も解らないでもない
 艦娘でもあるリリィでも物理的に身体が持たないのだ
 人間なら2.3度死んでも不思議ではない
リリィ(もう少し仕事を片付けないと寝れそうにないわね・・・)
 溜息を吐きながら執務をしていたら、ノックが聞こえた

如月「司令官。今、お時間よろしいですか?」
リリィ「あら、どうしたの?」
 扉から如月が顔を覗かせていた
如月「いえ、今日は何だか眠れなくて・・・一緒に散歩でもいかがですか?」
 リリィも、ここ数日の激務で、気晴らしをしたい所だった
リリィ「えぇ、いいわよ。岬まで歩きましょうか。」

如月「今日は月が綺麗ですね。」
リリィ「何?≪君の方が綺麗だよ≫って言って貰いたいの?」
如月「ふふっ、司令官も分かってますね♪」
リリィ「それなりに乙女心はあるわよ。」
 二人は他愛の無い話をして、笑い合っていた
リリィ「さぁ、明日は出撃でしょ。W島の制圧、頑張ってらっしゃい。」
如月「その事ですが、司令官・・・」
 急に如月の口が重くなった

如月「もし、如月が明日死ぬって言ったら、どうしますか?」
 急に不吉なことを言い出した
リリィ「な!?何を物騒な事を言ってるのよ!」
如月「如月もこんな事言いたくはありません・・・でも、決まっている事なんです・・・」
リリィ「どういう事?」
如月「実は如月、以前にも同じ事を経験してるんです。恐らく、ここにいる艦娘全員・・・」
 俄かには信じ難いが、決してふざけている訳でもなさそうだ
如月「昼間、祥鳳さんに殴られてましたよね。実は彼女、前の司令官に助けて貰えなかったんです。」
リリイ「!?」

如月「司令官、如月を助けてよ・・・」
 如月が泣きながら抱き着いてきた
如月「まだやりたい事だって沢山あるのに。あの日、睦月ちゃんが言いたかった事も聞けずに、【また】死んじゃうなんて・・・」
 普段は見せない如月の涙
 睦月達の姉として頑張っていた彼女は、誰にも気持ちを打明けられず、さぞかし辛かっただろう
如月「司令官・・・死にたくない、死にたくないよ・・・」

リリィ「もしかしたら、あなたを助けられるかもしれない。だけど、成功するとは限らないわよ・・・」
 それは、かつて神通が使用した深海棲艦の力
 その技術を応用した自律改造
 あれから研究はかなり進んだが、どうしても越えられない壁があった

 人体実験である
 
如月「如月は死んだも同じです。今更、何をされても平気ですわ。」
リリィ「判ったわ。では、これからあなたを改造します。」

 如月を連れて向かった先は工廠 
リリィ「確認だけど、本当に良いのね?」
如月「大丈夫です。どうせ死ぬのなら、司令官の為に。」
リリィ「ありがとう。それじゃ、今から吸入麻酔をするから。」
如月「あぁん。そんな太くて大きいの、咥えられないわ♪」
リリィ「ふざけてないで、早く眠りなさい!」
 は~い、と返事をした後、直ぐに眠った

 そして、リリィは専用の旧式艤装を装備した
リリィ「さて、始めましょうか。」
 リリィの場合、長門や吹雪たち新型艦娘と違い、艤装を装備するだけでも身体への負荷が大きい
 時間との勝負でもあったが、艤装の恩恵もあり、改造は順調だった
リリィ(まさか、神通ちゃんを元に戻す為の研究が、こんな所で役に立つなんてね。)

 夜明けには、如月の改造が完了していた
 出撃までには身体に馴染む予定だ
リリィ(あとは、あなたの戦う意思よ。如月ちゃん。)

【幸運を。死にゆく貴女に敬礼を。】

to be continued 艦隊コラテラル3話へ


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