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「『七都市物語』シェアードワールド」(田中芳樹 小川一水 森福都 横山信義 羅門裕人)

2020/08/24 00:00 投稿

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シェアードワールドというとクトゥルフ神話がすぐに思い出されるが、日本国内ではこの種の例は多くないように思う。なろう小説の異世界転生物は大体同じような世界観に立脚しているので、シェアードワールドといえばシェアードワールドか。

田中芳樹は世界観を作りこむタイプの作家なので、その作品をシェアードワールドとして使うに耐えられるのであろうが、一方で物語をしっかりと描く作家であるので、どうしても外伝を競作したように見えてしまうのが、欠点ではないだろうか。複数作家で同一素材を扱うので、それぞれの特徴が際立つというのは良いところとは思うのだが。

やはり、クトゥルフ神話のように起承転結が存在しない世界観こそシェアードワールドに相応しいということを再確認させる作品であったし、野望円舞曲のようにだれか一人に結末まで書いてもらえればよかったのでは。企画的にはグインサーガやペリーローダン形式にしてもいいと思うが。


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