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2013.09.23 映画「エリジウム」を観た ネタバレ注意

2013/09/30 01:40 投稿

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  • ニール・ブロムカンプ
  • マット・デイモン
  • ジョディ・フォスター
 「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督(34歳・若い)の待望の新作である!
 僕らは監督に期待していた――荒いけど刺激的で余韻の残る映画を。
監督らしさはあった。格差、反逆、キチガイ兵器という要素において。しかし本作は展開がハリウッド的ヒーロー物に洗練されてしまった感じがした。
 テーマは良かった。パンフレットでも監督はテーマについて「貧困問題があるのに、富裕層が世界を支配していて解決が進まないことを伝えたかった」と言っている。ファンの期待していたものとずれてはいないと思う。
 しかし、展開ズレていたのではないだろうか。ファンはもっとニッチな展開を求めていたと思う。前作は「利己的な人間が最後に良い奴になる」という逆説的な展開が、今作は「愛の名のもとに自分を犠牲にする」というヒーロー展開になってしまった。
 また、手法も良くなかった。伝えるべきメッセージを、ストーリーではなく回想で観客に言い聞かせるという手法は、うっとおしい感じがした。
 とはいえ世界観や戦闘は楽しめるので、また次回作に期待したい。

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