海外ドラマ感想文

最近Apple TV+ってやつを利用し始めました。
Apple製品購入後１年間無料で観れるらしいのでせっかくなのでと観始めたらまぁ面白い。NetflixだのhuluだのAmazonPrimeVideoだのが猛威を振るいYoutubeまでもオリジナルドラマ作って月額サービスを開始している昨今、Appleも参入してきた感じです。

とりあえず「ザ・モーニングショー」という海外ドラマを推してるみたいなので１話を見てみたわけですが、さすがApple製ドラマ。全員iPhone使っている。そして全員必要以上にスマホで電話する。

言い忘れたけど１話のネタバレ全開感想文なので注意ね！

ざっくり内容を説明すると、毎朝流れるニュース番組「ザ・モーニングショー」を舞台に話が展開していきます。このモーニングショー、最も勢力のある番組であり１５年続く長寿番組という設定でメインキャスターは男女の二人組が勤めています。

しかし冒頭で男性キャスターのスキャンダルが発覚。婦女暴行だのなんだのを告発され速攻でクビになり、一人残された女性キャスターの苦悩から物語が始まります。

時を同じくしてその裏で、とある地方局の別の女性キャスターの動画がSNSで話題になります。内容は一般市民にカメラマンをド突かれたことで逆上してその場で胸ぐらをつかんで説教するところを偶然録られたものだったわけですが、ここで重要なのが女性キャスターの「個人的な意見で説き伏せる」というところです。

場面は戻ってモーニングショー側はというと、スキャンダル発覚についての謝罪や今後の方針などでてんやわんやに。日本でも画面越しにたまに見かけますよねこういう光景…。一人残された方の女性は１５年続いたキャリアを台無しにされた…と嘆きながらもそこはプロ。個人的な感情を押し殺して「キャスターとしてどうあるべきか」を最優先し、そんなピンチの中的確に仕事をこなしてゆきます。

裏方は裏方でこんな状況下でも視聴率はとらなければならない。どうするべきかと考えていると偶然SNSで例の動画を見かけます。そして速攻で出演オファー。こいつとの共演がなんとも…アツい。

１５年大手で看板背負ってきた人間の「キャスターとして台本に忠実に、個人的な感情はいらない」理論と、地方からのポッと出ではあるもののSNSで急に数字を稼いだ人間の「キャスターとはいえ人間であり、世間が求めるのは本音」理論。

これを初対面の二人の人間が、朝のわずかな時間に、静かにバチバチとぶつけるシーン。番組自体がスキャンダル直後であり、さらにSNSで話題の人が出演という世間も注目するであろうその枠で、現場には当然偉い人も来ている中で、闘うんですよ。言葉で。

最近ド派手なアクション映画とかばかりみていたからこういう演出の仕方もあるのかと痺れました。

しかしやはり金がかかっている作品は完成度が高くていいね…。無料で見れるようなものが溢れかえりすぎているこの時代、対価を払ってコンテンツを買うという事の重要性を再認識するね。

まだ一話の段階なので続きを見るのが楽しみだ…。Apple製品を最近買ったとか買う予定の方は是非TV+加入して観てみるといいよ。